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J2リーグ
2024シーズン
展望、予想順位(その1)
清水、千葉、甲府、山形、長崎、岡山、大分編

横棒


2024シーズンのJ2リーグの展望(その1)

例年通りJ2全20チームの予想、展望を順位予想を添えて書いていきたいと思います。
これ、毎年非常に大変なのですが、今年はJ2も20チームにチーム数が減ったので、多少楽になるかなと(^-^;
多少ですが・・・

まずはJ1への昇格争いと予想する上位陣、プレーオフ圏内6位以内を争うと予想する昇格候補と言える7チームから・・・




2023 J2・4位→予想順位 1位
清水エスパルス
秋葉忠宏体制2年目


惜しくも紙一重で昇格を逃した秋葉エスパルス、今シーズンは順当に上がれるか?


昨シーズンはヴェルディとのプレーオフで惜しくもほぼラストプレーの場面で痛恨のPKを与えてしまい昇格を逃した秋葉エスパルスとしては、何がなんでも昇格を叶えたいシーズンとなる。

戦力としては昨年も12得点と結果を残したFWチアゴサンタナが浦和レッズに、右サイドハーフの位置から8得点と結果を残したMF中山克広が名古屋とJ1に抜かれてしまったものの、チームトップの15点を挙げたカルリーニョスジュニオは残留に成功し、ここには浦和レッズから松崎快が逆に補強され、松崎快は水戸時代に秋葉監督の元で活躍しているため、主力となるだろう。
またザスパからFW川本リヨがレンタルから復帰など、ある程度穴は埋めつつあるが、ここは夏の補強も視野に入っているか。

中盤ではボランチのMF竹内涼、MFホナウドの両ボランチがチームを去り、ここの補強が甲府からMF中村亮太郎や、山口から矢島慎也などは補強しているものの、どう差配してくるか。

DFラインでも守備時の軸・DF鈴木義宜がJ1京都に抜かれ、DF井林章も昇格してきた鹿児島に放出となっているが、これまた水戸時代に秋葉監督の信頼厚かったDF住吉ジェラニや、昨年は甲府のDF蓮川らも補強しており、そんなに崩れないだろうと。

そしてGKでは権田が残留したのが大きく、またしてもリーグ屈指の守備陣は健在の予感がある。

昨年、監督を交代し清水を蘇らせた秋葉監督の手腕が試されるが、清水のクラブ力を考えても、絶対的な昇格候補が薄い今シーズン上がるしかないだろう。




2023 J2・6位→予想順位 2位
ジェフユナイテッド千葉
小林慶行体制2年目


ついに15年ぶりのJ1復帰なるか??


これまで永遠の昇格候補だが、どうしてもプレーオフ圏内すらいけなかったオリジナル10ジェフ千葉だったが、小林慶行監督がコーチから昇格した昨年は、特にシーズン後半に脅威の追い上げを見せ、元々の層の厚さも活かした巧みな采配でプレーオフ圏内に入り、久々にジェフに可能性を感じさせた。

J2に落ちて15年目となるが、昇格のライバルが明らかに減る今シーズンは最大のチャンスであり、昨年同じくJ2に落ちて15年目でついにJ1昇格を果たしたヴェルディの後を追えるか。

戦力としても昨年13得点でブレイクしたFW小森、ジュビロから夏の補強で7得点と活躍のFWドゥドゥ、トップ下に入ってから途端に機能したザスパのMF15風間宏希の弟、MF8風間宏矢、右サイドDF2橋壱晟や、左サイドバックDF67日高大が安定してスタメンに入り、水戸から補強のMF14椿らも切り札として活躍し、ベテランの32歳MF田口泰士、右サイドハーフで活躍したFW7田中和樹も京都からのレンタルから完全獲得し、そして前橋育英を全国制覇に導いた、あのDF36松田陸もいるし、ヴェルディに移籍したMF見木以外はほとんど主力が残った。

さらに金沢からFW林誠道、藤枝の司令塔MF横山、そして大宮にレンタルしていたDF19岡庭も復帰と、戦力はどんどん充実するばかり。

最後に何気に大きいのは、つい2、3年前まではなぜかジェフにとってザスパが天敵で相性がすこぶる悪く、せいぜい1分1敗と勝ち点1を獲得するのに精いっぱいだったが、ここ2年ほどはもう苦手意識もなく、普通に1勝1敗、五分以上の対戦成績となっており、ザスパが昇格の足かせともならないっ状況にあるのは大きいことと言える。
やはり予想としては昇格候補筆頭の2位以内となる。



