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ザスパクサツ群馬

2024年4月14日(日)
J2リーグ2024シーズン第10節
ザスパクサツ群馬 VS レノファ山口(アウェイ)
観戦記 0−4

横棒


相当危機的な状況の大槻ザスパ

9節終わった時点で1勝3分5敗。
38試合に減ったJ2で、既に1/4を回るところで、まだ4月、シーズン始まったばかり、なんてアホな事を言っている場合ではない。
相当危機的な状況と言える。

特に前節、水戸とのホーム戦では最悪の凡戦を演じ、まさに18位と19位の戦い、どちらもこのままでは降格しかないグダグダの内容で、決して堅守同士ではなく、貧打線でのスコアレスドローとなったことは、本当にショッキングな出来事だった。

あの水戸にホームで勝てなければ、いつ、どこに勝つというのだろうか・・・

9戦やって、未だに勝利は不調に陥っていた徳島との裏天王山だけ制しただけで、ホーム戦ではまだ一度の勝利もしていない。

当然試合後はゴール裏もブーイングとはなったものの、この状態にあっても最後は選手を拍手で送り出すだけのコアサポの危機意識の無さも深刻だ。

なぜ、これだけの状態の中で、居残り残業して、監督なり社長、強化部長を引っ張り出すまで粘らないのか。

コアサポがこんな状況であるから、大槻監督のコメントからも、結局は何も変えない、メンタルが少し変わるだけだと、何も今のやり方に疑問を持たない、あの悪夢の2017,森下監督の、いつまでもブレない、やり続けると言い続けて、結局はダントツの最下位でJ3に降格した時と酷似している。
あの時も、FWには高井和馬やカンスイルというエースが2人おり、そして福岡で実績を上げ、今シーズンからは名古屋に引き抜かれた山岸祐也という第三のエースもいながら、その山岸をいつまでもボランチで起用し続けたことでチームはボロボロとなった。

最近のザスパは、昨年からの最悪な戦術であったニセサイドバック可変システムが、DF29田頭が入ったことでようやくバランスを取り戻し、そしてFW23平松がシャドーを務めていた頃より、平松が1トップに専念するようになったことでチームの形はマシにはなってきたものの、しかいFW8高澤優也がシャドーに入ることになり、高澤の良さが活きなくなっているというジレンマが生じている。

そして前節まざまざと大槻采配の限界を証明したのが、チーム一番の切り札であるはずのMF41永長鷹虎がいながら、2回目の交代がボランチ同士の1枚だけの交代であり、またしても後半の貴重な15分、20分間という時間をただただ無駄に使い、鷹虎のプレー時間はまたしても10分未満となったこと。

どう考えても、3回目の交代は1枚だけの残しにし、あの勝つしか無かったホーム戦の重要性を考えれば、間違ってもスコアレスドローなんて狙わずに、切り札をしっかりと2回目の交代のタイミングで使うべきだった。

この2回目のボランチ1枚だけの交代から見えてくるもの、それが大槻采配の限界であり、どうしても攻撃より守備に、守りに比重がいきすぎている証拠ということだ。

結果として、あの凡戦の内容、そして9節も終えた時点での、1勝3分5敗という最悪の戦績。

このままでは確実に堕ちる。

ルヴァンカップの時のように、思い切って永長鷹虎をスタメンで使うくらいの方針変更が無い限り、結局は少しはマシになってきた程度止まりになってしまうということだ。



鷹虎、風間宏希がメンバー外・・・の大槻ザスパ

ザスパは唯一の希望、MF41永長鷹虎がなんとメンバー外・・・

うーん、戦術上か怪我か・・・とにかく、これでこの試合、もはや希望もなにもない・・・

またMF15風間宏希もメンバー外となり、これは本当に怪我かなとも思われ、MF22高橋ユリヤとMF6天笠の若きレフティーボランチコンビの出来にこの試合の全てがかかる。

