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ザスパクサツ群馬

2024年4月27日(土)
J2リーグ2024シーズン第12節
ザスパクサツ群馬 VS V・ファーレン長崎(ホーム)
観戦記 1−2

横棒


監督解任しかない大槻ザスパ

リーグ戦の合間にあったルヴァンカップ2回戦を挟んでの連戦となる大槻ザスパ。

控え陣メインにいった中で、J1柏相手に内容的には互角の展開を見せつけるも、最近の大槻ザスパにありがちな、前半のうちにもったいない失点で自ら試合を不利にさせてしまうという、いつもの展開で1−3の完敗となる。
前半のもったいない2失点さえなければといった内容であり、特に2試合、リーグ戦から離れていた中でスタメン起用となったMF41永長鷹虎の右サイドでのダブルタッチからの突破など異次元のプレーの数々は、本当に陶酔ものだった。

今後ザスパが奇跡の残留を決めるとしたら、やはりこの1人J2レベルではない川崎から借り受けた宝物に賭けるしかない。
連戦だろうがなんだろうが関係ない。
MF41永長鷹虎をスタメンから使っていくべきだ。
まだ若い鷹虎なら、連戦も乗り越えていけるはず。
今シーズン、この若武者がザスパという地方の弱小チームに所属するという奇跡を最大限活かすべきだ。

だが、大槻監督はそうはいかないのだろう。
またいつもの代わり映えしないメンバーに戻し、そして代わり映えしない試合をして、そしていつものとおり、ただただ負けていくのだろう。

ルヴァンでJ1相手にあれだけやった成果を最大限活かすべきであるのに、本当に歯がゆくてならない。

ルヴァンでももったいない失点を早々に献上したように、もはや大槻監督ではズルズルいくだけ。

もっと控え陣を有効活用し、雰囲気を変えていくところから早々に着手しなければ、このまま2017年同様、ダントツ最下位で、残留争いさえさせてもらえないまま、ダントツで降格していくのみ。

監督交代のカウントダウンは着実に近づいていると思われるが、奥野監督の時と同じく、遅かれ早かれならば、決断は早ければ早い方が良いに決まっている。




大槻ザスパ

MF6天笠がルヴァンカップ柏戦で至近距離からのシュートを側頭部に受けて脳震盪での負傷交代となったため、しばらくメンバー入りは難しいだろう。

注目は2試合メンバーから外れていた中で、ルヴァンカップで復活を遂げ、そしてJ1柏に堂々たるプレーを披露したMF41永長鷹虎をきちんとメンバー入りさせるのか、といったところ。

いきなり2試合連続スタメンは無いにしても、永長鷹虎だけはベンチには入れないといけない。

というこおとで鷹虎、やはりベンチ入り。
しばらくリーグ戦を離れていたMF11杉本竜士もベンチ入り、代わりにFW8高澤がベンチ外となるが、それもまたいかがなものか・・・
本来スタメンを張るべきエースだが・・・


23平松
9北川 10佐藤亮
5川上エドオジョン      3大畑
35玉城 22高橋ユリヤ

36中塩 2城和 24酒井

21櫛引


ベンチには、FW40佐川、FW7和田晶士、MF41永長鷹虎、MF17山中、MF11杉本竜士、DF50菊池健太、GK42石井僚


天敵長崎

天敵長崎・・・
現在、7勝3分1敗の自動昇格枠2位に付け、しかも4連勝中
FW11エジカルジュニオが6得点、FW9ファンマデルガドとMF6マテウスジェズスが5得点ずつと、相変わらず強力な外国人助っ人を擁してリーグ随一の攻撃力を誇り、失点数も少ないという、全く今のザスパに勝てる要素が見当たらない。
左ウィングには元々の前橋育英のエースMF33笠原翼もいる。

さて、何点獲られるのか・・・



11エジカルジュニオ
33笠原翼        8増山
6マテウスジェズス 13加藤大
 17秋野

23米田           27モヨ
5田中隼人 25櫛引一紀

31原田

ベンチには、FW9ファンマデルガド、FW7マルコメギリェルメ、MF38松澤海斗、MF37瀬畠、MF19澤田、DF40白井、GK21若原



いきなりのCKからの先制点献上・・・

立ちあがり2分、いきなり速攻から攻め込むザスパ、左サイドからのクロスにFW23平松がゴール前で詰めて入ったかと思ったが、ギリギリGKに食い止められる。
これは惜しかった。
長崎相手に先制を獲れないと厳しくなる。

5分過ぎ、長崎の左サイドからクロスに対してファーでMF5エドがヘディングでGKに返そうとするもヘディングスピードが速すぎてCKとなってしまう。

こういった要らないCKはダメだ・・・と思っていた矢先の右CK、大変良いボールがゴール前に入り、ファーでMF6マテウスのヘディングがあっさりとゴール左に突き刺さる・・・


・・・・・・・・・・・・・・・

いや、だから簡単すぎるっての、最近のザスパの失点は・・・

確かにエドのヘディングミスからのCKだったからだが、それをチーム全体でフォローできないのは大いに問題がある。

しかも、また山口戦と同じようなCKからの失点ですか・・・
ただでさえ天敵長崎相手の、このあまりに早すぎる失点は、既に試合を決定付てしまう・・・


え?もう追加点??

