|
|
アウェイ連勝で６位と好調のザスパ、満を持して天敵に挑む
ホームで負けるべきではなかった仙台相手に負けてしまい、アウェイ連戦となったザスパだが、不調の清水相手に悪夢の日本平でなんと３−１の快勝を挙げ、続く栃木のアウェイでも初のカンセキスタジアムで２−１の逆転勝利を挙げアウェイ連勝となり３勝２分２敗の、まさかまさかの６位、プレーオフ圏内につけているザスパ。
清水が監督交代間際の不調、栃木も後半に１人少ない状態になるなど、相手に助けられた面はあるが、最も大きな勝因は、開幕以来ずっと声を大にしてこのＨＰで訴え続けた、FW７川本リヨを無駄に左サイドで使う事を、レンタル元の清水との戦いで出場できなかった事で強制的に辞めざるを得ず、その代わりにMF５川上エドオジョンというサイドのスペシャリストを起用したことがチームを活性化させた。
サイドで縦に突破できるので、攻撃の軸であるMF２８長倉もサイドのフォローに回る必要が無くなり、前線のフリーマンとして相手の脅威になり続け、そのせいか後方ではMF３８天笠が縦横無尽にピッチを躍動し中盤を制する事ができている。
そもそも、なぜこの天笠・・・青森山田を全国制覇に導いたアンカーを、昨年まで左サイドで使ってきたのか、奥野・久藤時代は起用もされなかったのか、こうなってくると謎でしかないが、全てはこのＨＰで訴えているとおり、”適材適所”がいかに大事なのかという事だけ。
たまには布監督の時のように、FW１０青木翔大が右サイドに入る事で思わぬ機能を呼び込む事もあるが、そういった奇策についてはあくまで数試合、３試合試せばいいわけであり、川本リヨの左サイド起用などは結果も内容も出ないのだから、もっと早く切り替えて欲しかった。
昨年もＦＷ鈴木国友もそうだ。
下手に国友を左サイド重視に置いたが、川本リヨ同様、もっとゴールの近くでプレーさせるべきだった。
まあとにかく、せっかく機能してきたわけであり、プレーオフはともかく、まずはその先の残留に向け、勝ち点を稼げるうちに稼ぎたい。
その好調のザスパは満を持して天敵中の天敵、長崎をホームに迎える事となる。
あの悪夢の清水、日本平にも勝ったザスパ、ここで１勝１分１４敗と圧倒的な天敵相手のジンクスをホームで打ち破り連勝なるか。
連勝中、メンバー代えずの大槻ザスパ
アウェイ連勝中の大槻ザスパはメンバー代えず。
前節からスーパーサブに代わってFW７川本リヨがどう活きるか。
また、前節覚醒したMF１７山中に期待が集まる。
２３平松
２８長倉
５川上エドオジョン １０佐藤亮
１５風間宏希 ３８天笠
３６中塩 １９岡本一真
３畑尾 ２４酒井
２１櫛引
ベンチには、FW９北川、FW７川本リヨ、MF１７山中、MF３３細貝萌、MF６内田、DF２城和、GK４２石井僚
強力攻撃陣の長崎
長崎といえば、FW９ファンマ、フロンターレからレンタルのMF２４宮城天、湘南出身の天才MF２０大竹、右サイドからやらしい攻撃参加のDF８増山と、どこからでも点を獲りにいける多彩な攻撃陣が脅威。
ベンチには元ザスパで花開いたFW２７都倉賢、前橋育英出身のMF３３笠柳が入る・・・かと思われたが、残念ながら都倉はベンチ入りならず、なんと天敵エジカルジュニオがベンチに入る。
また、MF２０大竹は欠場。
９ファンマ
２４宮城天 １９澤田
３５安部
１０カイオセザール ６鍬先
２３米田 ８増山
３９カイケ ２５櫛引
２１波多野
ベンチにはFW１１エジカルジュニオ、MF１３加藤大、MF３４五月田、MF３３笠柳、DF４０白井、DF２８高橋峻希、GK１富澤
風下を選ぶザスパ
春の空っ風が吹きすさぶ中、風下を選んだザスパ。
やはり前半は抑えて後半勝負か。
