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J2リーグ
2024シーズン
ザスパクサツ群馬 の展望、予想順位

横棒


2024シーズンのJ2リーグの展望、ザスパクサツ群馬編

毎年、この時期はJ2全チームのシーズンの予想を一つ一つ書いてきて、一番大変な時期だが、でも敵がいてこそのサッカー、各チームのチェックは非常に重要なので今年もやりきりたいと思います。
(幸い?これまでJ2だけ22チームと多かったですが、今年から20チームなので、若干楽になります(?・・・その代わり降格する確率はほぼ倍増!!))

ということでとりあえずは知り尽くしているザスパの事だけなら真っ先に、そしていとも簡単に書けるので、いつものとおりザスパの今シーズンの予想、展望からまずは軽く書いておきたいと思います。



2023J2・11位 ザスパクサツ群馬
2024予想順位・9位
大槻毅体制3年目


大躍進となった2年目から更に上積み、いよいよ夢のプレーオフ進出なるか??

−主要なOUT選手−

DF19岡本一真(→J2山形)
DF3畑尾大翔(→J3金沢)
DF4川上優樹(→J3富山)
MF8岩上祐三(→J3相模原)
MF6内田達也(→JFL枚方)
MF27奥村晃司(→J3YS横浜)
MF14白石智之(→JFL滋賀)
FW28長倉幹樹(→J1新潟)
 FW39高木彰人(→J3相模原)
FW13武颯(→J3FC大阪)
FW7川本リヨ(→J2清水へ帰還)



−主要なIN選手−

GK13近藤壱成(J2千葉から)
DF3大畑隆也(J3富山から)
DF4船橋勇真(J3長野から)
DF29田頭亮太(東洋大から)
MF35玉城 大志(仙台大から)
MF27藤村怜(J3いわてから)
MF41永長鷹虎(J1川崎からレンタル)
FW19齊藤聖七(J3相模原から)
FW7和田晶士(J3いわてから)
FW40佐川洸介(J2ヴェルディから)
FW8高澤優也(J2町田から)




予想布陣(4−4−2を想定)

高澤、平松、小野関
和田、セナ、北川
杉本、山中、ルナ     亮、永長
ユリヤ 天笠、藤村、玉城
中塩、菊池       エド、船橋、田頭
城和 酒井、大畑、中野

櫛引、近藤、僚、真木

(※風間宏希が負傷中)




堅守を誇った守備陣はじめほぼ主力が残り、そして攻撃陣はガラッと楽しみなメンバーに一新!!

リーグ随一の堅守を武器に終盤まで一度も連敗しない勝負強さを見せつけ、シーズン終盤までプレーオフを争うという、これまで万年残留争いしかしてこなかったザスパが嘘のように大きく躍進となった大槻監督2年目のメンバーは、かなり他のチームから刈り取られるのではと戦々恐々としていたものだが、大槻監督が3年目続投となったことを受けて、大槻さんがいるならと主力が次々とチームに残ることとなり、結果的には本当にレギュラークラスで抜けたのはDF19岡本一真と、あとはFW7川本リヨくらい、といった驚くべきほど選手の流出を最小限に留めた。

それでいて昨年どうしてもアキレス腱だった点がなかなか獲れないFW陣、攻撃陣は一新となる補強を行い、特に2019年に17得点を挙げザスパのJ2復帰の一番の原動力となったエースFW8高澤優也や、昨年は水戸でプレーした川崎フロンターレからレンタル、将来の家長の後継者との呼び声高いMF41永長鷹虎、また即戦力候補としてJ3いわてからFW7和田晶士、J2ヴェルディからFW40佐川洸介、J3相模原からFW19齋藤セナといったどれも活躍が期待できる攻撃陣を分厚く補強し、攻撃陣は相当に一新となりそう。
こうなると、もはや予想順位としても例年挙げていた10位などではなく、昨年の11位から2つ上げて一桁台の9位と予想し、あわよくば夢のプレーオフ圏内もいよいよ狙いたい、期待の持てるシーズンと贔屓目抜きの非常に客観的な視点としても予想せざるを得ない。

