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J2リーグ
2024シーズン
展望、予想順位(その3)
いわき、愛媛、水戸、山口、栃木、鹿児島編

横棒


2024シーズンのJ2リーグの展望(その3)

例年通りJ2全20チームの予想、展望を順位予想を添えて書いています。
先にJ1への昇格争いと予想する上位陣7チーム、そして2回目はその他中位の、プレーオフも狙えるし、残留争いに巻き込まれる可能性もある7チームをそれぞれ予想したので、最終勝となる3回目の今回は、となる今回はいよいよ残留争い大本命となる下位予想6チーム編です。

昨年までのJ2は22チームで降格は2チームしか無かったところ、今季からはなんと20チームにチーム数が減ったのに、3チームが降格するという、あまりにレギュレーションが激変するシーズンとなります。
単純計算でこれまでは9%のチームが降格したわけで、それでも毎年ザスパは残留争いが厳しかったわけですが、今年からは15%のチームが降格、そして残留争いを繰り広げるチーム数は限られるので、体感としてはほぼ倍の確率でJ3に降格となる、つまり今シーズンからは毎年がサバイバルシーズンとなります。

昨年好調だった大槻ザスパも、このあまりに熾烈となる残留争いに、いつ引きずり込まれるか、シーズン終盤まで戦々恐々となることでしょう。
そんな、地獄のシーズンを迎える下位予想にて、あとは今シーズンを迎えたいと思います。




2023 J2・18位→予想順位 15位
いわきFC
田村雄三体制2年目


田村雄三監督が戻った本来のアンダーアーマーいわきの実力は??


昨年はアンダーアーマーの全面バックアップを受け、J2に昇格早々に旋風を巻き起こすのではと予想したいわきだったが、予想を裏切る不調さで下位に留まったが、その裏には当時まだS級ライセンスを所有できていなかったことで、2017年から2021年のJ3時代まで率いた渋川市出身の湘南OB、田村雄三監督が一度交代するしかなかった事情があったわけだが、昨年途中からS級ライセンスを取得して田村雄三が監督に復帰してからは、本来のいわきの姿が見え始めた。

戦力としてはFW有田稜が山形へ、MF宮本英治が新潟へ、MF岩渕弘人が岡山へ、MF永井颯太が東京Vへ、DF家泉怜依が札幌へ、DF河村匠が東京Vへ移、GK高木和が千葉へと、レギュラー陣の半分以上が抜かれているところは気になるところだが、広島からFW棚田遼、セレッソからMF大迫塁、MF西川潤、FC東京からDF大森理生をそれぞれレンタルで獲得、ジェフからFWブワニカ啓太、山口からDF生駒、FC今治から照山をそれぞれ獲得し、さらに大卒でも5名の新加入しチーム全体としては更に若返ったことで、いわての前から圧を加えていくサッカーに更に磨きがかかるのではとも考えられる。

とりあえず下位予想の中では比較的上の順位でに予想とする。



2023 J3・1位→予想順位 16位
愛媛FC
石丸体制3年目


石丸体制の元、愛媛は生まれ変わったか?


2021年に降格し、2022年から石丸体制となり2年目で、見事にJ3を首位でJ2に昇格となった石丸監督の功績は大きい。
愛媛といえば富山戦でハットトリックを決めたザスパからレンタルされていたFW深堀がいたが、残念ながらJ2に一緒に昇格叶わずいわてに移籍となったが、J2に昇格するにあたりDFパクゴヌ、DFユイェチャン、DFカンソンチャンと一気に韓国から3人を獲得するという独自の補強策に加え、鳥栖からFW藤原悠汰、岐阜からMF窪田稜を獲得、そしてセレッソからMF石渡ネルソン、神戸からDF尾崎を補強。

とりあえず昨年J3での愛媛の戦いぶりは観ていないので予想しきれないが、厳しくなる今シーズンのJ2の中では、まずは残留が第一目標となるであろうと予想する。



2023 J2・17位→予想順位 17位
水戸ホーリーホック
濱崎体制2年目


主力の流出を新卒若手で埋める水戸イズムはどこまでJ2で持ちこたえるか??


FWブワニカ啓太がいわきへ、MF武田英寿が浦和へ、MF25鵜木(うのき)が柏へ、MF小原が広島へ、MF永長鷹虎がザスパへ、MF安永玲央が松本へ、DF成瀬が名古屋へと、それぞれレンタル終わり元チームへ復帰したり移籍と、多くの主力が抜けていき、特にシーズン途中からボランチに入り攻撃の軸となった武田英寿、そして両ウィングを担ったMF小原とMF鵜木と、攻撃の軸が丸ごと失った影響は否めない。

代わって、柏からMF落合陸や名古屋からMF甲田、北九州からMF野瀬、セレッソからMF新井晴樹、鳥取からDF飯泉、いわてからDF田平、そして元ザスパのGK松原修平を札幌から獲得し、さらに10名の大卒、高卒の新卒組を加えたことで、穴を埋めようとするところはさすが水戸。

この主力がいくら抜けようとも、その穴を新卒組の若い力で埋めていくことこそが水戸イズムなわけだが、しかし昨年は秋葉監督が抜けたことからの反動でそれまで中位に食い込んでいた順位が降格の危機レベルまで落ちたことは否めず、濱崎監督がどう若手たちを使いこなせるかの手腕に頼るところが大きい。