2023 J2・8位→予想順位 3位
ヴァンフォーレ甲府
篠田義之体制2年目


地元出身篠田監督に導かれ、J1復帰を狙う

ACLとの2足のわらじとなった昨シーズン、相当に甲府は海外アウェイでの連戦で厳しくなるのではと予想していたが、そこを巧みな采配で逆に力に変え躍進させたのが地元甲府出身の篠田監督だった。

唯一不安要素というと、昨年活躍したMF長谷川元希がJ1新潟へ移籍、MF松本凪生やDF松田陸、DF神谷、DF蓮川らがレンタル終了、DF井上詩音がJ1名古屋へ、日本代表にも選ばれたDF三浦颯太がJ1川崎へと数多くの主力が抜けたことだが、京都からMF三沢直人、マリノスからMF木村をレンタル、DF飯田を京都からレンタル、長崎からDF今津とある程度穴を埋める補強を行いつつ、ジュビロからFWファビアンゴンザレス、FC東京からMFアダイウトン、清水からMFヘナト、金沢からDF孫大河ら大量の外国人助っ人を補強し、勝算はあるものと考えられる。

あとは篠田監督の采配次第だろうが、甲府は必ず昇格争いに絡むと予想する。



2023 J2・5位→予想順位 4位
モンテディオ山形
渡邉晋体制2年目


渡辺晋采配で山形を久々のJ1に戻すか?


クラモフスキー監督が成績不振で4月早々に解任となり、渡邉体制に変わってから上位陣を猛追し、プレーオフ圏内まで食い込ませた功績を買われ、渡邉体制2年目となる。
山口の監督をやっていた時はやや戦績的にも苦戦したものの、やはり仙台を長らくJ1の中位に持っていった手腕は本物だったということだろう。
山形といえばザスパから期待の新星・右サイドバック岡本一真が移籍となり、間違いなくこれは大きな補強となる。
他にもライバル仙台からMF氣田、MF加藤千尋、甲府からMF松本凪生とガンバからMF杉山直宏をレンタルで、その他、横浜FCからMF坂本亘基、大宮からDF西村、徳島からDF安部、いわきからFW有田稜をそれぞれ補強し、J1鳥栖へレンタルだったDF坂本が復帰となっている。

その代わり、FW宮城天はレンタルから川崎に帰り、山形といえばの大黒柱だったMF藤田息吹は岡山へ、MF小野雅史がJ1名古屋、DF野田裕喜がJ1柏に抜かれ、チアゴアウベスらに代わる助っ人外人もまだ見通しが通っていないが、まあプラマイで戦力ダウンという程はないと見る。
攻撃陣の戦力の離脱が目立つが、おそらくブラジル人助っ人の補強はそのうちあるとも思え、やはり結局は渡辺晋監督の手腕次第かとも思える。

岡本一真が移籍したからには、是非とも山形に今年こそJ1に久々の復帰を果たしてもらいたいと個人的にも思う。










2023 J2・7位→予想順位 5位
V・ファーレン長崎
下平隆宏体制1年目


カリーレ監督騒動はあったものの、大分から下平監督を招聘できたことは怪我の功名か?


とにかく長崎の最大の問題点はフロントの体質。2022年の松田監督の謎の突然の解雇のように、少しうまくいかないと思ったらすぐに監督を交代させる統一性の無さは昨年も変わらず、昨年もカリーレ監督に交代し、そして相変わらずジャパネットマネーからブラジル助っ人を大量に雇ってその助っ人達に頼るという安易なチーム作りは長崎に何ももたらしていない。

そのカリーレ監督に今年も2年目の契約更新としたはずだったのに、カリーレ監督自身はブラジルのチームでブラジルに帰りたいという契約反故問題となり、その問題がまだしばらく続きそうなので、昨年まで大分の監督だった下平隆宏をヘッドコーチに招聘し、暫定指揮となる。