ザスパクサツ群馬 大槻毅監督
2023年、ザスパを大いに躍進させた大槻毅監督
大槻監督が3年目の更改となったことを受け、躍進の原動力となった多くの主力がチームに留まることとなった



盤石の守備陣

いつもながら攻守のポジションごとにレギュラー争い等の展望を書いてみる。

まずは主力のほとんどが残った守備陣。
昨シーズンは滅多に崩れることなく、どんな相手であろうとも常に1失点以内の最少失点に抑え、苦しい試合でも引き分けによる勝ち点1をもぎとり、とにかく連敗しないザスパの礎となった。

その守備の中心であったDF3畑尾大翔が抜けるものの、畑尾大翔から実力でレギュラーを奪い取る成長を遂げたDF2城和、そしてシーズンを通してほとんど試合に出場したDF24酒井、DF36中塩の3バックは絶対的なものとなる。
対抗となるのは第一に同等のレギュラー扱いとなるDF22高橋ユリヤだが、昨シーズンはシーズン前半と後半共に怪我に泣き、その影響がどうなったか、そして再びアンカーの位置で使われる公算ではないかということ、もう一人の対抗馬はJ3富山から加入の高山村出身、前橋育英OBの郷土プレーヤー大畑ではあるが、現実的には右サイドバックのポジションでまずはレギュラー争いとなる公算もある。
また、センターバックの控えとしてはベテランにしてチームの顔、MF33細貝萌も十分計算できる。

GK陣は、やはり2年間絶対的守護神であり続けているGK21櫛引は絶対的存在。
昨シーズンは天皇杯で公式戦を飾った高崎出身のGK42石井僚や、ジェフ千葉に大卒で入りながら、わずか1年での異例の移籍となったGK13近藤壱成もいるものの、櫛引の壁は相当に分厚い。

ブロックを形成する上で重要なアンカーについてはボランチでも書くが、本来リーグ屈指のアンカーでありながら昨年は一切使われず夏にレンタル放出されたMF8岩上祐三は抜けたものの、MF6天笠、DF22高橋ユリヤ、MF33細貝萌と、守備には定評のあるアンカーが揃い、大卒加入の大槻チルドレン、MF35玉城も面白い存在で、中盤の守備力は向上している。

昨年から言っているが、とにかく大槻監督の変則3バックの肝は、左サイドバック。
1年目はここにあろうことか、アタッカーの大槻チルドレンMF17山中が入って守備に穴が開いたが、昨年からもう一人の大槻チルドレンDF36中塩が入ったことで、守備時には堅固な3バックを形成することが出来た。
今年は中塩以外に同じくレフティーのDF22高橋ユリヤもいるため、ここの人選で問題が無いのが今年も強みになる。



ボランチの展望、風間不在の間、誰が天笠の相棒に??

既に守備陣のところで少し書いてしまったが、ボランチ陣についてはまずアクシデント無ければ内田達也の6番、かつて櫻田和樹が背負っていたチームのど真ん中の証・6番を受け継いだMF6天笠がまずレギュラー当確だろう。
問題がもう1人のレギュラー、MF15風間宏希が負傷中で、春以降まで復帰はかかる見込みのため、その復帰の間の天笠の相棒が誰になるかというところ。

天笠は変幻自在の狩人の愛称のとおりのアンカーであるため、本来はパスでゲームを作る風間宏希のようなセントラルMFタイプの方が相棒としては適任であろうが、そうなるとJ3いわてから新加入のMF27藤村怜(れん)か、仙台大から新卒加入のMF35玉城かといったところ。
玉城は体格的にもレフティーという特性からも天笠とあまりに被るため、バランスとしてどうかと、本来攻撃的なプレーヤーである藤村が面白い存在ではと思うところだが、しかし玉城は大槻チルドレンでもあるため、ポテンシャル的には開幕スタメンもあり得る。

昨年からの流れなら、再度の大怪我から復帰するDF22高橋ユリヤに期待がかかるところだが、これまた同じレフティーで、守備が本職という、天笠と完全なダブルアンカーとなるため、ゲームメイクという点ではどうかといったところ。

しかし天笠がそもそも高い左足の精度から正確なサイドチェンジも送れるし、それはユリヤも、そして左DFに入るDF36中塩も同じくレフティーで正確なロングフィードが出来、互いにカバーはしあえるかもしれない。

