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J2リーグ
2023シーズン
ザスパクサツ群馬 の展望、予想順位

横棒


2023シーズンのJ2リーグの展望、ザスパクサツ群馬編

毎年、この時期はJ2全チームのシーズンの予想を一つ一つ書いてきて、一番大変な時期だが、でも敵がいてこそのサッカー、各チームのチェックは非常に重要なので今年もやりきりたいと思う。

ということでとりあえずは知り尽くしているザスパの事だけなら真っ先に、そしていとも簡単に書けるので、いつものとおりザスパの今シーズンの予想、展望からまずは軽く書いておきたいと思います。



2021J2・18位 ザスパクサツ群馬
2023予想順位・16位
大槻毅体制2年目


高木友也、加藤潤也、田中稔也の抜けたアタッカー陣の穴埋め、得点力不足を解消し、大槻組長2年目にして目標16位達成なるか?

−主要なOUT選手−

DF小島雅也(→J2金沢)
DF渡辺広大(→関東1部市原)
DF光永祐也(→?)
MF高木友也(→J2岡山)
MF田中稔也(→J3愛媛)
FW加藤潤也(→J2金沢)



−主要なIN選手−

DF菊池健太(専修大から)
DF酒井崇一(J2熊本から)
MF川上エドオジョン(J2徳島から)
FW佐藤亮(J3北九州から)
FW武颯(J2秋田から)
FW岩元ルナ(関東学院大から)
FW小野関虎之介(健大高崎から)



予想布陣(4−4−2を想定)

23平松、9北川、39彰人
7川本、10亮、13武
14白石、38天笠、18岩元 28長倉、41悠
33細貝、27奥村 8岩上、15風間
17山中、50菊池、22ユリヤ   19岡本、5エド
3畑尾、24酒井 2城和、4川上

21櫛引、1慶記


加藤潤也の放出はある意味補強か?

単純に戦力だけみるなら、一番の注目はJ3時代に加入し、J2への復帰となった立役者で4年間ザスパの前線の軸・代名詞となっていたFW7加藤潤也、そして昨年夏に横浜FCからレンタル加入し、その左足の高速クロスでザスパの残留に大きく貢献したMF42高木友也、この2人の絶対的なレギュラーアタッカー2人の穴をどう埋めつつ、昨年の極端に欠落していた決定力を補えるかということ。

ただ、この2人のうちFW7加藤潤也だけは正直それほどの戦力減とは言えず、昨シーズンは一昨年までザスパ攻撃陣のボスだったFW50大前元紀の後釜になろうと、自ら左サイドハーフからトップ下にポジションチェンジを名乗り出て、そしてトップ下の位置で大前と同じく自らシュートを封印し、味方へのパスばかりをファーストチョイスする悪癖が付いてしまい、大前と同じくブレーキ気味になってしまっていた。
昨シーズン、チームの決定力不足、得点力不足の一番の要因は明らかに加藤潤也にあり、トップ下の位置でのレギュラーに入りながら、シーズン通してわずか2得点のみというのは明らかに落第点だ。

一昨年も大前が抜ける事がある意味最大の補強だと言い切っている自分としては、第二の大前元紀となってしまった加藤潤也が抜ける事はある意味補強、これまでの停滞していた部分を脱却できるチャンスと捉えている面は正直ある。

確かに加藤潤也無しではJ2復帰は無かったし、加藤潤也には大変感謝しているが、加藤潤也との脱却は自分は前向きに捉えている。



FW陣の軸は?