また、しばらくメンバー外だったGK21櫛引がベンチに復帰となる。



23平松
7和田晶士
5川上エドオジョン  10佐藤亮
6天笠 22高橋ユリヤ

36中塩            29田頭
2城和 24酒井

42石井僚


ベンチには、FW40佐川、FW9北川、FW9高澤、MF17山中、DF22高橋ユリヤ、DF35玉城、DF3大畑、GK21櫛引




若月大和、加藤潤也、田中稔也、沼田圭悟ら擁する”ネオ群馬”山口

山口というと、湘南から桐生一、そしてみどり市出身のスピードスター・FW9若月大和を補強し、そして元ザスパのFW7加藤潤也、MF11田中稔也もいるし、高崎出身のDF沼田圭悟もいるという、ネオ群馬状態。

その他では鹿児島からFW山本駿亮、八戸からMF相田勇樹、高知からDF今井などを獲得し、そして今年から着任の志垣監督はFC大阪からDF板倉洸(たける)を一緒に連れてきた。

昨年は20位とギリギリ残留した山口だが、志垣監督に代わってチームも変わったか、ここまで3勝3分3敗と善戦している。

そして何よりも、このアウェイ山口の維新劇場ではザスパは圧倒的に弱く、勝ったのは天皇杯で1勝したのみ、リーグ戦では1分しただけで、残りは5敗しているという鬼門。

正直、今の大槻ザスパでは勝てる要素が見当たらないが・・・さてどうなるか。



24梅木翼
9若月大和
20河野    68野寄
 18相田勇樹 10池上丈二

48新保         15前貴之
6キムボムヨン 3ヘナン

21関憲太郎

ベンチには、FW94シルビオジュニオール、FW19山本駿亮、MF55五十嵐太陽、MF28小林成豪、MF16吉岡、DF13板倉洸、GK1チェヒョンチャン



いきなり自滅のCKからの失点

開始4分、山口に右CKとなり、ニアでFW10佐藤亮がヘディングでブロックにいくが後ろに反る形となり、ファーでDF29田頭が頭でクリアにいくが当たり損ねポストに当たり、MF20河野が詰めてゴールに・・・


・・・・・・・・・・・・・!!!!??????・・・・・・・・・


え・・・??
もう失点??

なんであのニアのところで後ろに逸らした??
あれだったら当てない方が良かった。
当たる時にわかるはずだ。

そもそもゾーンディフェンスのザスパとしては一番ニアの前に佐藤亮を配置しているが、それは相手のショートコーナーなどへのスピードの対応のためのはずで、ヘディングでそこまで頑張る必要は佐藤亮には無いはずだ。

まったく・・・何をやっているんだか・・・

今の負のオーラうずまくザスパだからこその、もはや勝負以前のガッカリな早々の失点となった。

今日何点獲られるのか・・・
そして、やはり維新スタの呪いは、もはやどうにもならないレベルか・・・


前半は1点ビハインドで折り返し・・・

6分、右サイドからDF29田頭が持ち込み、右サイドのFW10佐藤亮が完全にフリーとなっていたが、あえて中央にボールを入れ・・・そして誰もおらず、GK関にあっさり渡すだけだが・・・

なぜサイド一辺倒の攻撃をこれまでしておきながら、いざフリーの時にサイドに出さずに中央で無駄球を撃つのか??
全くもってちぐはぐ・・・

凄い、既に全くこの試合、勝利以前に引き分けにも、点を獲れる気もしない・・・


その後、CKからチャンスとなり、右サイドからFW10佐藤亮の左足からのシュートが放たれるも、相手DFが見事にヘディングでブロック。

40分にFW10佐藤亮が右サイドから中央にしぼりながらシュートチャンスはあったと思うが、左サイドに振り、結局何にもならないが、だったら思い切って左足でシュートを撃って欲しいものだが・・・シュートさえ撃てば、こぼれ球を平松や和田晶士らが狙うことだってできる。

この辺の消極性が今シーズン本当にネックとなっている。

前半終了間際に相手をしつこく手で引っ張ったDF24酒井がイエロー。

こうして前半は特に書く内容もないまま、そのままタイムアップで1点ビハインドでの折り返しとなる。

このままでは同点に追いつける予感も一切無い。

後半、佐川や高澤らとガラッと変えて押し込むしかないが・・・




後半、見事にカウンターから追加点を奪われる

後半、山口は1人選手交代、MF68野寄に代えて、MF16吉岡を入れる。

後半3分、MF22ユリヤのサイドチェンジからMF5エドが縦に攻めてクロスとなったところからFW10佐藤亮もこの左サイドの攻撃に加わり厚みを増して押し込み、ファーでのDF29田頭のシュートは惜しくもGK関が抑えるも、惜しい場面だった、