むしろ天笠、ユリヤ共に変幻自在に相手ゴール前まで顔を出し得点を狙えるタイプなので、つるべの動きで交互に攻め上がり、どんどん相手のゴールを狙うことで相当な攻撃の厚みを持たせられることも出来、個人的にはこの2人のボランチを是非観てみたいと願う。

また、守備面のアンカーという点と、ボールキープの確かなテクニックという点では、やはり畑尾、岩上、清水慶記の代わりの唯一ベテランとして、精神的支柱としてチームに残ったMF33細貝萌のプレーはある程度観たいところはファンの気持ちとしてもちろんある。
未だに全く衰えていないはずだが、、、しかしなかなか大槻監督はベテランよりも若手起用を重視するタイプなので、ベテラン勢としては精神的に耐えるしかないところ。
それでもしっかり普段の練習から準備を怠らない姿勢がベテラン勢には最も求められているところでもある。

上記の通り、まずは風間復帰まではユリヤか玉城を試すのでは、と思われるボランチ陣。
藤村怜は本来トップ下でも観たいが・・・




サイドは左の杉本・山中、右のエド、切り札の永長鷹虎・・・いよいよ佐藤亮をトップ下に回すべき!!

さて、次は両サイドの展望となるが、まず昨年のレギュラー、左サイドのMF17山中、右サイドバックのMF5川上エドオジョン智慧の大槻チルドレンコンビは当然軸となってくる。

そして意外にもチームに残留した、絶対的な攻撃の軸、FW10佐藤亮も右サイドハーフの絶対的なレギュラー候補でもある中、ここに川崎フロンターレからレンタルでMF41永長鷹虎が加入した。
川崎の中で将来の家長の後継者と呼び声の高いこのアタッカーは家長と同じレフティーでありながら右ウィングを主戦場とし、そして家長が正確無比な精度でのボールタッチ、パス、クロスで勝負するタイプに対し、永長は変幻自在のドリブルでサイドを突破するタイプという、生粋のサイドアタッカー。
この存在は非常に面白く、そして今シーズン最も私としても注目しているプレーヤーだ。

ここに昨年夏から加入し左サイドのレギュラーとなっているMF11杉本竜士がいる。

山中やエドが杉本竜士の壁を越えて左サイドハーフのレギュラーの座を掴むか、永長鷹虎はスーパーサブとして使われるのかなど注目点はあるが・・・

また左サイドハーフに対して右サイドバックがまた激戦区であり、昨年DF19岡本一真が負傷離脱してからMF5エドがレギュラーとなったところだが、ここに介入してくるのは昨年も特別指定で出場し、岡本一真らの穴をしっかりと埋めた実績のある東洋大卒ルーキーDF29田頭が開幕からレギュラーになってもおかしくなく、更にレギュラー候補がJ3長野から加入のDF5船橋がかなり評価が高く、この本職右サイドバック2人はどちらもレギュラー級だ。

例えばだが、右サイドバックが田頭、船橋を選ぶとすると、エドが右サイドハーフに上がるなり、昨年もあったエドが左サイドハーフに入り、右に山中が入るというパターンもあるし、その右ハーフには永長鷹虎もいるとなれば、FW10佐藤亮をトップ下に入れる策を自分としては是非とも観たい。

また、昨年あまり出番が与えられなかったFW10岩元ルナ、DF50菊池健太の2人にも注目であり、昨年もエドや一真、山中らサイドアタッカー達が次々と負傷で離脱した際は、なぜこのルナや健太をもっと使わないのかと散々このHPで訴えてきた。

特にルナは天皇杯でも結果を出しながら、リーグ戦ではあまり試されもせずに昨年は干された不遇のプレーヤーであり、2年目となる今年はもっとルナの活躍を期待したい。

そう、とにかくサイドの層が厚い、分厚い。
だからこそ、器用な佐藤亮をトップ下に回すべきだと昨年からも散々訴えているとおり。



さらに激戦区・FW陣

サイドからFW10佐藤亮がトップ下に回すとしても・・・さらに激戦区なのがその2トップ、FW陣。
昨年一番課題だったのは、守備陣がどんなに1失点以内に抑えても、とにかく攻撃陣の得点力に難があったため、引き分けはすれど勝ち切れないことでプレーオフ圏内を逃した。
そのため、FW陣はFW23平松、FW9北川以外は一新となり、1トップとしてはまず第一にFW8高澤が4年ぶりにチームに復帰となり、さらにJ1ヴェルディからFW40佐川がレンタルで加入となっている。

