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雷による中止を喰らった大槻ザスパ
最近１０試合を４勝６分と、６月１１日以来、もう２カ月半負けなしの大槻ザスパ。
ライバル栃木からのシーズンダブル勝利、鬼門中の鬼門だった仙台アウェイユアスタでの初勝利と昨年まで苦戦していたカードを連勝した中での前節、意気揚々と下位金沢とのホーム戦で勝てばシーズン目標だった勝ち点５０となり、順位もプレーオフ圏内にガッツリ入り込む５位まで上げられるはずだった。
しかし、残念ながら前半３０分を過ぎたところで雷の発生により試合は中止となってしまい、勝ち点５０もプレーオフ圏内進出もお預けとなってしまった。
まだ再試合の日程のアナウンスも無いところで、果たして今後どうなるのか気を揉むところだが、とりあえずは目の前の試合に集中し、１試合少ない状況ながらも引き続き夢のプレーオフ圏内を狙っていくしかない。
それにしても、金沢戦の前半３０分まで、ほとんど攻撃が機能せずにただの一本もまともにシュートも撃てなかった。
今シーズンのザスパは、この前半はわざとと言えるほど低調な攻撃でしっかりと守り、後半に勝負をかけてしぶとく勝つやり方でこの上位を狙える８位という順位に付けているわけだが、それにしても前半の攻撃の低調ぶりはあまりにも酷い。
だったらせめて前線にスタメンからMF１４白石智之のようなギラついたアタッカーを入れて、強引にでもゴールを狙いにいくような推進力があってもいいのではとずっとこのＨＰで訴えているわけだ。
その他、右サイドではDF５エドオジョンがFW１０佐藤亮との位置取りが噛み合わず、左サイドでは新加入のMF４７杉本竜士のキープ力も活きないと、今のスタメンは問題だらけ。
トップ下に白石智之をスタメン起用することで、杉本竜士のキープを活かしながら左サイドに流れる事が好きな白石がサイドを切り裂くという作戦も使えるわけであり、どうしてこういった変化が全く無いのかと嘆くばかり。
なかなかに変化を嫌う大槻采配ではあるが、明らかに変えた方が良い部分はあるわけで、もっと改善できれば本気でプレーオフを、昇格を狙える戦力と戦術の浸透が今年は揃っている。
勝っているからこその変革が常に加えられなければ、停滞というサッカーにおいて最も怖い病に陥る。
どんなに結果が出ていようとも、このＨＰでは改善すべきは改善すべきと、そこはブレずに訴え続けます。
どんな事であれ、変革を恐れずに成長は無い。
FW武颯復帰の大槻ザスパ
冒頭プレビューで言ってきたとおり、攻撃陣が停滞気味な中で、ザスパＦＷ陣の中で誰よりもゴールを狙う姿勢が強い、怪我で戦列を離れていたFW１３武颯が前節ベンチに復帰となったことで、いよいよこの試合ではスタメン復帰もあるかが注目される。
以上が試合前のプレビューだったが、
２３平松
７川本リヨ
４７杉本竜士 １０佐藤亮
３８天笠 ６内田達也
３６中塩 ５川上エドオジョン
２城和 ２４酒井
２１櫛引
ベンチには、FW９北川、FW１３武颯、MF１７山中、MF３３細貝、DF２９田頭、DF３畑尾、GK４２石井僚
川島、ドミのいる藤枝
藤枝といえば元ザスパのDF２川島將、DF２２久冨がいる。
そして点取り屋でエースだった渡邉りょうが夏の移籍でセレッソに旅立った事が大きく痛手となっている様子。
前回の前半戦での戦いでは、MF１０横山とMF１７平尾という、本来攻撃的な２人のボランチがゲームを組み立てる事で相当な破壊力のある攻撃陣に手こずり、どうにかスコアレスドローに持ち込んだわけだが、そこからかなり戦力も入れ替わっている様子であり、また全く違うチームとの対戦となる。
藤枝としては、攻撃的なMF１０横山をボランチに据え、前節得点しているFW１１アンデルソン、FW２８矢村をスタメンに組み入れるなど、かなり攻撃的なスタイルを押し出したスタメン。
そして右サイドにはMF２２久冨がスタメン！！
これはなかなか手強い相手となる。
１１アンデルソン
２８矢村 ７７中川風希
４７田中宏武 ２２久冨
２６西矢 １０横山
５小笠原 ２川島將 ２４中川創
４１北村
ベンチには、FW８岩淵、MF７水野、MF６新井、MF２３徳永、MF２７榎本、DF３鈴木翔太、DF３鈴木翔太、GK３１上田
なんと、ザスパ史上初の２試合連続中止に！！！
そして試合だが・・・
なんと静岡県を夕方から襲った雷雨により、前節の金沢戦に続き２試合連続の中止！！！
過去に何度か台風等で中止はあったものの、２試合連続での中止はザスパ史上初だ・・・
もはや、２試合のうち１試合は試合が唯一無い、ルヴァンカップ決勝の１０／１４、１５の週末に入れるしかないだろうが、もう１試合は水曜に入れざるを得ない。
そうなると土曜と日曜の試合となる組み合わせの間の水曜で、中３日ずつ空く日程に組み込んでもらうしか無いか・・・
だが、周りのプレーオフ圏内前後のチームが負けてくれたことで得失点差の関係で試合の無かったザスパが１つ順位が上がり７位に！！
２試合少ない中で７位というこの位置は凄い事でもある。
こうなれば、２試合少ない事で最大勝ち点６を稼げる可能性があるという事をアドバンテージに、この先もプレーオフ圏内を狙うしかない。
この２試合の中止が、ザスパにとって良い方向に転がるよう、今は祈るしかない。
(23.8.26)
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