では2023シーズンのザスパの前線はどう形成されるか、軸としてはまず昨シーズン8得点でトップスコアラーであるFW23平松と、シーズン途中で加入し新たな前線の軸となったFW7川本リヨの存在は大きい。
前線で身体を張りつつ、自ら積極的に常にゴールを狙える川本の存在は大きく、よくザスパがレンタル延長できたものだと思う。
そこにチーム3年目のFW9北川、怪我からの復帰によるFW39高木彰人、北九州からのFW10佐藤亮、秋田からレンタルのFW13武颯らが新たな軸として加わるか。
特に昨シーズンもFW7川本リヨはスタメンで前半のうちに消耗するより、そのガツガツしたゴールへの執念を後半に発揮してもらうことで効果的に使えたため、川本は今シーズンもスタメン以外でベンチからの起用も視野に入れると、スタメンには体格的にも武颯あたりが立候補となってくるし、トップ下としては佐藤亮が加藤潤也に代わる新たな軸となる可能性も高い。

とにかく決定力、得点力だ。
平松、川本に続くストライカーが佐藤亮、武颯あたりには期待されるし、そこに健大高崎からのFW30小野関というルーキー達も含めて、新たな得点源となるかどうか、そこに大いに期待したい。




サイドアタッカーとの絡み

単純に層の薄さとしては、相当に駒を集めたFW陣、2トップ候補よりも、田中稔也、加藤潤也、高木友也と抜けたサイドアタッカー陣であり、右サイドには高木友也と同じく途中補強からチームを残留に導いた立役者MF28長倉が揺ぎ無く、左サイドにはMF14白石、MF38天笠がまず挙げられ、あとはプロ2年目で大いなる飛躍が期待されるMF41田部井悠がいるわけだが、豊富に集められたFW陣に比べると明らかに駒不足の中、どうやらFW登録だった関東学院大から加入の岩本ルナはサイドアタッカーとして入る様子で、さらに後述するがボランチ陣からMF15風間宏希あたりも昨シーズン同様、ある程度サイドでの起用も計算にあるだろう。

とにかく得点力として、前述のFW陣とこのサイドアタッカー陣の4人の組み合わせがどうなっていくか、特に長倉は右サイドから得点機には一気にゴール前に詰め寄って決め切れる決定力も持っているため、2トップが前線で存在感を発揮し、相手DF陣を引きつけられれば、長倉といったところの得点パターンとして大いに期待できる。

個人的には、やはり群馬の誇り・MF14白石智之と、1年目は出番を与えられなかったMF41田部井悠の郷土アタッカー2人の活躍を心から望みたい。
郷土プレーヤーという意味では、太田市出身のMF38天笠ももちろん入ってくるが、天笠はいい加減本職のボランチで今シーズンこそは使ってもらえないか、というところはボランチのところでも述べたい。



細貝、岩上のベテラン構えるボランチ陣

ボランチは今シーズンも引き続きキャプテンMF33細貝とMF8岩上祐三のベテランコンビがダブルアンカーとして君臨するが、岩上あたりは昨年も夏場でコンディションを崩し、一時は戦線を離脱するなど、やはりベテランになってくるほど夏場の連戦などがキツくなるのは仕方ないところ。

そうなってくると、このベテラン陣をフォローできる人材となり、まず今シーズンは大卒加入から3年目となるMF27奥村が伸びてくれる事を期待したい。
正直、昨年もMF15風間宏希の守備面での脆さが不安要素となったため、風間にはもっと前の、できればトップ下での起用を引き続き推薦したいし、ボランチの細貝、岩上の相方としては、強度も計算できる奥村でお願いしたい。
また、細貝や岩上といったベテランと組ませるのなら、これも昨年何回も言ってきたことだが、いい加減若手のMF38天笠をボランチの相方として起用してもらえないものか。
青森山田を全国制覇させたアンカーを、なぜ本職で起用しないのかが、もはや謎でしかない。
サイドアタッカーとしてではなく、天笠はボランチで観たい。

またボランチ陣としてはMF6内田もいるわけだが、やはりこれも前から言ってきている通り、内田はセンターバックでの起用の方がグッと安定感があり、ボランチでは・・・自分はもう内田のボランチは観たくない。
ただ、昨年の内田のボランチはこれまでの守備が軽すぎた2年間よりはマシにも見えたが、果たして・・・結局昨年、大槻監督はあくまで内田をセンターバックでは使っていないので、やはり本職ボランチか。