開始４分、GK櫛引からのパスが乱れMF２４宮城天にカットされてから長崎の攻勢となり、ペナルティ左手前で倒してＦＫを与えてしまう。
このＦＫ、風上のためにＭＦ２４宮城天が直接蹴りに行くもバーの左を外れる。
その長崎、やはり宮城天のいる左サイドを起点に攻めこみ、８分にはDF２４酒井のクリアが空振りしたとｋろおからゴール前にこぼれたところをシュートされるも、かろうじてカットしてＣＫに逃げ、右ＣＫからMF１０カイオセザールに完璧にヘディングされ決定的なシュートもＧＫ櫛引がファインセーブで押さえる。
これは１点ものを防いでくれた。
１１分、ザスパはようやくチャンス、左サイドからのＦＫ、ＦＷ１０佐藤亮の左からのボールに、ＧＫ波多野キャッチできず抜けるも、惜しくも誰も触れず。
これは惜しかった・・・
１９分、左サイドからエドオジョンが仕掛け見事に左からの絶妙なクロスを上げると、一度右に流れ、再度クロスにMF２８長倉のヘディングは惜しくもGK波多野が抑える。
２１分、左サイドでFW１０佐藤亮が倒され、このＦＫ、自ら佐藤亮が左でゴール前に絶妙なクロスに、誰かさわればといったところだったが、惜しくも触れず流れる。
この時間帯はザスパペース、左サイドのＭＦ５エドを起点に何度も攻め上がり、ここにＭＦ２８長倉やＭＦ１５風間宏希、ＦＷ１０佐藤亮が絡み、分厚い攻撃を仕掛ける。
エドの切り返しから佐藤亮の連続ゴール！！！
３４分、DF２４酒井がゴール前でのパスミスからファンマにとられるも、先にGK櫛引が押さえ事なきを得る。
すると３７分、左サイドからMF５エドがゴール前左を攻め上がり、見事な切り返しから右に持ち替え、ゴール前へのボールにFW１０佐藤亮が突っ込んでいき、これは一度相手に当たるも、再度佐藤亮の元に流れ、これが見事に転がりながらゴールへ！！！
ＧＯＯＡＡＬＬＬＬ！！！！
やったぞ、佐藤亮！！！！
よく決めた！！！
エドの切り返しも見事だった。
これで佐藤亮、連続ゴール、相当に乗っている。
まさか天敵相手に先制とは・・・
勝てる、勝てるぞ、この試合！！！
前半はリードで折り返し
先制で波に乗るザスパは風下の中でも更に速攻を仕掛け長崎ゴールに迫る。
そこから風がことさら強くなり、なかなか風で押し戻されクリアしきれないザスパ、クリアボールがＣＫに圧し戻されるおれるというピンチも、どうにかＧＫ櫛引中心に抑える。
そこをどうにかしのぎ、前半は見事に１点リードで折り返しとなるザスパ、このまま後半風上に立てるなら勝てるぞ！！
後半の長崎の反撃もシャットアウトするザスパ
後半に入り２分、相手のエースMF２４宮城天が岡本と接触し足を痛める。
３分、速攻から左サイドで攻め込み、FW１０佐藤亮のシュートは惜しくもバー０の左を外れる。
８分、右サイドからの長崎のロングスロー、DF３９カイケが驚くべき高さでのヘディングはバーの右に逸れるも、やはり外国人３人の高さが高い！！
風上に立ったザスパだが、逆に風が強すぎてボールが流れ、攻撃しずらい面もあり、前半とのギャップに両チームとも苦しむ。
１１分、意外な速さで交代する大槻監督、MF５エドオジョン、FW２３平松に代えて、MF１７山中、FW７川本リヨを投入。
かなり押し込まれていた展開なので、ここで早くもテコ入れか。
ザスパはやはりFW９ファンマ対策は徹底しているようで、常にDF３畑尾、DF２４酒井で挟み、手前にはMF３８天笠がシャットアウトと、ほとんど仕事をさせない。
左の宮城天も岡本、酒井で抑え込む。
だがさすが長崎、後半はギアを上げ１９分には左サイドからのクロスにFW９ファンマに決定的なヘディングを撃たれ、これはわずかにバーの右を逸れるも、ほとんどやられていた。
