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ザスパクサツ群馬

2023年5月28日(日)
J2リーグ2023シーズン第19節
ザスパクサツ群馬 VS ツエーゲン金沢(アウェイ)
観戦記 1−1

横棒


ホームでも勝てず・・・いい加減フレッシュなメンバーを・・・!!!

最近はホームで勝って、勝ったものだから連戦もなんのその、そのままのメンバーでアウェイに乗り込み、そしてパワー負けで帰ってきて、そしてまたホームで勝ってなんとか上位に食らいついていた大槻ザスパだが、前節の藤枝戦では互いに決定機でゴールを奪い切れず、痛み分けのスコアレスドローとなってしまった。

ついにホームでも勝ち切れなくなった大槻ザスパだが、いい加減連休の頃からこのHPで叫び続けているとおり、メンバーがベンチ含め固定しすぎていて、このままではレギュラー陣とそん色ない実力のあるはずの控え陣が全く活かされないまま、そのまま埋もれてしまう憂き目となってしまっている。

特に攻撃陣にこれといった起爆剤も無く、連携の強化よりも、マンネリ感が出てしまっており、なぜ他に埋もれているサイドアタッカー達を使わないのか・・・

幸い、引き分けでもまだ順位は7位のまま、上位陣にしがみついていられている。
上半期残り3戦を乗り切り、このまま上位陣にとどまって下半期に望みをつなげるためにも、いよいよホームでも勝ち切れなくなり勢いが失われてきた大槻ザスパ、いい加減フレッシュなメンバーを取り入れつつ、新たなバージョンに進むべきだ。



奥村久々登場の大槻ザスパ

前節、古傷の右膝を痛めてしまった感のある、途中負傷退場のFW39高木彰人は、少なくともしばらくは難しいだろう。
また絶好調だったのに前節なぜか欠場となったMF5エドオジョンの状態も気になるところ。
代わりには、いよいよ新しい戦力を試していかないといけないと思われるが、果たしてどういった手を打ってくるか?

・・・以上がプレビューだったが、代わりに入った新戦力は久々に登場のMF27奥村!
サイドアタッカーの新しい顔ぶれを期待していたが、奥村は奥村で攻守に期待できるわけで、活躍を期待したい。


13武颯
9北川
17山中      10佐藤亮
15風間宏希 38天笠

36中塩           19岡本一真
3畑尾 24酒井

21櫛引


ベンチには、FW23平松、FW7川本リヨ、MF14白石智之、MF27奥村、MF6内田、DF2城和、GK42石井僚




加藤潤也、小島擁する金沢

金沢といえば昨年までザスパの主軸だったMF7加藤潤也、DF25小島の2人がまず思い当たるところ。
現在、チームトップスコアラーはそのMF7加藤潤也が6得点、次にFW11杉浦とFW9林誠道が5得点と、この3人に得点が集まっている。
いまだ、FW10佐藤亮の10得点が最高であるザスパに対して、前線の選手達の決定力の高さが特徴の金沢だが、そのわりには失点が多いためか、現在勝ち点19の18位と、降格ラインが見えている位置に低迷しており、特に直近3試合で3連敗中の金沢。
2試合勝ちがないザスパと共に、あまり好調と言えない2チームの対戦は両チームの今後の浮沈を握る試合となる。



9林誠道 11杉浦

7加藤純也
17梶浦       14石原崇兆
8藤村 17梶浦

2長峰           25小島
4井上竜太 39庄司

1白井


ベンチにはFW19豊田陽平、FW15奥田、MF10嶋田、MF18小野原、DF35孫大河、DF16毛利、GK36三浦



前半、畑尾のヘディングが炸裂!!!

立ちあがり1分過ぎ、まずは中央でボールを受けたFW9北川が、まだ距離はあったがコースが空いたとみるやロングシュートを放っていき、これはバーの上だが、積極的な姿勢をみせる。

すると3分、金沢の速攻からパスを繋げられ、抜け出したFW9林のダイレクトでの折り返しに、ファーのゴール左で詰めたFW7加藤潤也のシュートは、完全にやられた!!と思われたが、ここをGK21櫛引が身体ごと防ぎにいきビッグセーブでこれを間一髪防ぐ!!