サイドバック陣

サイドバック陣もサイドハーフと同じく、やや薄い印象がある。
左サイドバックは大槻チルドレンのDF17山中がまずレギュラー候補となり、そこに専修大からのDF50菊池が宣戦布告となり、昨年は干され気味だったDF22高橋ユリヤも意地を見せられるか、といったところだが、右サイドバックがDF19岡本一真とMF5川上エドオジョンくらいしか見当たらない。
昨年まで右サイドハック、もしくは岡本一真が出てきてからは左サイドバック、つまりは両サイドバックの絶対的なレギュラーとなっていたDF25小島が抜けた割には、右サイドバックが薄い。

特に昨年高卒ルーキーながらリーグ随一の右サイドバックに急成長したDF19岡本一真の契約更改が、MF8岩上祐三よりも遅い、最後の最後まで決まらないという、高卒ルーキーとしては異例中の異例の事態があったため、自分は夏場の海外移籍も契約のオプションに入っている程度の事は覚悟しなければいけないと考えているため、そうなると川上エドオジョンにもレギュラークラスの活躍を期待したいところ。
ナイジェリア人の父親譲りのスピードでチームを活性化させてくれるか。
また右サイドバックとしては昨年同様、センターバック陣からDF4川上がスライドしてくる可能性も十分ある。
まあ、岡本が夏場の移籍となれば、当然途中補強も考えるだろうが、昨年攻守に大活躍となった岡本一真に代わるサイドバックの補強はそうは簡単ではないだろう。


攻撃時の可変3バック前提でのサイドバックの人選・・・悠は右サイドバックで当確か?

ここで大槻ザスパを語る上で最も重要な点がある。

昨年を見ての通り、大槻ザスパは一応4−4−2だが、攻撃陣は3−4−3の可変3バックになることだ。

そして必ず右サイドバックが攻撃時は1列上がり右ウィングで矛となり、左サイドバックは可変3バックの左ストッパーに回り盾となる。
右ウイングよりも3バックの左の方が持ち前の守備力と、後方からの攻め上がりを活かせるDF25小島が右サイドバックだった前半戦と、左サイドバックに回った後半戦のザスパの勝率が全く違うのはこの点のミスマッチにあった。
この点がどうにかならないか昨年も散々嘆いた事であり、あの小島が右の間、もしこの左右のサイドの矛と盾を柔軟に変えられたなら、例えば右の小島が盾、左の山中が矛になっていたなら、ザスパの順位はあと3位は違ったはずだ。つまり、あんなにギリギリでの残留争いからは逃れられたはずだ。
そこで前述の右と左のサイドバックの人選を考えると、右は当然ファーストチョイスはDF19岡本一真で揺ぎ無いが、夏にいなくなる可能性を含め、次選は本来攻撃的サイドアタッカーのDF5エドオジョン、そして攻撃面を重視するなら、MF41田部井悠がここに入る候補として一気に浮上してくる。
昨年の悠の干され方からしても、これは急には右サイドハーフで起用されるとも思えず、右サイドバック要員が明らかに層が薄い点からしても悠は右サイドバック、そして攻撃時は右ウィングにすることと強く予想する。


そして左サイドバックについては、あくまで左は盾と見るなら、3バックの左ストッパーとしてまず守備を優先して考える事も含め、DF22高橋ユリヤが左サイドバックのレギュラー候補として急浮上する。
本来は昨年までうってつけの人選としてDF24光永がいたわけだが、より守備力を重視するとすれば、センターバックもこなせる高さも持つユリヤは左サイドバックの盾としての候補が有力だ。

そうなると、大槻チルドレン一番手であるDF17山中は1列上がって左サイドハーフとしての起用がファーストチョイスとなってきそうであり、MF14白石智之がやはりスーパーサブに回るなら、スタメンを山中か天笠がでいく案が有力となり、そして岩元ルナなどがここに割って入ってくる。