6分も右サイドでボールを受けて一気に絞り込んだ佐藤亮の左足からのシュートは惜しくもバーのわずか右を外れる。

この後半は良い形での攻撃が出来ている。


だ・・・その良い形のままだった10分、天笠の左サイドのスローインをFW10佐藤亮に狙ったところで後ろに反れてしまって相手に渡してしまい、そこからカウンターを喰らってFW9若月大和が見事に左にパスを送り、そこからフリーで走り込んだMF20河野がダイレクトにシュートを撃ち、あっさりと追加点・・・

・・・・・・・・・・・・


全くもっていらない失点・・・
カウンターの形とはなったが、カウンターでもなんでもなく、ただただ攻撃が手詰まりとなっている中で無理に攻め急いで、結果的に自分のスローインすら相手に渡してしまうという、奪われてはいけないところで奪われての失点。

そもそもの愛媛の左サイドだって、誰か1人くらいケアに回ってもいいのに、肝心な時に視点が一方向となり、河野の姿を誰も追えなくなっている時点で終わっている。
攻撃の時もリスクヘッジは当たり前の事では??



ダメ押し3失点目で全て終わる

この絶望的な追加点を受けてザスパは2人交代、FW23平松、DF29田頭に代えて、FW8高澤、MF17山中が入る。

しかしカウンターのチャンスとなり、右サイドからMF5エドが一気に前に、というところでMF22ユリヤはなぜか後ろに回してしまうといった、2点も先制されて未だに肝心な時のベクトルが前を向けないという負の連鎖。
強引に無理な攻撃をしている時はあれだけ前にしか目が向いていないのに、なぜそれ以外はこんなに後ろ向きなのか・・・

20分、山口は2人目の交代、追加点のアシストとなったFW9若月大和に代えて、FW19山本駿亮が入る。


すると22分、DF2城和のところでクリアにいけず、あっさりとFW24梅木に奪われると、そのまま梅木はドリブルで攻め上がり、DF24酒井のマークもフェイントでかわし、右足からのシュートをゴール左下に見事に流し込む・・・


・・・・・・・・・・・・・・

まあ、3失点目だが、そもそも2失点目の追加点が何よりも痛かった。

最初の失点も自分達のクリアミスからの要らない失点だし、追加点も同じく自分たちから呼び込んでしまい、そして城和のあっさりとしすぎたクリアミス。

これでは勝てもモノも勝てない。
だから城和は1回休ませろって・・・



案の定4失点目を喰らい試合終了

この絶望的なダメ押し点を受けてザスパはさらに2人交代、MF6天笠、FW10佐藤亮に代えて、FW40佐川、FW9北川を投入。

27分、左サイドでFW9北川、MF17山中らが形を作り、ファーの右サイドへ折り返すと、ゴールファー右前でMF5エドがマイナスに折り返し、MF22ユリヤが後方からのダイビングヘッドでシュートを押し込むも、惜しくもGK関に収まる。

これは今日一番のチャンスの場面だった。
そう、これだ。
こういったユリヤのゴール前までの攻撃参加が無ければ、ザスパは生まれ変われない。

だが攻撃するのはザスパだけでなく、山口だってチャンスはあり、29分には右サイドからMF16吉岡のクロスからファーでFW19山本がシュートも、これはGK21石井がファインセーブ。
守護神GK21櫛引が戻ったところで、石井僚としては守護神の座を死守したいところ。

33分、山口はさらに交代、この日2得点のMF20河野に代えてMF55五十嵐太陽を投入。

36分、山口は最後の交代、MF10池上、FW24梅木にかえて、DF13板倉、FW94シルビオジュニオールを投入。

ザスパも最後の交代、FW7和田晶士に代えてMF35玉城を投入。

40分、相手を倒してしまったMF22ユリヤにイエロー。

6分のアディショナルタイムへ入り、右サイドをFW9北川が攻め上がりクロスを上げたところからゴール前でFW40佐川が押し込みにいくもGKとの交錯となってしまい、これにイエローが提示される。


