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ザスパクサツ群馬

2024年6月8日(土)
J2リーグ2024シーズン第19節
ザスパクサツ群馬 VS 栃木SC(アウェイ)
観戦記 1−1

横棒


1勝しかできずに前半最終節、栃木とのダービーを迎える

史上最悪のペースで負け越し大槻監督が解任となり、15節目から武藤新体制に代わっているザスパだが、大槻監督の頃よりもさらに悪い内容で早々に2連敗し、クラブ史上タイ記録の7連敗となった中、アウェイ秋田戦で1点獲られてからようやくチームは急に目覚め、今シーズンはじめて前を向くプレーでアウェイ秋田という難所で秋田を上回るサッカーを展開し、ついに同点に追いつきドローでなんとかクラブ記録を塗り替える8連敗だけは避け、ようやく前を向いたサッカーができはじめた。

清水から再レンタル加入となったFW14川本リヨ効果と言えるもので、続く前節ホーム山形戦でも山形相手に互角以上に渡り合ったが、MF22高橋ユリヤが得たPKをFW8高澤が痛恨のシュートミスで先制を逃し、2試合連続のドローとなり、結局1勝5分12敗で前半戦最終節、栃木とのダービーを迎える。

現状の整理としてJ2の下位チームの順位表は、以下の通りの状況↓ ※( )書きが勝ち点

14位 徳島(22)
15位 山形(21)
16位 熊本(20)
17位 水戸(18)
ーーー残留ラインーーー
18位 鹿児島(15)
19位 栃木(13)
20位 ザスパ(8)

もうすでに18試合が終わり、残りは20試合。
残留の勝ち点ラインとして最低限40は必要という想定もされている中、残り20試合で勝ち点32を稼ぐ必要があり、つまりは9勝5分6敗以上の、プレーオフ圏内、昇格を狙えるくらいの巻き返しが必要となっている状況。

何よりも、とにかく残留争いのライバルがほとんどいないこと・・・
17位だった熊本は、やはり大木監督の手腕の元、水戸との残留争い直接対決を制し、水戸が17位に。
実質、もしザスパが万一残留できるとしたら、この水戸を上回る他ない。
しかし、その勝ち点差は10・・・
通常なら無理な勝ち点差だ。
なのでホームいわき戦で負けた事で、降格は99%決まったと書いたとおりだ。

もはや失うものも無いはずなのに、武藤采配にはまだまだ疑問符な点が多い。
特に前節露呈されたのはキッカー不足。
MF15風間宏希が長期離脱となっている中、FW10佐藤亮までもが離脱しているため、チーム内のキッカー不足は深刻であり、右サイドバックで大卒1年目であるDF29田頭がとりあえず蹴ってはいるが、CKもファーに飛ばない状況。
今メンバーに入っている中ではMF11杉本竜士がまともに蹴られるメンバーではあるが、なぜかスタメンに入れずにベンチからで、前節などは後半30分過ぎからの投入だったため、それまではザスパのセットプレーには全くチャンスを感じることは出来なかった。

今の状態なら杉本竜士をスタメンに戻すべきだし、そしてベンチにはチーム随一のキックの精度を誇るMF41永長鷹虎を入れるべきだと、ずっとこのページで力説しているわけだ。

前節、PKを逸失して初のホーム初勝利を逃したことは大変大きいダメージではあったが、それ以上に重要なのは、そんなPKによる勝ち点ではなく、もっと自分たちの力で複数得点を量産して自ら勝っていくチームではないと、9勝5分6敗のペースなどできるわけがない。

異次元のテクニック、プレーができる、フロンターレの未来の宝である鷹虎の力無くして、奇跡の追い上げなどあり得ない。

鷹虎の力を活かすまでは、私はザスパに対して期待は無い。

そう断言する。




風間宏希、佐藤亮復帰の武藤ザスパ

しばらく戦列を離れていたMF15風間宏希がいきなりスタメン復帰し、またFW10佐藤亮もベンチに戻る。
この2人のキッカーが不在の間、セットプレーを右サイドバックのDF29田頭などが蹴り、CKではファーにも飛ばないと、キックの精度が絶望的だったが、これでしばらくセットプレーは安心して観ていられそう。

また前節好調だった左ストッパーに入っていたDF50菊池健太を1列上げる形で、MF5川上エドを右に持ってくる。

それにしても・・・・MF41永長鷹虎はいよいよ戦力外ってこと???
ホント、あり得ないんだよ、、、人選が・・・
鷹虎抜きでは、ここからの奇跡中の奇跡の残留なんて絶対成し遂げられないと、ここで断言しておく。


