TOPへ戻る>>ザスパクサツ群馬のページへ




ザスパクサツ群馬

2023年11月5日(日)
J2リーグ2023シーズン第41節
ザスパクサツ群馬 VS ジェフユナイテッド千葉(ホーム)
観戦記 1−2

横棒


プレーオフが無くなろうとも・・・今シーズンを無駄にしたくはない

前節、8位の山形との直接対決で敗戦となってしまった大槻ザスパは、これまで繋ぎとめてきたプレーオフの夢が、ほぼ潰えてしまった。
あの敗戦により勝ち点57のまま11位となり、6位甲府とは勝ち点4離れ、さらに同じく7位山形とも勝ち点4離れ、残り2試合。

甲府か山形のどちらかが残り2試合で1勝でもすると夢は潰えることとなるわけであり、2チームが2引き分けとして、よほどザスパが大量得点で2連勝する他なく、かなりの他力本願ということになり、正直確率は1%も残っていない。

だが、たとえ夢のプレーオフに届かなかろうとも、今シーズン、ここまでプレーオフまで惜しいところまで戦えた事は証明しなければならず、そのためには一桁順位で追えることだろう。

かつてJ2でもチーム数が少なかった時代、副島監督の時に一度だけ9位の最高順位を成し遂げたが、今の22チームで9位以内という戦績は6位まで肉薄できた証拠となる。
それは来年以降にも繋がる大いなる実績となる。

プレーオフの確率云々ではなく、今シーズン戦った証として、そしてこのホーム最終戦は非常に重要な試合となる。

勝ってホーム最終の締めくくりを県内に示すことが、来年のスポンサーやファン、サポの獲得にどれだけ重要なことか。

大槻ザスパの集大成となるホーム最終戦となる。




大槻ザスパ

MF14白石智之に続き、MF5川上エドオジョンも怪我で戦線離脱となり、代わりにMF17山中が復帰してきたものの、まだ前節のプレーを観る限り、仮運転といったところであり、サイドアタッカーがあまりに離脱している中でどう戦えるかがまず注目となる。



7川本リヨ
23平松
47杉本竜士       10佐藤亮
15風間宏希 38天笠

36中塩            19岡本一真
2城和 24酒井

21櫛引


ベンチには、FW9北川、FW13武颯、FW39高木彰人、MF17山中、MF6内田達也、DF50菊池健太、DF3畑尾、GK42石井僚




かつてのお得意様ジェフ千葉

ジェフ千葉といえば、つい一昨年くらいまでは負ける気がしないほど相性が良かったが、昨年くらいからそのジンクスが破れ、結局トータルで最近は五分の戦績となってきており、そして怒涛の連勝で一気に5位のプレーオフ圏内をガッチリキープしているジェフは強敵であることは間違いないが、とにかくホーム最終、相手が誰であろうと勝つしかない。

注目としてはMF8風間宏矢と、ザスパのMF15風間宏希の兄弟対決か。




41小森
8風間宏矢
77ドゥドゥ     16田中和樹
15見木 4田口泰士

67日高           2橋壱晟
22佐々木翔悟 13鈴木大

23鈴木悠



ベンチには、FW9呉屋、MF65西堂、MF5小林祐介、MF17福満、MF14椿、DF40メンデス、GK1新井章太





やはり押し込まれるザスパ

開始4分、DF24酒井がオープンスペースから持ち上がったところを故意に倒されるも・・・え??イエローが出ないのか??
今日の主審は以前にもやらかしている川俣主審。
今日もジャッジは荒れ気味か・・・

6分、ザスパに最初のチャンス、左CKからファーでFW7川本リヨのヘディングがドンピシャで入るが、惜しくもバーの右。
そして、これが前半唯一のチャンス、シュートでした・・・

8分、ジェフの右サイドMF16田中和樹からの突破から田中和樹の左足からのシュートはバーのわずか左を逸れていく。
ああいう遠目からのが危ないんだよな〜

13分、左サイドからDF67日高に粘られ起点とされてしまうと、横に出されたところからFW41小森の振り向きざまのシュートがゴールを襲うも、GK21櫛引がさすがのセーブ力でファインセーブ!!

