|
|
悪夢の2017まっしぐらの暗黒の大槻ザスパ
まさに、あの森下監督の暗黒の時代、2017シーズンにまっしぐらだ。
いつまでたっても全く内容も結果も出ない可変システムに陶酔し、一切変えようともしないまま、ブレないままシーズンはもう6節を終え、2分4敗のダントツ最下位。
20チームにチーム数が減り、そして3チームが落ちるという、ナチュラルにサバイバルシーズンの幕開けとなる今シーズンの中で、今のところザスパがダントツ降格候補となっている事実。
さらに、未だに大槻崇拝信者たちはわかっているのだろうか?
20チームにチームが減ったのだから、試合数も4試合減っており、全38節しかない今シーズンのうち、もう1/6が過ぎているということを。
この圧倒的な出遅れ、ダントツの最下位、ここからあと3チームも抜いて上にいかないといけないという、あまりに大きすぎるハンデを認識もせず、たまたま昨年ちょっとうまくいったからと幻想ばかりを抱き、きっとすぐに良くなると根拠もない絵空事をふりまく。
反吐(へど)が出る。
そんな事をのたまいている奴らは、どうせ降格したら一目散に逃げるだけなのだろう。
何の責任も取らずに。
大槻監督の全てを否定する気はない。
守備では4バックでブロックを形成しやすくし、攻撃では3バックに変えて、両サイドを張り出させる作戦は合理的だ。
ただし、なぜか大槻監督の可変システムは、右サイドバックが中央に絞り、慣れないインサイドハーフになり、本来は中央でアクセントを付ける役割を担うべきFW10佐藤亮が無駄に右アウトサイドいっぱいに張り出し、そして何もできなくなっている。
しかし、前節はDF24酒井の欠場により、ここまで右サイドバックに入り、そして攻撃ではFWの位置まで上がりっぱなしで肝心の守備に戻れなくなっていたDF3大畑は本職のセンターバックに入り、DF29田頭が右サイドバックに入ったことで少しはポジション取りがマシになり、そしてGKも守護神櫛引が欠場なり、GK42石井僚に代わったことで、いつもの無茶なGKからのビルドアップではなく、シンプルに縦にボールを入れたことで前半から攻撃にリズムも作れた。
相手の首位岡山が連戦のため2トップを控えに入れ替えた要因も大きいが、結局は右サイドバックなり、無理なビルドアップをやめたりと、当たり前のことを当たり前にやることがどれだけ大事なことかが、よくわかった試合でもあった。
そして首位岡山がオウンゴールで1点プレゼントしてくれたのだから、ホーム3連敗は絶対に避けなければいけなかったというのに、最後の後半35分から守りに入り一切交代策を入れず、そして最後の交代も最大の切り札MF41永長鷹虎をこともあろうに使わず、FW9北川の高さを守備面も考慮して投入し、結局はその守備的な姿勢が仇となってロスタイムに決勝弾を決められてしまった。
とにかく采配が最悪だ。
このままでは堕ちる。
もはや昨年の幻想など打ち捨てるべきだ。
結局はFW28長倉がいたからこそ勝てた大槻ザスパも、長倉がいなくなってからの勝率はわかっているのだろうか?
昨年、最後は3連敗で終わった事実が、そのまま今シーズンにも続いているという事実にいい加減目を向けるべきだ。
破滅の2017の再来は既にハッキリと始まっている。
そして、今のJ3のレベルを考えれば、来年J3に残留することすら難しい。
JFLに堕ちたら、今の脆弱な体制のザスパなど消し飛んでしまうだろう。
本当にザスパを愛する物ならば、今のザスパの置かれている危機的状況をもっと意識するべきだ。
ユリヤ、ついに復活の大槻ザスパ
前節欠場だったDF24酒井と守護神GK21櫛引が果たして怪我なのかインフルによる発熱だったのかがまだ謎だが、この試合はまだ欠場。
スタメン、ベンチ共にほとんど変わらないが、なんとベンチに昨年から大怪我で欠場していたDF22高橋ユリヤが復活!!