8高澤
14川本リヨ
50菊池健太         5川上エドオジョン
6天笠 7和田晶士
15風間宏希

36中塩 2城和 24酒井

21櫛引


ベンチには、FW23平松、FW佐川、FW10佐藤亮、FW7杉本竜士、MF22高橋ユリヤ、DF3大畑、GK42石井僚



19位栃木との直接対決

19位栃木とは裏天王山でもあり、そして北関東のダービーでもある。
この直接対決に負ければ、今シーズンの最下位も決定する試合となる。

注目の選手としては、前橋育英出身のFW32宮崎鴻が前節熊本戦でも得点を決めており、シャドーの元ザスパのFW19大島、そしてチームトップスコアラーである5得点のFW42南野が攻撃の核となり、更に栃木といえば、MF10森俊貴、DF3黒ア、MF6大森らのサイド攻撃の推進力が武器。

さらに最大の注目ポイントとして、ザスパと同じく、北九州の躍進で名を上げた小林伸二監督にバトンタッチしていること。

あの小林伸二がどう栃木を再生するのかは見どころ。


32宮崎鴻
19大島康樹  42南野
7石田凌太朗           10森俊貴
15奥田 24神戸

33ラファエル 2平松 23福島

27丹野

ベンチには、FW29矢野貴章、FW38小堀空、MF18川名、MF6大森、DF41朴有志、DF17藤谷、GK1川田



栃木の南野、大島の2シャドーが強力

開始早々、FW42南野が強引に中央左寄りを突破されシュートを撃たれるも、かろうじてバーの左を外れる。
さすがガンバからレンタルの南野、突破力が半端ない。

それ以降は中盤のつぶし合いが続き、なかなかお互い攻撃の起点を作れない。
ザスパはCKで右の風間宏希、左の菊池健太が並んでどちらが蹴るかわからなくし、その中からショートコーナーを使うというトリックを使うが、あまり効果的なクロスは 入れられず。

13分、左サイドのDF36中塩の縦パス一歩から裏に抜け出したFW8高澤が、相手GKが前に出てきた中で一瞬先に触り決定的なシュートを放つも、惜しくもシュートはゴール右に反れる。
久々スタメンとなったDF36中塩、さすがの左足でのフィードからの縦パスだったし、あそこからDFとGKに挟まれながらの場面でもシュートを放っていく様は、FW8高澤らしかった。

すると栃木にも決定機、17分、FW42南野を起点に右サイドからMF10森俊貴のショートクロスからゴール前でFW18大島がうまく受けて決定的なシュートを撃たれるも、かろうじてGK21櫛引がファインセーブで食い止めると、こぼれ球にFW32宮崎鴻が詰めるも、これもGK21櫛引が身を呈して食い止める。

21分には左サイドから流れるようなパスワークからMF7石田凌太朗にゴール前にパスを送られ、これをニアでFW19大島が受けると、DF24酒井をキックフェイントでかわし決定的なシュートを撃たれるも、DF24酒井、渾身のブロックでCKに逃げる。

かつてザスパでもプレーした大島・・・上手くなったものだ・・・当時ではあんな華麗なフェイントからのシュートなど考えられなかった。

この左CK、グランダーの強いパスを選択するトリックからFW42南野がダイレクトに放っていったシュートはかろうじてゴール左上を外れてくれて助かるが、これは完全にやられていた。

ここまでFW42南野、FW19大島の2シャドーがなかなか強力で何度も決定機を作られてしまっている。



前半終了間際、なんと高澤のPKで先制!!

25分にもMF24神戸にフリーで持たれ前に運ばれてしまい、右のMF10森俊貴に送ると、森から決定的なFW42南野へのパスが送られるも、DF陣渾身のカット。
うーん、自由にやれているな、、、この時間帯、、、

29分にもMF7石田凌太朗にペナルティラインで身体をうまく使われて起点を作られてしまい、FW42南野の決定的なシュートはかろうじてGK21櫛引の正面だったが、こぼれたところをすかさずFW19大島に詰められ、間一髪左サイドにクリアする。