ジェフはザスパのDFラインに対し、中央のDF2城和にはいかずに、周りの中塩、酒井といったところのコースを消しにくる作戦をとっているため、こういった時は以前のとおり城和が自ら持ち上がるなどがやはり有効だと思われる。

27分、千葉に中央から強烈なシュートを浴び、DF36中塩がおそらく手にあたるが、故意ではないということでPKは免れる。

29分にもジェフに今度は右からDF2橋壱成の強烈なシュートを浴び、GK21櫛引もはじき出すがやっと。


やはり予想通り立ち上がりからかなり押し込まれるザスパ。
とりあえず前半を守り抜けるかか、やはり。
いつもながら・・・




前半はかろうじてスコアレスで折り返し

32分過ぎにもFW8風間宏矢からの強烈なシュートを浴び、これはかろうじてクロスバーにはじかれるものの、とにかくジェフは1トップのはずのFW41小森が積極的にサイドに流れ、FW8風間宏矢も当然FWが本職ではないため、実質ゼロトップとなり、小森が左に流れ、MF16田中和樹が実質のトップとなってゴール前に詰めるといった変幻自在の攻撃を繰り出すため、ザスパもなかなか捕まえどころが無い。

35分にも右サイドからDF2橋壱成のシュートを浴び、これをゴール前でFW8風間宏矢がわずかにコースを変えてのシュートは、かろうじてゴール右上にまたしても当たり難を逃れるも、もはや紙一重。2回も連続でクロスバーって・・・

39分も速攻を奪われ逆にジェフの速攻となってしまうと、ペナルティ前で回されFW8風間宏矢の強烈なシュートはわずかにバーの右に逸れて助かる。
助かってばかりですが・・・

41分も左から押し込まれ中央に折り返してからMF10見木の決定的なシュートはかろうじてブロックし、跳ね返りを後方からDF67日高に撃たれ、これはホームランとなるが、いったいジェフの前半のシュート数は何本もなっているか??

ザスパとしては、もはやバイタルのところをある程度やられるのは仕方ないので、最後の3バックと櫛引のところで守るしかない。

ある意味今シーズンの集大成といえるような試合展開。


こうして数知れない決定的なシュートを撃たれつつも、今シーズンのザスパの不思議なところでこれをスコアレスで折り返してしまう守備力を見せつけ後半につなぐこととなる。

前半、シュート撃ったかな・・・




後半に入りようやく決定的なシュートの数々を放つザスパ

後半に入り4分、左サイドからMF47杉本がスペースでボールを受け起点となると、ゴール前左に詰め寄ったFW7川本リヨの強烈なニアへのシュートに、相手GKもCKに逃げるのがやっと。
やっと攻撃らしい攻撃、シュートらしいシュートを撃てた。

10分になりザスパは早めの交代、FW10佐藤亮、MF47杉本竜士の両サイドに代えて、FW9北川、MF17山中を投入。
これだとそのまま両サイドのポジションに入る形だが、相変わらず佐藤亮の交代が早い、早すぎるよ・・・

11分、ジェフの攻撃はまだまだ続き、今度は右サイドからDF2橋壱成の強烈なシュートを浴びるもGK21櫛引が正面でガッチリ抑える。
この安定感こそ守護神ゆえのもの。

それにしてもジェフはゼロトップに加えて両サイドバックのDF67日高、DF2橋壱成の攻撃力が半端ない・・・それがここまでジェフを押し上げた原動力というところか。


15分、ザスパは久々の攻撃の形となり、ゴール右にFW23平松が詰めてこぼれたところを後方からMF15風間宏希がミドルを撃つも惜しくも上にふかしてしまう。

左サイドからMF17山中が攻め込むと、DF13鈴木大が引っ張り倒し、これにはイエローが提示される。

後半に入りようやく決定的なシュートも撃てるようになるザスパ。



CKから中塩の左足一閃!!!

18分、ザスパは左サイドから中央にカットインしていったFW7川本リヨがあと一歩のところまでゴールに詰め寄るも惜しくもCKとなる。

この左CK、MF15風間宏希の放ったキックから相手が一度跳ね返すと、このこぼれ球にDF36中塩が左足を一閃させ、相手にやや当たりながらゴール右に突き刺さる!!!


GOOAALLLL!!!!


よく決めたジオ!!!!
本当にこの形が得意だな、中塩!!!
これだけセットプレー時の得点能力が高いセンターバックも珍しい。

重要なところでCKから決めてくれる中塩の左が炸裂し、貴重なホーム最終戦でのゴールとなった。




ジェフに同点に追いつかれる・・・!!