10分、金沢にカウンターをくらいMF14石原が攻め上がったところを後ろから倒し、MF17山中にイエロー。


すると18分、MF17山中の左サイドの抜け出しから左CKを得ると、このMF15風間の送ったファーへのボールに、その前でDF36中塩のジャンプが見事な囮となり、その裏にダイビングヘッドで飛び込んだDF3畑尾のヘディングが相手ゴールに炸裂!!!


GOOAALLLL!!!!


すげえ!!!畑尾!!!
ここ数試合、畑尾のCK時のヘディングが当たりまくっていたが、やはり時間の問題、今の畑尾のヘディングはもはや誰にも止められない威力がある。
そこに合わせていくMF15風間宏希のキックの精度も相変わらずであり、さらにこの得点にはニアで見事な囮になったDF36中塩のジャンプもほぼアシストを付けてもいい効果があった。

ここ数試合、立ち上がりの失点が多かったザスパだが、この試合では立ち上がりの時間帯に見事に先制を掴む。





すぐさま金沢のカウンターから同点を喰らう

まさかの先制を受けたホーム金沢は反撃モード、22分にはMF8藤村がゴール右サイドでDF25小島との細かいワンツーで抜け出し、ゴール前への決定的な折り返しも、これには誰も触れずファーにスルーされる。

ザスパクサツ群馬vsツエーゲン金沢戦 2023.6.3
加藤潤也と共に敵に回ったDF25小島も最近はすっかり金沢の右サイドバックのレギュラーに定着

24分、ザスパは左サイドからのスローインから攻撃を組み立て、折り返しにMF17山中のシュートがミートしなかったところから金沢のカウンターが発動し、一気にゴール前へ走り込むFW11杉浦にスルーパスが出されると、杉浦がGKとの1対1となる中、冷静にゴール右に流し込む・・・!!!


・・・・・・・・・!!!!????・・・・・・・・・・・


なんと、、、こんなすぐに同点に返されるとは・・・
その前の左サイドからのザスパの崩しが見事だったので、そこに攻撃が集中してしまい、相手金沢のカウンターに対する対処が遅れたのかもしれない。
しかし、これは金沢の至極シンプルな、縦に速いカウンターのスピードと、杉浦の決定力を讃えるしかないだろう。

とにかく試合がすぐに振り出しに戻っただけ。
試合はここからまだ3/4あり、ここからリセット状態での新たな試合開始となるだけだ。



前半は1−1で折り返し

34分、金沢は素早く前線の2トップにボールを当てにいき、落としたところから後方からMF7加藤潤也のシュートはややミートせずバーの右を逸れる。
それにしてもほんと、4シーズン共に戦った加藤潤也が敵にいるという構図はあまりに違和感がある。

ザスパクサツ群馬vsツエーゲン金沢戦 2023.6.3
敵に回ったMF7加藤潤也は、2トップの後ろでフリーに動けるポジションとなったことで、その能力を開花させていたイメージ

39分には金沢のMF8藤村にインターセプトされ、右サイドからのFW11杉浦のクロスからゴール前ファーに詰めたMF7加藤潤也のヘディングは畑尾、酒井らのブロックでミートさせず。

40分にはザスパ、ペナルティ右でFW13武颯が落としたボールに、後方から上がっていったDF24酒井のシュートは惜しくもややバーの右。

こうして互いに前半残り時間も攻めはするが、共に決定機までは至らず前半は共に1−1での折り返しとなる。
結局は後半勝負か。
それにしても、ほんと畑尾のヘディングは見事だった。




後半、またしても早めの白石投入!!

