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J2リーグ
2023シーズン
展望、予想順位(その4)
秋田、大宮、金沢、藤枝、熊本編

横棒


2023シーズンのJ2リーグの展望(その4)

例年通りJ2全22チームの予想、展望を順位予想を添えて書いています。
前回まではJ1への昇格争いと予想する上位陣をその1で、プレーオフ圏内6位以内と予想する6チームを挙げ、さらにその2でプレーオフ圏内を狙う中位陣に予想の6チームの展望を、そしていよいよザスパ含め残留争いのライバルとして、中位以下の5チームの展望を書いたところ。

今回で最終回、まさに降格の本命となる5チームの予想となります。


2022 J2・12位→予想順位 18位
ブラウリッツ秋田
吉田謙体制4年目


吉田謙サッカーに限界が来る時期か?


FW茂平が大分へ、FW武颯がザスパへと、吉田謙サッカーのラン&ガンを象徴するようなFW陣と、守備の軸だったDF千田(ちだ)がヴェルディ行きとなり、金沢からMF丹羽詩温、いわきからDF星キョーワンを補強したものの、穴が埋まり切っているとは思えない。

そもそもJ2昇格以来、13位、12位とどうにか中位をキープしてきた吉田謙サッカーだが、どう考えてもあのラン&ガンサッカーでは上積み、成長が見込めず、FW青木翔大あたりが抜けてしまうと立ち行かなくなる可能性も考えられ、そろそろ残留争いの本命になりそうかなと予想。

群馬の誇りMF白石智之らも慕う吉田謙監督は個人的に好きで、昨年のアウェイ秋田でのペナルティワッキーの吉田謙監督のモノマネは伝説級の面白さだったが、しかし吉田謙のサッカーは個人的に絶対に好きにはなれない。




2022 J2・18位→予想順位 19位
大宮アルディージャ
相馬直樹体制2年目





15位、16位、19位と3年連続で徐々に順位を落とし、昨年はついにザスパにも敗戦を喫し落ち続ける大宮。

プレーオフシーズンの動きも芳しくなく、MF武田英寿は水戸にレンタル移動、中盤の軸を担ってきたMF矢島慎也は山口に、MF菊地俊介と元ザスパのDF吉永は愛媛、MF小野雅史、DF西村は山形へと放出となり、目立った補強といえば、甲府からDF浦上、MF石川峻輝を補強し、あとは2年間でゼロ得点と柏からFWアンジェロッティを補強したが果たして期待できるのか・・・?

昨年途中に磐田から加入し、14試合で4得点と得点力もみせたDF袴田が引き続き2年目も活躍できるかなど、こういった陰の戦力のブレイクが無いと厳しいシーズンになりそう。
正直、本気でいよいよのJ3降格もあるのではと疑われる。

ピッチ外でも、元湘南のMF三幸がユッキーナとの熱愛が日夜報道されるなど、大宮の混迷ぶりを示しているような状況。

かつてフロンターレの監督で悪評がつき、町田では上位進出か下位に低迷かと浮き沈みの激しさをみせた相馬直樹監督の2年目の手腕、真価が問われる。




2022 J2・14位→予想順位 20位
ツエーゲン金沢
 柳下正明体制7年目


松本大弥と松田陸の離脱の穴は予想以上とみるが、あとは柳下長期政権の弊害次第か?


ボランチながら8得点と昨年の大黒柱だったMF松本大弥が広島へレンタル復帰し、ここ近年金沢の右サイドを支え続けたDF松田陸がジェフへ、切り札的存在だった丹羽詩温が秋田に行くなど、割と主力が抜けている感があるが、昨年13得点でトップスコアラーのFW林誠道と、7得点の杉浦恭平は残り、そこにザスパから攻撃の軸として活躍してきたFW加藤潤也、右サイドバックのDF小島が加入。
更に松本大弥の抜けたボランチには仙台から石原崇兆が加入も、ハッキリ言って穴は埋まっていない。
特に松本大弥と松田陸の離脱は、まず強固な守備をベースにする柳下采配としては相当に大きいと見る。