このまさかのザスパの先制を受けてジェフは2枚代え、FW8風間宏矢、MF77ドゥドゥに代えて、MF14椿、MF17福満を投入。

29分にはそのMF14椿が起点となり、DF67日高の強烈なシュートをゴール左に浴びるも、GK21櫛引がしっかり抑える。

すると31分、ジェフの左サイドからDF67日高とMF17福満のコンビでワンツーから崩され折り返されたボールからMF16田中和樹が至近距離からシュートを放ち、一度はGK21櫛引も止めるも、跳ね返りを再度MF16田中和樹に拾われゴール右に詰められてしまう・・・


・・・・・・・・・・・・!!!?????・・・・・・・・・


うーん、やはりこれで勝たしてもらえるほど甘くないか・・・
これで同点となってしまう。

同点に追いついたジェフは更に交代策、FW41小森、MF16田中和樹に代えて、MF65西堂、FW9呉屋を投入。


ザスパも交代、FW23平松に代えてFW13武颯を投入。

勝負はまさに残り15分となる。




なんと川俣主審の誤審からPKをとられ逆転!!???

41分、ザスパは最後の交代、MF15風間宏希、DF36中塩に代えて、MF6内田達也、DF3畑尾を投入。

42分、左サイドからMF14椿にスピードを持って上がられ折り返しからワンツーでさらにMF14椿がペナルティ左を抜け出し、マイナスの折り返しにMF4田口のシュートを目の前にいたDF24酒井が避け気味に身体をねじらすと、シュートが手に当たり、なんとこれがPKの判定とされてしまう・・・・!!!???

おいおいおい!!だって酒井は身を避けるように腕を身体の正面に出しただけで、これはシュートを故意に防いだものではなない事は明白では??
仮にハンド、PKとしても、イエローはあり得ないのでは??
なんなんだよ!川俣主審!!!
過去、何度やらかせば気が済むんだよ!!!!

この不可解なPK、FW9呉屋に右からゴール左に完璧に決められてしまい、なんと逆転されてしまうこととなる。

まさか、この終盤で2失点とは・・・
ザスパの堅守もやはりほころびが出てきていたか・・・
そしてこれが昇格に賭けるチームの底力といったところか・・・

ザスパも最後はDF3畑尾を前線に上げてパワープレイにくるが、ジェフも猿芝居まがいの行為で時間を使ってくる。

こうして敗戦となってしまった・・・




今シーズン初の連敗・・・

そういえばだが、これでついに今シーズン守り抜いてきた連敗阻止がついに破られ、今シーズン初の連敗となってしまった。

今シーズン、あまり負けに慣れていなかった事もあり、そしてこのホームでの敗戦はやはり堪えるものだ・・・
そういえばホームで負けるなんていつ以来だろうか・・・

しかしまあ、これがある意味今シーズンの集大成と言える内容だっただろうか。
前半はとにかく守って守ってゼロに抑えることだけを考え、後半勝負になっても、FW9北川を相変わらず右サイドで起用し、サイド要員としての菊池の投入もない。
自分としては、それならDF3畑尾をもっと早く投入し前線に投入して勝ちにいって欲しかったものだが・・・


やはり自ら攻撃と点を獲れないチームは落ち込んでいくしかない。
今日も結局点を獲ったのはセンターバックの中塩だった。
サイドからもっと攻め込み、そして前線の組み合わせをどうしたら点が獲れるか、内容も結果も出ないでずっと同じ攻撃陣で戦う意味がやはりよくわからない。

せめて最終節、アウェイ大分戦で3連敗だけはしないよう、本当の集大成を期待するしかない、そんなガッカリのホーム最終戦となった。



帰ってきた伝説のコーナー
〜群馬の誇り〜「今日の白石」
試合に出ようが出まいが、メンバーに入ろうが入るまいが、とにかく”群馬の誇り”であるMF14白石智之だけを勝手にピックアップをわがままに書き連ねるコーナー。


もう今シーズンは負傷で絶望となっている白石だが、やはりこういった敗戦だと、せめて白石がいればと思ってしまう。

ではあとは最終節に・・・




(23.11.5)





ネット通販のアマゾン、どうせ買うなら以下↓からクリックして入ってもらえると、サイト運営の貴重な助けになります(本当に^^;)





TOPへ戻る>>ザスパクサツ群馬のページへ


inserted by FC2 system