おいおいちょっと待てよと。下平監督といえば、昨年ザスパのホーム戦にて、野村や中川を2トップに起用したゼロトップ作戦でザスパを圧倒したところから、とんでもない策士がいるものだと舌を巻いた名将であり、その下平さんを暫定とは随分と失礼な話では??と思うところ。
そんなカリーレなどどうでもいいから、とにかく下平さんに全権預けるべきだが、しかしそこは暗黒のフロント長崎。
ちょっとうまくいかないと、早々にまたしてもクビを切ってしまうのではとも予想されるが、今のところ下平暫定監督の手腕は評価できるし、かえって怪我の功名では??と思われ、プレーオフ圏内に予想。




2023 J2・10位→予想順位 6位
ファジアーノ岡山
木山隆之体制3年目


続投の木山監督、そして大量補強で層の厚さは過去最高でいよいよ悲願のJ1昇格も??


昨年の19引き分けという、シーズンのほぼ半分が引き分けになってしまったというダントツの勝ち切れなさでプレーオフ圏内を逃した岡山は木山監督に3年目を託すことなる。
何度もプレーオフを戦っている岡山としては、そろそろいい加減J1に上がりたいというところであり、そして今シーズンは絶対的な昇格候補が少ないチャンスのシーズンでもある。

実際、ほとんど主力が残りつつ、秋田からFW齋藤恵太、清水からMF竹内涼、山形からMF藤田息吹、いわきからMF岩淵、琉球からDF柳貴博、新潟からDF田上らをそれぞれ補強しつつ、MF末吉塁、MF井川、そして前橋育英を優勝に導いたキャプテンMF田部井涼らをレンタルから完全獲得と盤石の体制を築いている。

ちなみに書いていて気づいたが、キャプテンである元栃木のDF柳育崇(やすたか)も継続して在籍しているため、今シーズンはヤスタカ、タカヒロの2人の柳がセンターバックで並び立つ可能性が高い。
どちらも身長も180センチ後半と似ており、これはややこしくなりそうだ・・・

その他、元ザスパのMF高木友也もいるし、元湘南のMF高橋諒もいるし、前線FWにはシャビエル、グレイソン、ルカオとブラジルトリオも揃い、戦力は盤石、あとは木山采配次第で悲願のJ1昇格の勝負の年となる。



2023 J2・9位→予想順位 7位
大分トリニータ
片野坂体制1年目


レジェンド片野坂監督が帰ってきた大分は復活なるか?・・・ただ戦力は明らかにダウン


2021年まで5年間大分を率いた片野坂監督が帰ってくることとなった。だが、長崎のところで書いたとおり、自分は下平監督の手腕を買っているので、果たしてこれがどれだけ大分にプラスになるかと思ったが・・・しかし片野坂監督時代の大分といえば、あの衝撃のJ1から一気にJ3まで急降下で降格した2016年に就任後1年でJ2に復帰させ、そして2017、2018の2年間でまたしてもJ1に大分を昇格させると、J1で3年間の残留に成功するという輝かしい実績を誇る。
大分にとって片野坂監督は伝説的な存在だろう。
そのレジェンドに率いられる今シーズンはプレーオフ圏内は捉えることができるかがまず注目される。

不安要素といえば、戦力の補強がどうも今一つに思われ、エースFW藤本一輝がJ1に昇格した町田に獲られ、MF高畑も同様にJ1昇格のジュビロへ、DF坂もJ1ガンバへ、DF上夷(うええびす)もJ1鳥栖へ抜かれ、かろうじて絶対的な1トップのFW長沢駿を再契約、FW鮎川を広島からのレンタル延長などで繋ぎとめるなど、薄氷の補強に感じるところ。

特にザスパ戦でも恐怖の左ウィングだった藤本が抜けるのは相当痛いと思われるし、明らかに層が薄くなった戦力を、どうレジェンド片野坂監督が立て直すかが見どころとなる。
本来プレーオフ圏内に予想するつもりだったが、あまりに主力が抜けているのでギリギリプレーオフ圏外とした。




以上、昇格を争う軸になるであろうプレーオフ圏内予想となる6チームの予想、展望を書きました。
次は同じくプレーオフ圏内を狙う中位予想となるチーム達について・・・






(2023.2.9UP)

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