ザスパのサイドの人選は、この右の矛、左の盾という考えを含めて想定していく必要があり、サイドバックとサイドハーフの人選を含め、少々複雑だ。




センターバック陣は4人のレギュラークラスで固まる

センターバック陣としては、4年間最終ラインを公私両面で支えてくれたベテランで精神的支柱・DF32渡辺広大が抜けた代わりに、熊本から加入したDF24酒井崇一は即戦力候補であり、DF3畑尾、DF2城和の2人のレギュラー陣はまず変わらないだろうが、この酒井とDF4川上が十分にレギュラークラスの活躍を期待できる・・・だが、1/15の公開練習での状況をみると、DF4川上は相変わらず怪我の状況が少々懸念される。
そんな川上の状況もあってやや層が薄い感があるが、ボランチのところでも書いたとおり、MF6内田のセンターバック起用も計算に入れられるし、MF33細貝もタイのチームではセンターバックにも入っていたと聞く。
浦和時代の3番を背負って3バックの右に入っていたあの時代も懐かしい。

まあセンターバック陣はよほどの怪我の続出でもない限りは今年も揺ぎ無いメンバーが残ったと言えるし、やはり大槻戦術はまず守備ありき、堅い守りが必須となる。



総合的にチーム目標である16位と予想

以上の事を含め、とりあえず現在のベストスタメン及び開幕スタメン予想と考えると以下のとおり。

23平松(9北川)
10佐藤亮(13武)
17山中(18岩元) 28長倉
33細貝 8岩上
22ユリヤ       19岡本
3畑尾 2城和

21櫛引(1清水)

スーパーサブ枠含むベンチ・FW7川本リヨ、MF14白石智之、MF41田部井悠、DF24酒井、DF5エド、あとは上記の( )のスタメン以外となったメンバーなど


・・・だいたい、以上の想定からそんなに大きくは変わらないと予想する。

ここから新卒組、新加入組などがもっと食い込んでくるかの勝負となる。

結果的に、流出した戦力はそれほどの大きいところは無い。
MF高木友也だけは本当に痛かったが、後述にもまとめるが左サイドは十分埋められる。

それよりも、一番大きく鍵を握るのは、矛となるべき右サイドバックの人選であり、そこにDF19岡本一真、DF5川上エドオジョン、そしてMF41田部井悠と開幕から揃っている事は昨年より大きすぎるアドバンテージだ。
昨年はここにDF25小島しかいなかったわけで、そして小島が右ウィングに回る事でチームが停滞したが、今年のこの3人の右サイドバック候補なら自分にとって今は不安は無い。

そして昨年も守備面での穴となっていたDF17山中の左サイドバック起用が、今年は最初から高木友也がいなくなった1列前で使われるなら僥倖(ぎょうこう)だ。

そうしたサイドアタッカーの整理が2年目となる大槻監督にとっては最初からハメて戦術を組めるだろうし、そのサイドアタックからのクロスなどを決めきる力が、川本や平松らが残り、武颯、佐藤亮などが加わった今年のザスパのセンターFW陣にはある。

他の残留争いのライバルとも言える他チームは確かに手強くはあるが、純粋に上積みの点が多く、昨年の20位よりはランクアップできる要素が多いという点から、チーム目標である16位をここで力強く予想したい。

下馬評ではザスパは最下位予想が多いと聞く。

・・・知ったことか・・・

大槻体制2年目の本気を今年は見せてやろう。



今年は残留しなければいけない

最後に、今年さえJ2に残れれば、来年はついに念願の専用練習場とクラブハウスが手に入る。
ここでJ3に落ちては元も子もない。
ここさえ粘れば、耐えれば、来年以降はザスパは新たなステージで戦える。

あとは大槻監督、大槻組長の2年目の手腕に期待をかけるしかない。




ザスパクサツ群馬 2023公開初練習 2023.1.15
昨年、2023.1.15群馬サッカーラグビー場
ザスパクサツ群馬 2023公開初練習

ザスパクサツ群馬 2023公開初練習 2023.1.15
今年は活躍が期待されるMF41田部井悠


今年もアシストカンパニー(ブロンズ)継続させてもらいます。
宜しくお願いします。




(2023.01.15UP)

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