なんやかんや柳下采配はそこまで大崩れせずに来ているが、いよいよ7年目、長期政権の歪みがついに来るのでは・・・とも思うところ。




2022 J3・2位→予想順位 21位
藤枝MYFC
須藤 大輔体制3年目


川島將、久冨以外、正直J2では未知数


正直、藤枝のJ2での戦いとなると完全に未知数。
戦力としてはキャプテンの川島將(のぶゆき)と、ドミーこと久冨の元ザスパ2人がいることくらいしかハッキリとはわからない。
ただ、この2人がこれまでの藤枝の守備陣を支えてきたのは間違いなく、久々の対戦となるのが楽しみだし、J2に返り咲いた事は大変喜ばしい。

その他には鳥取からMF新井泰貴、MF魚里と、宮崎からMF徳永と、それぞれのチームで主軸を務めてきた活きの良いところをJ3から一緒に連れてくることに成功し、大宮からDF山田将之と、とりあえずJ2で戦うだけの戦力を揃えてきたが、元アルテ高崎のMF岩間やMF鈴木惇、DF神谷、DF温井など、失った戦力も多く、やはり戦力層としては不安なところは否めない。

本来は藤枝を最下位に予想しようと思ったが、それではあまりにも消去法過ぎるので、あえて以下のとおり熊本を昨年の反動での最下位と予想し、藤枝は1つ繰り上がって21位予想とした。
須藤監督の采配含め、本当に未知数だらけ。
世間を驚かすサッカーができるか。
ザスパとしはJ3時代、とにかく藤枝とは相性が悪いというか、因縁の試合が多い。




2022 J2・4位→予想順位 22位
ロアッソ熊本
大木武体制4年目


主力のほとんどが抜かれ、悲劇の北九州の二の舞となるか?


昨シーズン、京都との入れ替え戦まで駒を進め、惜しくも1−1の引き分けで後一歩でJ2昇格から一気に1年でのJ1にも昇格するチャンスを目前で逃した熊本は、案の定プレーオフに主力の大部分がJ1に抜かれ、かつての北九州と同じ雰囲気を感じざるを得ない。

その抜かれた主力はエースFW橋利樹(→レッズ)、FW杉山(→ガンバ)、FW坂本(→横浜FC)、チームの心臓・アンカー河原(→鳥栖)、攻撃の起点にもなっていたDFイヨハ(→広島)、DF菅田(→仙台)とゴソッと抜かれ、特に前線のレギュラー陣ではトップ下の平川しか残っていない状況で得点を計算できる戦力がいないし、守備陣が抜かれた後の担うべきDF酒井崇一すらザスパに移籍してきた。

同じく上位に進出しプレーオフで涙を飲んだ当時の北九州もFWディサロはじめ、あまりに多くの主力が抜かれ、あの名将小林伸二監督ですら残留することができなかった実例もあるため、大木監督の手腕に託すこととなるが、補強も大卒メインの若手のみのため、見通しが立ちにくい状況
そりゃ、J3での圧倒的な強さを誇ってきた2021シーズンを含め、この2年間はほとんど同じスタメンメンバーで躍進してきたはずのチームで、これだけ主力が入れ替われば、そうそうはサッカーにはならないはず。

そもそも4チームが降格するサバイバルシーズンだった2021シーズンと昨シーズンまでに堕ちそうなチームのほとんどがJ3に降格し切ったため、もはや降格するチームを予想しずらい。
だからみんなザスパを降格候補に挙げる気持ちはよくわかるが、私だけはザスパを降格圏には予想するわけにはいかない。

ということで、消去法的に、これだけのマイナス要因が多い熊本をこの最下位の順位で予想せざるを得ないが、もしこの状態で残留があるとすれば、大木武監督の采配力が本物であることが証明されることとなる。




以上、ザスパのライバルとなる、残留争い本命の下位に予想する5チームの展望でした。
さて2週間後にいよいよ開幕。
とにかくザスパとしては、ここの最後に挙げた5チームより上の位置に付けられるか。


(2023.2.5UP)

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