ここ数試合の不振ぶりはボランチ陣の守備に重心が乗っていることでの攻撃参加、特にゴール前に顔を出す少なさに由来しているため、得点力のあるボランチとしてユリヤの復活はチームを変えるきっかけとして大いに期待したいところ。
なんといってもMF5川上エドオジョンにとっては一昨年までの古巣対決となる。
23平松
8高澤
5川上エドオジョン 10佐藤亮
15風間宏希 6天笠
36中塩 29田頭
2城和 3大畑
42石井僚
ベンチには、FW7和田晶士、FW40佐川、FW9北川、MF41永長鷹虎、MF17山中、DF22高橋ユリヤ、GK13近藤壱成
裏天王山・徳島との対戦
徳島はここまで1勝1分4敗の19位、つまりザスパとは裏天王山となる。
その徳島は、沼津からFWブラウンノア賢信、鳥栖からMF島川俊郎、山口からDF橋本健人と補強したところがどうフィットしていくかだが、ここまでの不振を重く見たのか、昨年まで岡山でガンバなどでもプレーしていたFWチアゴアウベスを電撃補強。
まだチームに合流して数日ということだが、やはりチームへの起爆剤効果を狙って早々にベンチ入りさせてくる。
8柿谷
10杉本太郎
30坪井 33中野桂太
54永木 20児玉
42橋本健人 18エウシーニョ
5森昂大 3石尾
1スアレス
FW9ブラウンノア、FW7チアゴアウベス、FW17高田颯也、MF27島川、DF4カイケ、DF13西野太陽、GK21田中颯
DF田頭右サイドバックによってFW佐藤亮が自由に動ける
この試合に賭ける思いはひとしおのMF5川上エドオジョンが早速開始2分に左サイドを得意の縦へのスピードで突破し、低いクロスを送る場面を作る。
こういった場面が前半にほとんどみられない最近のザスパだったが、やはりエドのこの試合へのモチベーションが高い。
5分、徳島はMF20児玉の浮き球のパスを裏に入れ、これに走り込んだMF30坪井が足で合わせたシュートはわずかにバーの左だが、危ないところだった。
さらに6分、右サイドからDF18エウシーニョがスピードを持って押し込み、ボランチとのワンツーでペナルティ内に侵入すると、ラストパスのショートクロスにファーから走り込んだMF30坪井のヘディングはまさに決定機だったが、わずかにバーの左で本当に命拾い。
この後はホーム徳島の攻撃にうまく対応するようになり一進一退となる中、特徴的に思ったのは、前節と同様にDF29田頭が右サイドバックに入ることで、もうあの気が狂った可変システムによる、右サイドバックがインサイドハーフとなって中央に入るのではなく、田頭があくまで右アウトサイドを務め、その分、FW10佐藤亮がかなり自由に前線を動き回れるようなり、左サイドにも顔を出すようになることで攻撃に厚みが増している。
それに呼応するようにDF36中塩が左サイドから上がる場面も見られるようになり、DF3大畑が右サイドバックに入っていた可変システムとはまるで違う。
・・・というか・・・はじめからそうしろよ・・・
佐藤亮が中央で自由に動けた方が良いプレーできるなんて、当たり前じゃない・・・
前半はスコアレスで折り返し
30分頃からずっとポゼッションされるようになってしまい、その中での35分、MF33中野の左からのミドルシュートは見事に枠の上を捉えるも、これはGK42石井僚が上にパンチング。
そんな押し込まれる中で気を吐くのはMF5川上エドオジョン、43分にはFW23平松のポストからエドが縦に押し込み、グランダーのクロスをゴール前に送ることでチャンスを作り出す。
この前半はエドの左サイドからの突破だけが可能性を感じる。
前半のアディショナルタイム1分も過ぎ、前半はスコアレスでの折り返しとなる。
まあ、まずまずの前半だったと言える。
かなり危うい徳島の決定的なシーンもあったものの、ザスパは前節の岡山戦と同じく、FW23平松がシャドーではなくしっかりと1トップとして相手ゴール前に入り、左のエドは積極的に攻め、右の佐藤亮は田頭が右サイドにいることで自由に動ける。