そして10分、長崎の良いサイドチェンジのボールが右サイドに回ると、折り返しのボールを簡単に入れられ、2人を経由、スルーし、大外に上がってきたMF6マテウスがあっさりと詰めてゴール左に2点目・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あの〜・・・
なんですか、これってサッカーですか??
バスケと間違えてません?
攻められて全部得点ってどういうことですか??

なんのために守備時は5−3−3にしているのか・・・
ゴール前で人数は足りているはずなのに守れない。
これではサッカーにならない。
開始10分で試合が決まるって・・・

あとは監督解任を決定づけるために、あと何点決められるかか。



ザスパ、なんと1点返す!!!

そもそも守備のコンセプトが全く分からない。
右アウトサイドに入ったDF3大畑が守備時は5バックとなって下がるわけだが、その大畑がセンターバックの癖か、大外を空かして中に絞ってしまうが、お前が大外を守らずに、誰が守るんだ??という感じ。
あれでは守れない。

19分、ザスパ久々の攻撃、右サイドからのクロスがブロックされ、後ろにこぼれたところにMF5エドが詰めるが、惜しくもシュートはバーの上にふかす。

長崎は早々に2点獲れてしまったので、もはや無理に攻めずにパワーダウンといったところ。

かといってザスパも前からガツガツいくわけでもなく、なんとなく過ぎる時間が続く。

すると28分、そのペースダウンの長崎の隙を突き、前線に入ったボールからFW23平松がうまく身体を入れてマークをはがし、GKと1対1気味なったところで左に出すと、香華参加してきたMF22ユリヤが左に出し、そこにファーから入ってきたFW9北川が冷静に切り返してからのシュートがゴール右に突き刺さる!!


GOOAALLLL!!!!


なんと長崎から前半のうちに1点返すとは!!

平松が長所を活かしてうまく身体を入れ替えて、そして相変わらずの絶妙のタイミングのユリヤの攻撃参加、そしてルヴァンカップでみせた好調北川と、まさに3人の特徴が活きた久々の会心の一撃となった。

これで天敵長崎相手に、まだちょっとわからなくなった。


前半は1点ビハインドで折り返し

やはり長崎、下手に早々に2点獲ってしまいパワーダウンが失敗だった。

いつもの天敵長崎の迫力が無く、1点返したザスパがグングン押す場面が前半で観られる。

45分に入るところで長崎の速攻、FW11エジカルジュニオがかわしてGKと1対1になりかけるが、MF35玉城が身を呈して食い止める。

そして2分の前半ロスタイムも過ぎ、ザスパは早々に2点獲られながら1点返す展開の1点ビハインドで折り返しとなる。

2点獲られるところまではいつもの天敵長崎との試合だな〜と思ったが、1点返すあたりはいつもの長崎戦とは違う雰囲気を感じる。



後半、交代策が消極的・・・

後半に入っても一度パワーダウンした長崎の勢いは戻らず、ザスパが善戦すると12分、左サイドで形を作ると、中央に渡したところでFW10佐藤亮が得意のカットインから左足を振り抜くと、惜しくも相手にあたりわずかにバーの右を逸れる。

ここまで観てきて思うのは、やはり好調のFW9北川のシャドーが効いているということ。
これまでシャドーに不慣れなFW8高澤であったり、FW7和田晶士もあまり存在感を示せていなかったが、北川は左サイドのエドとの連携など、良い形をつくることが多く、長崎DF陣も手を焼く。

18分、流れの悪い長崎は2枚代え、FW11エジカルジュニオ、DF27モヨに代えて、FW9ファンマデルガド、FWds7マルコメギリェルメを入れて、再度押し返しにいく。

19分、左サイドから攻撃を作ったところでMF5エドが素晴らしいダイクレトパスを中央に入れ、MF35玉城を経由してFW10佐藤亮のシュートは決定的だったが、惜しくもヒットしきれずGKに収まる。