この前半、明らかにホーム栃木にやられまくっているザスパだが、ゼロで抑えているところはさすがダービー。

43分にはゴール前にFW19大島に詰められるも、GK21櫛引とMF5エドがどうにかブロックし、さらにFW32宮崎鴻がボールをキープしバイシクルで送ったボールから詰められるもシュートは左に逸れて助かる。

ザスパはCK以外にほとんどチャンスとなる場面は無かったが、栃木は前半で数多くのチャンスを作り上げ、よくゼロに抑えられているな・・・前半はスコアレスで折り返しか・・・と思われた45分手前だった。

左サイドでDF50菊池健太とFW8高澤が粘って相手からボールを奪うとショートカウンターの形で高澤が一気にペナルティ左に侵入したところに相手DF2平松がスライディングでブロックにいくと、ボールは前に出されたのに足は残り、そこに高澤が転ばされなんとPKの判定!!!
まあ確かにあれはPKだな、、、高澤の攻守の切り替えの速さからの突破もうまかった。

前節はPK失敗が響いてドローに終わってしまった中で、ここは名誉挽回とばかりに当然PKをもらった本人のFW8高澤がPKを蹴りにいく。
前節の悪夢がどうしても頭をよぎるが、左で冷静に右隅に決める!!!


GOOAALLLL!!!!

前節の悪夢を振り払うようなシュートが右に無事決まり、この圧倒的劣勢だった前半のうちに、なんと先制をもらうこととなる。
栃木としてはあれだけゴール前に迫りながら、結局決めきれなかったツケがここで回ってきた。

こうして1点リードで折り返しとなるザスパ。
正直点が入らなかったのも、PKをもらえたのも、この試合の運を感じるが、こうなったら前半戦最後の勝利で今季2勝目を掴むしかない。





後半開始早々だった。
ゴール前に入れらたところで混戦となり、DF24酒井が競った中で転んで残った足が相手MF7石田凌太朗を倒してしまい、なんとPK???
酒井としては倒れただけじゃないか、という、明らかに故意ではなかったものの、PKはPKか・・・
最初ハンドなのかと思ったが、珍しいPKだな・・・

このPK、FW19大島が冷静に右に決め、これで互いにPK同士で1−1の同点となり、試合は振り出しに戻る。


この後、後半も攻撃が形になるのは、前半と変わらずに栃木。
ザスパはやはり左サイドを左サイドバックのDF50菊池健太が今季はじめて挑んでいるわけだが、攻撃の起点となると菊池健太はそこまでの安定感はなく、やはり誰かがボールをキープして大外を回っていくのが得意なタイプであり、そうなるとMF6天笠あたりが左サイドでボールをキープする必要があるが、すぐに栃木に囲まれてしまうため、それが出来ない。
それも小林伸二監督の指示の徹底か・・・



エド、挑発に乗ってしまい一発レッド!!!???

すると11分、右サイドでMF5エドに対してMF7石田凌太朗が背後から倒した形となり、エドが文句を言ったのだろう、それに対して石田が少し手で押す形となると、これに怒ったエドが石田を突き放してしまう。

なんとこの騒動で石田凌太朗にはイエロー、そしてエドには一発レッド???

最初に押したのは石田だろうが!!!!
これには到底納得いかないところだが、エドは自制が欲しかったところだった・・・
挑発に乗ってしまっては。。。

このまさかの1人少ない状況に15分に2人交代、FW8高澤、MF7和田晶士に代えてFW10佐藤亮、DF3大畑を投入し、とにかく右サイドの守備を強化に入る。

17分には右CKを掴むと、風間宏希のキックから跳ね返されたところを後方からDF50菊池健太のシュートは上を越えるも、ザスパとしてはこうしてとにかく守って守って、そしてセットプレーからの点を狙うしかない。

24分には1人少ないはずのザスパが積極的に前に前にボールを運び、DF36中塩やDF2城和もどんどんセカンドを拾いにいき分厚い攻撃をみせる。
1トップとなったFW14川本リヨがうまく縦パスを引き出す裏を狙う動きを見せている。



1人少なくなっても良い攻撃の形を作るザスパ

25分、いい加減そのFW14川本リヨも疲労し、MF15風間宏希と共に交代となり、FW40佐川、MF22高橋ユリヤが投入される。

栃木も2枚代え、DF23福島、MF10森俊貴に代えて、DF17藤谷、FW18川名を投入。
1枚守備を削っても攻撃に移る作戦だろう。

こうなると長身のFW40佐川も入ったので、ザスパとしては佐川を狙ったDF36中塩のロングスローも限られた攻撃の選択肢として入ってくるわけで、ロングスローからの活路を狙う。