高澤は2019シーズン、流経大から新卒で入り、いきなり17得点を叩き出した実績があるものの、その後他チームは怪我にも悩まされ、伸び悩んでいたため、調子を最初から取り戻せていない可能性は高い。
だが、あのポストプレー、高い打点からの決定力、さらに左足からのシュート力と、1トップに求められる能力を全て高い次元でこなすポテンシャルは間違いなくJ1クラスだ。

その高澤以上にチャレンジャーズチームとのプレマッチでハットトリックし、注目急浮上なのが佐川であり、とにかく大きい。
高さも190p近くあり高いが、さらに横にも大きい。
最近にはなかなかいないタイプのパワフルタイプの1トップだ。
試合を観たサポ情報からも、圧倒的なフィジカルを武器に前線でボールを収めるポストプレーにも長け、前述したとおり有り余る層の厚いサイドアタッカーからのクロスをゴール前で決められるなら、ザスパは化ける。
この佐川と高澤を調子によって使い分けることができれば、ザスパのゴール前での決定力は飛躍的に高まる公算が高い。

1トップはこの2人に3年目となるFW23平松を加えた3人と、あと相変わらず扱いが右サイド要員なのか疑問なFW9北川といったところ。
ちなみに、もう北川に右サイドをやらせるのだけは勘弁願いたい。
前述したとおり、これだけの右サイドプレーヤーがいる中で、もはや北川が後半途中からでも右サイドに入るなどあり得ない。


さて、そうなると残りトップ下だが、佐藤亮を回すにしても、その他のレギュラー候補としては、まずJ3いわてから加入のFW7和田晶士が相当に評価が高い。
また、自分としては同じくJ3いわてから一緒に移籍してきたMF27藤村怜が本来はこのトップ下が本職の選手であり、トップ下に入れれば相当に面白いサッカーになるとは思うが・・・まあこの2年間を観る限り、大槻采配だと藤村怜のようなタイプをトップ下に入れる可能性は低いか。

この他、FW30小野関やJ3相模原からレンタル加入のFW19齋藤セナらもまずは切り札要員としてのベンチ入りが想定される。

また、先ほどサイドアタッカーとして紹介したMF41永長鷹虎だが、1トップに佐川か高澤といった存在感のあるFWを置けるなら、トップ下にはこの鷹虎をフリーで置くと新境地も開ける可能性が高いとみる。
あまり真ん中でプレーするタイプではないだろうが、左右の空いている方のサイドに変幻自在にポジションを移しスペースさえ与えれば、相手を混乱に陥れることができるだろう。
そういった柔軟な采配を大槻監督がやってくれればだが・・・

両サイド含め、攻撃陣の組み合わせは無限大だが、今シーズン、大槻監督はどこを軸に考えてくるかは注目だ。




大槻采配の最大の欠点、柔軟さの欠如

総合的に言えば、守備は昨年とほぼ同じメンバー、やり方を踏襲でき、そして昨年の実績の通り、それはある程度今シーズンも機能してくれることだろう。

問題は攻撃陣であり、上記のとおりサイドや2トップのところは無限の可能性があるだけに、果たして大槻監督がどこまで柔軟にやってくれるかに全てがかかっている。

昨年の白石智之や岩元ルナなどの扱いもそうだが、どれほど有望な駒がいようとも、使わなければどうにもならない。

今年で言えば上述しているとおり鷹虎が切り札、ジョーカー的な存在になりえるが、昨年の采配を見る限りは非常に怪しいところがある。

守備はある程度できているだけに、そちらばかり重視し、攻撃陣はなぜか結果を重視せずにシーズン後半は頑なに、愚直に同じメンバー、同じやり方で停滞を生み、そしてプレーオフ圏内からあれよあれよと落脱し、最後は3連敗で終えたとおり、サッカーにおいて停滞感は致命的な意味を持ち、最後は守備さえ固ければと硬直化し、それがそのまま試合結果にも影響した。