２１分、長崎も交代、MF２４宮城天、MF３５安部に代えて、FW１１エジカルジュニオ、MF３３笠柳を投入。
なんとここで笠柳、岡本一真の前橋育英、同級対決が成立する！！
これは熱すぎる！！！
激しい風の中、どうにか守るザスパ
後半２５分頃からおかしいくらい風が強くなり、風上で良かったとつくづく思う。
３１分、左サイドからMF１７山中の上がりのクロスからFW７川本リヨの決定的なシュートは惜しくもバーの上。
ここで追加点を先に獲れれば勝てる！！
３９分、MF１０カイオセザールに代えて、MF１３加藤大を投入。
４２分、左サイドから攻め込んだ長崎、MF３３笠柳からのパスからFW９ファンマのシュートもミートせずにファンマも頭を抱える。
４３分、右サイドからのザスパのFW１０佐藤亮からの速攻ドリブルが起点となり、一度下げてからクサビのパスを受けたMF２８長倉の一呼吸置いてからの切り返しからシュートを放つと、ゴール左を鋭く捉えるも、GK波多野がファインセーブで追加点ならず！！
長崎はDF３９カイケ、MF１９澤田に代えて、DF２８高橋峻希、MF３４五月田を投入。
ザスパも最後の交代、MF２８長倉、FW１０佐藤亮に代えて、DF２城和、FW９北川を投入し完璧な守備固め。
タイムアップ！！天敵長崎相手の見事な勝利！！！
試合は４分のアディショナルタイムに入る。
攻め込む長崎も、この日は特にDF１９岡本一真、DF２４酒井が本当に良い守備をして守る。
まだかまだかと時間を待ちながら守るザスパ。
最後はペナルティ左でＦＫをとなり、ＧＫ波多野も上がる中だが、このラストプレーとなったＦＫも守り切り、ついにタイムアップ！！！
おおおお！！！！
勝った！！！
勝ったぞ！！！長崎相手に！！！！
２０１６年の勝利以来、７年ぶりの勝利、１勝１分１４敗の相手に、完璧に守備で抑え込んでの見事な勝利！！！！
これは本物だ・・・
今のザスパはＪ２の中でも最も勢いのあるチームに間違いはない。
いったい、栃木アウェイ、日本平、そして天敵長崎の３連勝で、誰が３連勝などできると考えられたか？？
ホーム仙台で負けてしまい、このまま４連敗、５連敗くらいあるのでは？と身構えていたが、今のザスパの強さは本物だった。
真の強さを発揮し、いけるところまで行けるか？？
それにしても、本当に今のチームのバランスが良い。
左サイドではＭＦ５エドオジョンが徹底的に仕掛け、そこにＭＦ１５風間宏希らも加わり分厚い攻撃を見せ、右サイドではＤＦ１９岡本一真が完璧に１対１をことごとく制し、ＤＦ２４酒井と共に全く相手に左サイドからの仕事をさせない。
中央ではＤＦ３畑尾、ＤＦ２４酒井らがゴールに鍵を掛け、その前にＭＦ３８天笠が陣取り、どんどんボールを駆っていく。
このＭＦ３８天笠とＭＦ１５風間宏希のバランスがこれまた良く、どちらかが上がったらどちらかが下がるという上下の関係を築けているおかげで、どちらも攻撃で活きている。
そして３試合連続ゴールと好調のＦＷ１０佐藤亮。
相変わらず攻撃の軸となっているＭＦ２８長倉と共に、非常に高パフォーマンスを見せている。
とにかく攻守に穴が無い。
今のザスパは本物だ。
これで４勝２分２敗での５位！！！
次の大宮とのアウェイ、あの昨年は２点リードしながら逆転負け、一昨年も先制しながらきっちり１−３で負けてきたナクスタで、もし勝って４連勝となるなら、本当にプレーオフを狙えるのではとも思えるほど、今のザスパの攻守を観ていると可能性を感じる。
このまま、なるべく勝ち点を稼いで快進撃を続けたい。
(23.4.8)
ネット通販のアマゾン、どうせ買うなら以下↓からクリックして入ってもらえると、サイト運営の貴重な助けになります（本当に^^;）
 
|
|
＞＞ザスパクサツ群馬のページへ