後半に入り9分、金沢は左サイドから中央に入っていったMF14石原を起点にFW9林がDF3畑尾と競り合いながらのシュートは畑尾がブロックしCKに逃れる。

11分、ザスパは早めの交代、FW10佐藤亮、MF38天笠に代えて、MF14白石智之、MF6内田達也の2枚が早い時間帯に投入される。
白石は前節に続き早い時間帯での投入となり、そろそろこのチャンスを掴みたいところ。
白石はトップ下に入り、FW9北川が右サイドに移る。

23分、MF14白石からの速攻から持ち上がり、左サイドへのパスからMF17山中が折り返したところに入っていったDF36中塩のシュートのところはミートしていれば決定的だったがやや合わず、CKになる。

ここで24分、ザスパは2回目の交代、FW13武颯に代えてFW23平松が投入される。

26分、金沢もようやく交代、同点ゴールを決めたFW11杉浦とMF14石原に代えて、MF10嶋田、FW15奥田を投入。



なかなか堅い金沢

33分、金沢はさらに交代、FW9林に代えてFW19豊田陽平を投入。

34分には左サイドでMF17山中からのパスを受けたMF14白石がゴールライン際から折り返すもややラインを割った判定。
金沢、なかなかにザスパの攻撃を研究しているのか、かなりザスパの攻撃を抑え込んでいる様子で、この試合あまりにチャンスを作れないでいる。

ザスパは時折MF14白石が前から仕掛け相手からボールをとりショートカウンターを狙うも、金沢なかなか崩れない。

35分、金沢は右サイドからの速攻から、FW15奥田が折り返し、ニアでMF7加藤潤也が詰めるも、このシュートはバーの右。

39分、金沢は右サイドを起点にFW15奥田がボールを落としたところにMF19嶋田が左足で巻いていったシュートはバーの左上。

ここでザスパは最後の交代、FW9北川、MF17山中に代えて、FW7川本リヨ、MF27奥村を投入。
川本リヨは左サイドに、MF14白石が右サイドに入り、MF27奥村はトップ下に入る。

43分、ザスパは押し込まれた展開だったが、センターラインでMF14白石が狙っており、これを見事にインターセプトすると一気にカウンターに移り、MF15風間を経由して左のFW7川本リヨへ。
この絶好のチャンスだったが、川本リヨはシュートではなくゴール前に詰めたMF27奥村へのパスが選択され、奥村はもっと前に詰めていたため、これは合わず。
おそらく奥村はリヨのシュートのこぼれ球に詰めに行ったのだろうが、リヨ、ここはなんとか自分で撃って欲しかった。

金沢も最後の交代、DF25小島に代えてDF16毛利を投入。




共に守備陣堅く痛み分けのドロー

試合は3分のアディショナルタイムへ。
右サイドに移ったMF14白石は、サイドに集中してどんどん仕掛けていきCKを勝ち取る。

CKを任されるのはMF15風間に代わりMF27奥村。
奥村のストレートな伸びのあるキックがゴール前に入るも、金沢も強い集中力でこれを守り、そしてタイムアップ。

ザスパクサツ群馬vsツエーゲン金沢戦 2023.6.3
久々登場のMF27奥村は投入後にキッカーも任されていた

結局1点ずつは収めたものの、共に守備陣が堅く我慢の時間帯が続いた痛み分けのドローとなった。

まあ、珍しくやる事はやり切った感がある。
試合の停滞感が前半から見られただけに、後半早めにカードを切って揺れ動かしていたが、金沢はさすが柳下監督の元、守備だけは本当に堅かった。

対してザスパの守備陣も今や安定感抜群のため、後半30分くらいで早くもドロー濃厚の雰囲気は感じた締まった試合だった。


ただ、だからこそ、そこを打開できる新たな戦力が欲しいと感じた。
久々登場の奥村は、これまでの違いを感じさせたものの、やはり状況を打開するのに一番なのはサイドアタッカーの仕掛けだ。

やはり自分はMF41田部井悠をいい加減観たい。
FW18岩元ルナもいるはずだ。

彼らが水曜からの天皇杯で抜擢され、そして実力を発揮し、今の守備が安定するザスパに、攻撃の面で起爆剤になってもらいたい。


さあ、これまでの歴史でもザスパをチェンジさせていってくれた天皇杯がはじまる。


(23.6.3)





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