この事実はサポ含め改めて認識しないといけない。
あの3連敗が、既に残留を悠々と決めて、あとは運さえ良ければプレーオフ圏内を狙えれば・・・程度の場面だったから一桁順位を逃した程度のダメージで収まったものの、これが残留争いの最中だったなら致命的であり、さらに言うと現在ザスパは次の開幕戦で勝たない限り、昨年から3連敗中であるということは認識するべきだ。

あんな停滞感を良しとするサッカーなら、今年は逆に残留争いに転落する可能性も高い。


そのためには上述のとおり鷹虎のようなジョーカーを正しく使い、これだけ有望なサイドアタッカーがいるのだから、北川を右サイドになんて回さず、佐藤亮をトップ下に移す程度の起用の柔軟さは絶対あってしかるべき。

どうもザスパっていつも、この膠着した考えがお好きなサポも多く、かつての奥野信者などもそうだが、今現在は大槻信者がサポ内もひしめいているように感じる。
昨シーズンのまとめ、振り返りのページでも述べたが、「大槻さんはよくやっている、これ以上プレーオフ圏内なんてのは求めすぎ」という”したり顔”のアホな意見が幅を利かせているのも事実。

本当にそんなアホな意見が言える人って、サッカーがどれだけの奥深いスポーツなのかわかっているのかなと、いつも不思議に思う。
まあわかっちゃいないんでしょうね、そんなアホな人にサッカーの神髄を理解しろたって。



可能性はシーズンはじめの新布陣にあり

そんな柔軟性が欠如している点が最大の欠点の大槻采配だが、1年目と2年目がなぜあれだけ雲泥の戦績の差があったかといえば、1年目はあろうことかあれだけのアタッカーMF17山中を左サイドバックで、守備の時には3バックの左に置き、そして縦に勝負できないDF25小島雅也を右サイドバックに置くという選手のそれぞれの特性を全く理解しないミスマッチにより残留争いに苦しんだが、そのアキレス腱だったDF25小島が移籍し、左ストッパーに入るべき大槻チルドレンDF36中塩が入ってMF17山中は純粋に左右のサイドでの得意のドリブル突破とクロスに専念できるようになり、右サイドバックにはDF19岡本一真、MF5エドという攻撃に真価を発揮できる若手サイドバックが揃っていたことが大きかった。
また、これまで3年もの間、ボランチとしての特性を無視され続けてきたMF6天笠がようやく本職のボランチの座につき、そして大暴れできたことも大きかった。

この山中や天笠らの起用方法といい、同じメンバーでもガラッとポジションを変えてくる可能性もあり、どう大槻監督が今シーズンの陣容の基本、ベースを定めているかにかかっており、開幕シーズンでだいたいの可能性はわかるのではと思われる。

だから開幕メンバーがものすごく大事ということになる。



J2、J3にも導入されたルヴァンカップ

今年からの注目としては、J1からJ3までが全て20チームずつで揃い、そしてこれまでJ1だけでやっていたルヴァンカップがJ2、J3に門戸が広がったということ。

これまでリーグ戦以外の公式戦は夏前からはじまる天皇杯だけであり、昨年はこの天皇杯が1下位だけで終わってしまったため、控え陣をあまり試すことができず、結果的にリーグ後半戦に天皇杯から発掘の新たな控え陣を見つけられなかったことも失速の要因だった。

それが今年からルヴァンカップもあるため、たとえ両方とも1回目で負けようとも、少なくとも2回は控え陣を試せるということで、特に上記したFW19齋藤セナや虎之介といった若き攻撃陣達にとっては最高のアピールの場ともなる。

ただし、勝ちあがることに平日の連戦が増えるが、だからこそ控え陣で戦えるわけであり、1試合でも多く選手層の底上げ、控え陣の出番のためにも勝ち進み、どんどん新たな戦力の発掘と入れ替えによってチーム内の流動性を高め、1年を通じて持続的な活性化を図りたい。