結果として全体的にバランス良く攻守が出来ており、それによってMF15風間宏希らボランチ陣もいつになく攻撃にも積極的に絡んでいき、岡山戦同様に良い前半での形を作れていた。
開幕からこうしろよ・・・
ただ単に当たり前のことを当たり前にしているだけで、これだけ内容が良くなるのだから、本当にここまでの5,6試合は無駄だったと残念でしかない。
後半、押し込みはじめるザスパ
後半に入り4分、かなり長い距離を走り合う速攻の応酬となりバタバタする中、徳島はカウンターの速攻からMF30坪井にシュートを撃たれるも、ブロックしてCKに逃げる。
6分には右サイドから展開しMF6天笠の後方からのアーリ―クロスからFW8高澤のヘディングは枠の左を捉えるも、惜しくもGKスアレスにはじかれる。
やはり、こういった距離があってもヘディングで決めに行ける高澤のヘディングの技術の高さはさすが。
8分にもFW23平松のポストから左をMF5川上エドオジョンが縦に突破し、クロスを入れていく。
平松のポストからエドという構図がかなりみられるようになる。
前半は耐えたザスパ、後半はかなり攻勢に出る場面が目立つようになる。
14分、両チーム交代策、徳島は3枚代えFW10杉本太郎、MF33中野、MF20児玉に代えて、FW7チアゴアウベス、FW9ブラウンノア、MF27島川を投入。
チアゴアウベスをこんなに早い時間帯で投入するとは・・・
ザスパは2枚代え、FW23平松、FW10佐藤亮に代えて、FW40佐川、MF41永長鷹虎を投入。
前節、岡山戦では使わなかった永長鷹虎を、もうこの時間帯に使うとは・・・大槻監督、少しは改心したか??いきなりまともな采配となっているが??
チアゴアウベス、移籍後いきなりの得点??・・・は幻に
鷹虎が入ったことで右サイドも活性化したザスパ、18分には後方からMF15風間宏希が、やや風上に立った後半の優位性を活かした意表を突くミドルシュートも放つ。
21分にはアバウトなGKからの縦パスをFW40佐川に当て、落としたボールからMF41鷹虎がマーク2人の間を割って入るドリブルで繋げ、左サイドのエドまでボールが回ると、エドの鋭いクロスが入るが、惜しくもGKスアレスに抑えられる。
23分、徳島が一度押し込んだあとのセカンドを拾ったところで、後方右からのFW7チアゴアウベスの強烈なミドルが放たれ、かろうじてバーの左上を逸れてくれる。
相変わらず強烈なシュートを持っている・・・
26分、左サイドからMF30坪井が一度倒れるも起き上がったところから起点となり、ゴール前で押し込まれたところから、後方でFW7チアゴアウベスがシュートを放ち、これがゴール左に決まってしまう・・・!!!!
・・・と思ったら、なんとチアゴアウベスのシュートのところで前に残っていたFW9ブラウンノアがシュートのスクリーンになったということで、オフサイドの判定!!!???
た、、、助かった、、、
ホントかよ・・・
しかし、あの場面で難なくゴールに沈めるチアゴアウベス、さすがだ・・・
ほんと、判定に助けられた
相手の決定機抑え、エドオジョン渾身の先制ゴール!!!
この幻のゴールの28分、互いに交代、岡山はMF30坪井に代えてFW17高田颯也を投入。
そしてザスパはMF6天笠に代えて、DF22高橋ユリヤを投入!!
ユリヤ、昨年見せた、あのボランチの位置からの相手ゴールを落とし入れるプレーの感覚が戻っているかがポイントとなる。
31分、徳島の左サイドのFK、徳島はトリックを使い、後ろに戻したところからFW7チアゴアウベスの強烈なシュートは、GK42石井僚が渾身のセーブ!!!
そのすぐあと、MF22高橋ユリヤがボールを奪うと、左サイドからFW40佐川がすかさず送った絶妙な縦パスを入れると、ペナルティ手前でボールを受けたMF5川上エドオジョンが、最初はボールコントロールを一瞬とまどったものの、それもフェイントに利用し、相手を翻弄する左へのフェイントから、利き足とは逆の左足で持ち替えた形のシュートが見事にゴール左に決まる!!!
GOOAALLLL!!!!
おおおお!!!!
こんなに綺麗に、この試合の主役、エドが決めるとは!!!!
