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ある程度の結果を残しながらも、佐野体制のまさかの、わずか1年での解任から引き継がれたのが、かつてセレッソ大阪を率いてJリーグ王者一歩手前まで詰め寄った実績のある副島(そえじま)監督だった。
だが、これまでの植木体制、佐野体制と継続してきた流れをいったん切るように、まずは守備からしっかり入ろうという戦術が逆にブレーキとなってしまい5連敗とスタートで大きくつまづいてしまう。
その後はポゼッションの原点に立ち戻るなど試行錯誤しながら、シーズン後半はかなりの勢いで挽回したものの、最後は残念ながら追いつけなかった。
そしてショックだったのは、ベテランにしてエースとしてチームを牽引し、サポータ、ファンからの人気でもダントツだったFW高田保則のシーズンオフでの早すぎる解雇。
外部から実績のある監督を呼んだ副島体制の立ち上げから、高田らとの決別など、チーム作りに大きな変化を付けようという気構えだけは感じるものの、むしろこれまで構築してきたものが壊れる、スクラップ&ビルドのスクラップばかりが目についたシーズンだった。
そんな2010シーズンの観戦記などについて、例年どおりここにまとめておきます。
(11.07.28)
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