すると、そのロングスローで競ったところから得たFKから佐藤亮が鋭いボールを入れていき、ペナルティ右であと一歩で決定的なシュートといったところまで詰め寄る。

さらに29分にはFW40佐川が起点となり、ペナルティ左サイドからFW10佐藤亮が左足で折り返すと、これに詰めたDF50菊池健太がかろうじてシュートを合わせるも、惜しくもバーの左を逸れる。

1人少なくなったことで選択肢がシンプルとなり、前半では見られなかった良い攻撃の形ができている。





対する栃木も31分、右サイドでフリーにさせてしまったFW18川名にシュートを撃たれてしまうも、これはバーの上を外れてくれて助かる。
あれだけフリーならば、まず枠に行かないといけないが・・・
川名のシュートの精度に本当に助けられた。

34分にもFKの流れから左サイドでMF7石田凌太朗の距離がありながら強烈なシュートを浴びるも、GK21櫛引、前にこぼすことなく抑える。

39分もFW18川名が右サイドのスペースを狙ってどんど崩しにくるが、最後のDF17藤谷のシュートは左に逸れてくれる。

栃木は更に選手交代、FW32宮崎鴻に代えてFW29矢野貴章を投入。

矢野貴章が入り攻撃の起点が1枚増えた栃木は、FW42南野、FW18川名らがどんどん仕掛けて1人少ないザスパを揺さぶり、そしてゴール前からシュートを狙ってくるも、ザスパも3バックを中心に最後のところは死守。

43分、ザスパは最後のカードを切り、DF50菊池健太に代えてFW23平松宗を投入。



かろうじて守り切りドロー

そろそろ時間も少なくなり、とにかく失点だけは避けたいザスパ。

栃木は45分、最後の交代、MF7石田凌太朗、FW19大島に代えて、MF6大森、FW38小堀を投入。

アディショナルタイムは4分。

ザスパも決して防戦一方ではなく、縦パスからFW40佐川がしっかりとボールを収め起点となる。

ロスタイム2分、栃木の左サイドから出されたアーリ―クロスにFW38小堀のヘディングシュートは、さすがにもうダメかと思ったが、かろうじてバーの右を逸れてくれる。
枠にいっていれば、あれはダメだったな・・・

そして、相変わらず右サイドから危険な仕掛けを行うFW18川名に苦しめられながら、かろうじて守り切り、タイムアップ!!

こうして後半半ばで1人退場となりながら、かろうじて引き分けに持っていけたのは、今後に活きるであろう試合となった。



栃木にとっては致命的な痛み分けのドロー

エドの安い挑発行為に乗ってしまったのは痛かった。
何かよほどの差別的な発言も相手MF7石田凌太朗からあったのかもしれないが、しかしあれをやってしまっては、やはりやった方が悪いということになる。
どうやら新しい懲罰規定があるようで、1試合出場停止では済まないかもしれないが、まあ反省も含めてしばらく頭を冷やす時間が必要だろう。

それよりこのドローで痛かったのは栃木の方だろう。
1人少なくなったザスパ相手に、むしろ1人有利になってから守備に結束したザスパ相手にチャンスが減った。
おそらくこのまま栃木もザスパと一緒にJ3に行くのだろう・・・
順位もこのままなら、19位栃木、20位ザスパのままシーズン終了を終える可能性が非常に高い。

小林伸二監督に代わって2分2敗というが、北九州の時も残留争いには小林伸二は弱かったので、むしろ来年、J3からJ2に昇格するために小林伸二の力を頼ることになるだろう。


ザスパとしては、1人少なくなった中での、この試合を万一負けたら即降格が確定してしまう試合であった中で、しっかりとシンプルにチャンスも作っていきながら、キッチリと守り切れたことは自信には繋がったことだろう。

これで3試合連続引き分けとなり、どこかで1勝欲しかったが、しかし明らかにチームとしてはまとまりも出てきた。

あとはしっかりと獲れるところで点を獲って勝ち切ることだけ・・・
エドが数試合出られないのなら、ここでMF41永長鷹虎を使わず、いつ使う???

頼みますよ、ほんと。
もう守るものなんて無いと何度も言っている。
あの才能に全てを託すしかない。
選択肢なんて無い事を、もっとチーム全体で、サポ全体で自覚するべきだ。


(24.6.8)





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