予想はズバリ一桁順位

そういったことで最終的な予想としては昨年が11位だったため、現実的なところも含め9位と、ここは一桁順位で予想しておきたい。

チームの目標は10以内とのことでほぼ同じだが、昨年が11位だったのに1つだけしか順位を上げて目標を立てないのもいかがなものかと思うところ。

しかし、これまで力説しているとおり、昨年の守備力に攻撃力、決定力がプラスされれば、本気でプレーオフも狙える。

ただし、昨年の戦績については、特に前半部分までうまくいきすぎたところもある。
対戦相手にしても、本来苦手としていた清水などが、一番弱まったところで対戦しアウェイで3−1で勝ったりといった運の良さなどもあった。
その反面、相変わらず山口や熊本、そして魔の長崎といった超鬼門、西側アウェイでは勝てないといった弱点も相変わらず解消されておらず、今年もこの西側アウェイで苦戦するようだと厳しくなる。

結局は1戦1戦戦っていくしかないが、昨年の大槻監督はとにかく連敗しないことに異常なこだわりを見せ、そのためにホーム3連戦を3引き分けで終えてしまうという失態もあった。
あのホーム3引き分けがプレーオフに行けるか行けないかの瀬戸際であったことは明白だ。

本当にプレーオフを狙うのなら、連敗よりも勝利を掴んでいかないといけない。
3引き分けと1勝2敗は勝ち点が同じであるという単純な理屈もある。
しょせん引き分けは引き分けだ。
引き分けは相手にも勝ち点を与えないという利点はあるので、直接対決など対戦相手によっては引き分けも仕方ない部分もあるが、順位も離れている直接関係の無い相手には、多少リスクを背負っても勝ちにいく姿勢がプレーオフ進出のためには求められる。

さて、戦力は十分計算できる陣容が整った。

あとは大槻親分の采配次第だ。



開幕スタメン予想

さて、ここでちょっと気の早い開幕スタメン予想出しておきます。


40佐川
7和田晶士
11杉本竜士    10佐藤亮
33細貝 6天笠
36中塩          5エド
2城和 24酒井

21櫛引


ベンチは、FW23平松、FW8高澤、FW9北川、MF17山中、MF35玉城,DF29田頭、DF3大畑、GK13近藤


DF22高橋ユリヤは怪我からの復帰次第。大丈夫なようなら最低ベンチには入るはず。
MF41永長鷹虎はまだ様子見。
FW19齋藤セナらも同じく。
注目の1トップは、まずは練習試合でハットトリックとインパクトの強い佐川、あとはコンディション次第で高澤や、最初は昨年と同じく平松あたりでくるか。
北川は相変わらず右サイド要員の面もあってベンチには入るのではと。
左サイドもまずは昨年と同じく杉本、山中はスーパーサブとまずは無難に予想。
ボランチのサブは玉城、センターバックのサブは大畑、サイドバックは田頭が昨年の続きから順当か。
ただし、やはりユリヤ次第だ。
ユリヤがベンチ入りできるなら、ボランチ、センターバックを兼ねられる。

また、ユリヤのコンディションと玉城次第だが、開幕はまずは無難にベテラン細貝で来るような感もあるが、意表を突いてMF27藤村怜あたりがサプライズで入ってくるようだと、個人的には面白い。



個人的に観たいメンバー

なお、個人的にはこのメンバーを観たい。

40佐川or8高澤
10佐藤亮
17山中      41永長鷹虎
6天笠 22ユリヤ
36中塩           5エド
2城和 24酒井

21櫛引


やはりFW10佐藤亮をトップ下で観たい。
右に鷹虎が入れば、エドとの最強の右サイドを形成できるのではという期待感がある。
左も、やはり山中の突破からのクロスに期待したい。
ボランチは天笠とユリヤが交互につるべの動きで上がり、相手のゴールをガンガン狙っていって欲しい。

こういったメンバーで戦えれば、絶対強いと思うが・・・

さて、どうなりますかね。
開幕を楽しみに待ちましょう。





ちなみに元Fファンは当然今年もアシストカンパニー(ブロンズ)継続させてもらいます。
宜しくお願いします。




(2024.01.29UP)

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