最初のトラップのところで右からDF29田頭、左からFW8高澤らが追い越していったところで相手DFラインが少し下がったところで、エドのスペースが空き、見事なゴールへと繋がった。
特に右から全速力で攻め上がった田頭に2人ほどマークがつられたため、エドへのマークは実質DF5森だけだったことで、存分にスペースが生まれた。
FW40佐川の得意の左足からの正確な縦パスも素晴らしかった。
まさに古巣相手の恩返し弾とはこのことであり、前半から散々徳島を苦しめてきた効果がこの先制ゴールに表れた。
本当に素晴らしいゴールだった。
徳島としては、チアゴアウベスの決定機2発でゴールを奪えなかったことが響いた。
GK42石井僚も大きな仕事をやってのけた。
今シーズン初のクリーンシートでザスパ初勝利!!!
36分、ザスパは殊勲の先制を決めたMF5川上エドオジョンをお役御免で下げ、MF17山中を投入。
同時にFW8高澤も同じくお役御免でFW7和田晶士を投入。
44分、徳島は最後の交代、FW8柿谷に代えてDF4カイケを投入し、パワープレイにくる。
試合は6分のアディショナルタイムへ。
ザスパとしては、今シーズンまだクリーンシートが無い中、ここはゼロに抑えて今シーズン初勝利が死ぬ気で欲しいところ。
FW40佐川を1人残す5−4−1で守りに入る。
ロスタイム2分、ゴール前で張っていたFW9ブラウンノア、DF2城和のマークを後ろで受けながら、ターンしながらのシュートは危ういところだったがバーの左をやや逸れる。
ロスタイム3分には左サイドFW17高田からのクロスにゴール前でのFW7チアゴアウベスのヘッドもわずかにバーの上。
何度も徳島に押し込まれる中、ロスタイム5分過ぎ、左サイドからのクロスにFW7チアゴアウベスが一瞬フリーでシュートを撃たれてしまうも、これはさすがのチアゴアウベスでも力んだか、バーの上を越す!!!
ここでタイムアップとなり、ザスパはエドオジョンの古巣恩返し弾と、今シーズン初のクリーンシート達成という攻守噛み合った内容で7節目にして今シーズン初勝利を手に入れた。
本来のメンバーは強い・・・当たり前の事を当たり前にさえやってくれれば・・・
この敗戦で徳島は吉田監督の解任が確定的となった。
さすがザスパ・・・相手のホームに乗り込み、解任に追い込む役目は今シーズンも顕在か。
DF24酒井が離脱というアクシデントによってDF29田頭が右サイドバックに入ったことで、全ての元凶だった変則システムが強制終了となり、左サイドではエドが躍動し何度も縦に、相手の裏を狙ったことで前半から攻められるようになり、FW23平松は昨年の長倉が抜けた後の不慣れなシャドー役ではなく1トップでポストプレーに徹することができたことで、エドの突破や中塩の上がり、風間宏希らの攻撃参加も呼び込むことができるようになった。
永長鷹虎を後半15分に速めに入れたことも、攻守においてどれだけ大きかったことか。
普通なら相手のサプライズ起用だったFW7チアゴアウベスのあれだけの活躍を見せつけられては、その勢いに呑まれるところを、鷹虎や佐川が後半からいたことで押し返すことができた。
問題なのは、この勝利の要因の根幹たる部分が、偶然に酒井が離脱したことから間接的にこうなった、というだけのこと。
これを大槻監督が理解していないと、結局酒井らが戻ったところで再び同じ形に戻ってしまう危険性があるということ。
頼みますから、普通のことを普通にやってください。
ただそれだけです・・・
やはり本来の今シーズンのザスパは当然強い。
当たり前の事を当たり前にやれば、当然残留はできる。
このメンバーで降格なんて絶対にあってはいけない。
この先も当たり前の事を当たり前に大槻監督が采配してくれることを切に願う。
とにかく、あのMF5エドのシュート、トラップからフェイントで左に持ち替えてのシュートは本当に素晴らしいものだった。
サッカー選手なら、一度はああいったゴールを現役の間に決めたいと思うことだろう。
あれはエドにとって生涯一のゴールになるかもしれない。
おめでとう、今日の主役、エド選手!!!
あなたのおかげで、真っ暗だったザスパに光が差しました。
(24.3.30)
ネット通販のアマゾン、どうせ買うなら以下↓からクリックして入ってもらえると、サイト運営の貴重な助けになります(本当に^^;)
|
|