正直言って残留争いと予想するしかないが、ザスパとしても昨年、ようやくこの水戸とのアウェイ、ケーズスタで初めてリーグ戦で勝利し、2タテで勝ち点を稼いだわけで、今年もこの北関東のライバルからはしっかりと勝ち点をいただき、夢のプレーオフ進出を掴み取りたいところ。




2023 J2・20位→予想順位 18位
レノファ山口FC
志垣体制1年目


群馬化していく山口、志垣監督の手腕が未知数過ぎる


特筆するべき補強としては、湘南から桐生一出身のFW9若月大和を、金沢から元ザスパの”KJ”MF8加藤潤也と補強したこと。
元々山口には元ザスパのMF11田中稔也もいるし、高崎市出身のDF沼田圭悟もおり、なぜ群馬関係の選手ばかり集まるのか・・・狙っているのか??と思うほど。

その他では鹿児島からFW山本駿亮、八戸からMF相田勇樹、高知からDF今井などを獲得し、そして今年から着任の志垣監督はFC大阪からDF板倉洸(たける)を一緒に連れてきた。(ちなみに名前がよく似ているが、日本代表の板倉滉とは親族関係ではないとのこと。)

MF矢島慎也とMF成岡が揃って清水へ、DF生駒がいわきへ、前橋育英出身のFW皆川佑介が契約終了などの離脱はあるものの、戦力としては増していることは間違いない。

ただ、1年目となる志垣監督はこれまでJ3八戸、FC大阪を1年ずつ率いたのみで、昨年FC大阪をJ3の中で一時は昇格圏内の2位につけるなど勢いを見せたのみで、まだまだその采配は未知数。

昨年は20位とギリギリの残留圏内となったが、今年は少しマシに18位に予想・・・だが、この18位でも今年は降格してしまうというところが凄まじいサバイバルシーズンの幕開けということを感じるし、あとは志垣監督次第か。

それにしてもザスパにとって山口アウェイ維新スタジアムは鬼門中の鬼門であり、これまでリーグ戦では1分5敗となっており、今年こそは山口アウェイでの勝利を手にしたい。




2023 J2・19位→予想順位 19位
栃木SC
田中誠体制1年目


田中誠監督次第だが、苦戦は免れない


FW根本凌が湘南へ、DF安田がFC東京へとそれぞれレンタルバックで戻り、MF西谷が金沢へ移籍と戦力は抜けたものの、FWイスマイラを京都からのレンタルから完全移籍で、絶対的な左サイドのMF30福森を大分からレンタルを完全移籍で、その他昨年は金沢で活躍したFW奥田を獲得、さらにガンバからFW南野遥海、広島からMF土肥航大、ジュビロからGK中島をそれぞれレンタルで補強。

1トップで存在感を放っていたFW根本凌の離脱はデカいが、レンタルで帰っていくのは栃木もいつものこと、問題は監督としては1年目となる新任の田中誠監督の手腕次第か。

長らく古巣ジュビロのトップチームのコーチを勤めており、指導者としての経験値はそこそこあるところだが、いざJ2の監督となるとその采配力は未知数。

とにかく18位以下でJ3で堕ちてしまう今シーズンからは、北関東3チームは気を引き締めて残留争いを常ににらみながらの戦いにならざるを得ないだろう。
果たして3チーム揃って今年も残留できるか・・・正直1チームくらいは降格する可能性が高いと見る。

ザスパとしては先の水戸と同じく、昨年は栃木からも2タテで勝ち点を稼がせていただいた事が躍進に繋がったわけであり、水戸と栃木からはしっかりと勝ち点を稼ぎたいところ。




2023 J3・2位→予想順位 20位
鹿児島ユナイテッドFC
大島康明体制2年目


未知数過ぎる鹿児島、とりあえず残留が第一目標か?


昨年ギリギリの2位でJ2復帰を果たした鹿児島は、昨年途中の夏から監督をバトンタッチされた大島康明監督にJ2の1年を任せることとなった。

J2に上がる際に選手の補強としては岐阜からFWンドカ、清水からDF井林と実績のある選手を獲得し、その他では徳島から前橋育英出身のウィンガーMF外山凌、山形からMF田中渉を、FC東京からMF西堂をそれぞれレンタル獲得しており、特に外山凌が補強できるなんて羨ましい限り。

ただし、FW山本が山口へ、DF薩川が大分へ、MFロメロフランクが滋賀へ移籍など抜けている戦力もおり、そこまで補強となっているかは未知数。

そして大島康明監督の采配がこれまた未知数で、最近は鹿児島の試合を観る機会も無かったため予想がなかなか困難ではあるが、そうなると単純にJ3をギリギリで上がってきた鹿児島はとりあえず降格候補の筆頭として予想するしかない。




以上、残留争い必至となるであろう下位に予想する6チームの予想、展望を書きました。
さて、いよいよ毎年サバイバルシーズンとなるシーズンの幕開けとなります。
20チームに減ったJ2で、3チームが昇格し、3チームが降格するという、熾烈な昇格争いと残留争いの行く末はどうなるか??





(2023.2.19UP)

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