すると右サイドで与えたFKから、ニアで頭で後ろに逸らされ、ファーでシュートにいったところがミスキックとなり、前にいたMF55五十嵐がそのままシュートを押し込むと、これがニア、ゴール左に決まる。


・・・・・・・・・・・・・

これで4失点目となり、そのまま試合は終わることとなる。





しかし、、、なんでこんなに試合前のイメージ通り、何のサプライズもなく、そのまま試合が終わるかね・・・

これだけ期待も何もなく、ただただ鬼門で負けていくだけのチームに何の価値があろうか。

とにかく、堕ちるんですよ、このまま試合を続けているだけでは。

監督の采配も采配だが、それ以上にもっと深刻な闇がクラブを渦巻いている。

フロントでは赤堀社長が本来社長たる役目を果たさず、出向元のカインズの意向ばかりを気にして、クラブに対して何のビジョンも情熱も伝わってこない。

そんな現場ほったらかしの社長に対して、松本強化部長、大槻監督の体制下では、疑惑のパワハラ問題はじめ、スタッフ達に不協和音が生じ、それが選手達にサッカーに集中させることを難しくはしていないか。

あまりにも負のオーラが立ち込め過ぎている。

そんな中、この敗戦の後、はじめて選手と共に大槻監督が、そしてその後に松本強化部長がゴール裏に姿を表した。

特に松本部長とコアで話があり、松本部長からは、わかっている、どうにかするから、といった説明があったが、具体的にどう何をどうするというのか?

あと何試合頑張り、それでもダメなら監督交代もあるといったビジョンが必要だろうし、クラブ全体の危機感の問題だ。

既に10戦を終えた。
1勝3分6敗。
あと28試合しかない。

まさか、躍進した昨シーズンから明らかに戦力が増強し、今年こそは夢のプレーオフをと意気込んだ今シーズン、ここまで本当にヤバくなるとは思わなかった。

既にザスパ含む鹿児島、水戸、藤枝、徳島の5チームがボトム5となっており、そこから上の中位チームとは差がどんどん離されてきており、15位の栃木とは勝ち点6も差が開いてしまっている。

ボトム5ということは、そのうち2チームしか助からない。
チアゴアウベスを補強した徳島や、ザスパが苦手とする藤枝、そして同じ関東ダービーの水戸などを含めた中での、この2/5の席を狙うしかないゼロサムゲームは非常に厳しい。

もはや、そのうち良くなるなんて楽観的なことを誰が言えようか。

負のオーラが原因ということは、多少メンバーを入れ替えようがなんだろうが、もはや変わらない。
もう監督交代しかとりあえずないだろうし、そのタイムリミットはあと数試合といったところだろう。

監督交代して何が変わらるのかというのがあるが、とりあえず雰囲気だけは変えないといけない。

武藤ヘッドコーチの監督代行が現実的だろうが、とにかく雰囲気を変え、そして選手が1人1人伸び伸びプレーできること。

本来、できる選手がこれだけ集まっている。

非常にレギュレーションが厳しくなった今シーズンの残留争い、もはやレッドラインにいることを、まずは自覚するしかない。


とりあえず我々にできることとし、次のホーム戦、長崎戦などもきっと厳しい戦いとなる。

ここでも全く現状が変わらなければ、今度は社長を引っ張り出すまで、ゴール裏は居残り残業をするくらいの姿勢をクラブに見せなければ、何も変わらない。

そして、このザスパに闇を作る黒幕どもを、本気で排除しなければ、ザスパというチームは何も変わらない。


そう、特に新しい練習場の管理業者に入った、あいつだ。
全ての元凶はそこにある。
そこが変わらなければ、何も変わらない。
頼むから、もうザスパに関わらないで欲しい。
純粋に、サッカーを愛する群馬県民が応援できるクラブになって欲しい。




(24.4.14)





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