24分、大槻監督はFW23平松に代えてFW40佐川を入れるが、1枚じゃないだろう・・・

確かにエド、佐藤亮、北川と悪くは無いが、時間を考えるとせっかく揃えているベンチのアタッカー陣を活かすべきだ。




ダメだ、交代が消極的過ぎる。

25分、FW9北川がボールを奪い速攻から右サイドクロスを入れにいくが、おしくもブロックされる。
北川が再度良い形で上がっていたので本当に惜しかった。

28分、左サイドでMF5エドがダイレクトパスでFW9北川に渡し、北川の右サイドに回し、佐藤亮のクロスからゴール前でFW40佐川が突っ込むも、おしくもチャージをとられる。

29分、長崎はさらに2人交代、MF6マテウス、MF33笠柳に代えて、MF19澤田、MF38松澤を投入。

30分、長崎に左サイドから入り込まれ、ゴール前で詰められるも、間一髪守備陣で食い止める。

39分、左サイドMF5エドから出たボールにFW40佐川が受けて折り返すも、惜しくもブロックされてCKに。

ここで2回目の交代も、なんとMF5エドに代えてMF17山中のみ??

なんで鷹虎入れないんだよ、大槻監督???

ダメだ、采配が消極的すぎる・・・
この時間帯に2枚だけの交代って、、、



交代3枚だけ・・・いい加減にしてください

41分、左サイドからのFK、FW10佐藤亮からの良いボールが入り、一度跳ね返されたところでMF17山中がミドルを狙うも、おしくもブロックされる。

43分、FW40佐川がボールを奪われてからカウンターを喰らい、MF38松澤が単身突破していき、ペナルティ右でのシュートはかろうじてGK櫛引が食い止める。

試合は5分のアディショナルタイムへ入ったところで右CK、ゴール前に入ったボールからDF2城和が押し込んだシュートは惜しくも右の枠をやや外れる。

長崎はDF25櫛引に代えて、DF40白井に代え、ザスパはFW10佐藤亮に代えてMF11杉本竜士を入れるも・・・おいおい3枚だけしか交代させないのかよ。。。

佐藤亮下げるなら、キッカーとしてもMF41鷹虎が必要では??

そして、そのまま特にチャンスも無く試合は1−2で負け。

なんなんですかね、この何もない敗戦って・・・

相手長崎のパワーダウンで試合にはなったが、それにしても交代も消極的で何もないままの敗戦。

まさに大槻監督の限界が来ていると強く感じる。


問題はフロント、ザスパ陣営の闇

すでに上毛新聞の速報にも載ったことだが、この試合の後、サポータはフロント、社長や強化部長らの説明を求めたが、何時間たっても出て来ないという事態となった。

そもそも水戸戦での情けないスコアレスドローの頃から、長崎戦までに結果が出なければ長崎戦の結果がどうあれ、説明、対話の場が開かれるはずだったのに、その約束が反故された形となったわけだ。

これにはサポも激怒し、選手バスを取り囲み出せなくし、その選手と監督はタクシーで別途帰るということになった。

え・・・監督が帰るって????

そしてその後、社長、強化部長との対面を求めたサポはあらゆる入り口を固めたが、結局社長は完全に逃げる形でスタジアムを脱出しており、対面の話し合いは30日に別途会場で行うこととなった。

その間、試合が16時に終わってから事態が収束するまで21時、5時間にも及ぶ紛糾となり、2017シーズンよりも荒れる事態となった。

そりゃそうだ、社長が約束を破り、そしてなんと脱出、逃げたわけだ。

信じられないのは、こういった事態に陥るのはわかりきっていたはずなのに、何の準備も回答も用意していなかったということ。

赤堀社長はあくまでカインズから出向されただけで、とにかく5月の練習場とクラブハウスのザスパークを無事に開業させることだけが至上命題なのだろうし、試合のことなんて全く気にもしてないし、そもそもなんで社長が説明しないといけないんだと、そんな覚悟をもってこんな地方クラブの社長に就任したわけではない、といった完全に別の話として片づけたいのだろう。

・・・こんなクラブをなぜ応援しなければいけないのか・・・
成績如何ではなく、そもそも3期連続赤字と発表され、このままではJ3で叩かせてもらうようりも早くチーム消滅、破産宣告すらありえることとなっている。

いっそのこと、チームごと無くなり、そのうち群馬に新たなプロチームを作ってくれればとも思うところまで自分は来ている。


さて、次の藤枝戦、残留争いのシックスポイントゲームとなり、これで藤枝が勝ったら残留争いから一歩遠ざかることとなり、ザスパの降格はますます確定的となる。

今のあっさり失点するザスパに、とてもこの先未来があるとは思えない。





(24.4.27)





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