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J3 ザスパクサツ群馬

2020シーズン チームを去る契約満了などの選手及びスタッフ達・・・

横棒


ザスパを去る契約満了などの選手たち・・・

J2に復帰し1年経ち、このシーズンオフにはやはりどうしても契約満了や他のチームに引っ張られてチームを去る選手やスタッフがいるのはプロである限り仕方ないもの。

毎度のことながら、せめてものはなむけとして、このページで所感を書ければと思う。




GK33蔦 颯(つた はやて)

前橋育英で吉田舜の1つ先輩として正GKを務めた蔦は、専修大、地域リーグのアルティスタ浅間を経てアマチュア契約で2019シーズンからザスパに所属し、そして2年でチームを去る事となった。
やはりかつて既にザスパで守護神を共に務めた清水慶記と松原の壁は果てしなく大きく、なかなか試合出場に恵まれなかった。
新天地はJ3のヴァンラーレ八戸となった。
前橋育英でレギュラーを張った蔦なら、まだいける!!
J3の地から今一度頑張って欲しい。



DF2舩津徹也(ふなつ てつや)

それまで対戦相手として富山でのプレーのイメージが強かった舩津は2016年からザスパに加入し、最初の頃はアンカー、そして主戦場を右サイドバックに移し、J3にチームが落ちた後はセンターバックでのプレーが多くなったが、しかし2020年、再びサイドバックで起用されるとまるで4、5年前のキレを取り戻したかのように積極的な攻撃参加から攻撃の起点となりまくる活躍を見せた。

守備的なポジションならどこでもできるユーティリティプレーヤーとして、そしてキャプテンも務めたチームの精神的支柱として、非常に大きな存在で、特にあの地獄の2017シーズンでJ3降格を経験し、そしてJ3での苦しい戦いを経てJ2に昇格した苦しみを通して知る唯一の選手だった。
(2017シーズンの地獄を知る選手は出戻りの清水慶記もいる)

本当に大きな選手を失う事となるが、移籍先は2021シーズン、本気でJ2復帰を狙うJ3のFC岐阜。

元々関西の出身である舩津にとって、そろそろ現役最後のチームという意図も考えれば、西側のチームで、そしてJ2復帰という目標に向かってやってみたいという願望はよくわかる。

特にJ3での2年間、舩津には本当に助けられた。

タフな運動量をいとわず、人にもボールにも当たりに強く、そして良質な右足からのクロスの精度も誇る。

バイタルのドーベルマンの岐阜での飛躍を願わずにはいられない。


駆け上がれ 舩津徹也
守り抜け 舩津徹也



DF3鈴木順也(すずき じゅんや)

桐生一出身で立正大から新卒加入した鈴木順也は2年でチームを去り、J3鳥取に移籍となった。

2020シーズンに大ブレークした岡村大八と共にチームの守備の顔として成長することを期待されたが、2020シーズンに何度かスタメン起用された時、試合に入り切れておらず怠慢な守備で失点を許してしまうなど、あまりピリッとしないシーズンに終わってしまった。
思えば、やはり新潟との開幕戦、後半30分過ぎにスコアレスの状態で明らかな守備固めとして順也が投入された時点で、順也の20202シーズンの行方に狂いが生じた感がある。

本来は2019シーズンのうちにJFLに武者修行に出されてブレイクのきっかけとなった岡村大八のように、成長させる手はあったはずだ。

活かしきれなかった・・・
J2ザスパでは悔しい2年間となった順也だが、十分昇格できるチャンスを持つ鳥取に移籍ということで、ここで一皮も二皮も剥けて成長して欲しい。




DF4岡村大八(おかむら だいはち)

前橋育英出身で順也と共に立正大から新卒で入った岡村大八は、2019シーズンは武者修行でJFLにレンタルされ大きく成長したのちに帰ってきた2020シーズン、チーム唯一の42試合全試合、そしてフルタイムで出場という、まさにチームの大黒柱として獅子奮迅の活躍を見せた。

まさかこれほどまでに成長した姿を見られるとは、想像のはるか上をいく活躍ぶりだった。

どんな屈強なFW相手にも決して当たり負けせず、そしてどんなに疲れていようともピッチを幅広に走り、先に先に相手の攻撃を潰し、インターセプトも狙った。

まさに守備の要、理想的なセンターバックとして成長した。

その活躍が他のチームにも高く評価され、J1の札幌に個人昇格となった。

実質1年しか応援できず、できればサバイバルシーズンとなる2021年こそ必要な戦力だが、ザスパで育ったセンターバックとして、J1での活躍を、そして狙えるならばオリンピック代表も狙うべき逸材だ。

ザスパクサツ群馬vs愛媛FC 2020.09.20 正田醤油スタジアム DF4岡村大八
愛媛FC戦2020.09.20正田醤油スタジアム
DF4岡村大八





DF39高瀬優孝(たかせ ゆうこう)

2016、2017に所属し、リーグダントツトップのクロス数を誇った高瀬は2年間熊本で絶対的な活躍をし、まさに左サイドの支配者としてザスパに復帰したが、いまいち奥野監督のアホ采配の元ではその類まれな攻撃力を活かせず、どちらかというと守備で弱い面が拡大されるような形で高瀬の良い所がかなり潰れてしまった印象。

本来、そんな守備などどうでもいいほど、圧倒的な攻撃力で左サイドを支配するのが高瀬の魅力だったわけだが、奥野采配の元では無理だった。

その高瀬は2021シーズン、直接の残留争いのライバルとなる秋田に移籍となった。

・・・行かれてはいけないチームに移籍されてしまった。

2021シーズン、再び高瀬に右サイドをズタズタにやられるイメージがどうしても沸いてくる。
本当に痛い戦力を、アホ采配のせいで失ってしまった・・・






DF6飯野七聖(いいの ななせい)

アルビレックス新潟で成長し、国士舘大学から2019シーズン新卒加入した飯野七聖は、加入1年目から右の吉田将也、左の光永、そして左右両方で2人に負けず劣らずの攻撃力を発揮できる貴重な3人目のサイドアタッカーとしてザスパのJ2復帰に大きく貢献した。

しかし、奥野体制となった2020年は七聖にとって試練の年となり、なぜか本来ボランチ、アンカーであるMF8岩上を右サイドバックに絶対固定し、左サイドバックは高瀬優孝、そして本来右サイドバックに置くべきDF25小島を左サイドバックに絶対固定し、七聖にはなかなか出番が回って来なくなってしまった。

その小島が負傷してからようやくスタメンに起用されてきた七聖は、そのわずかな試合数の中で圧倒的なスピードを武器に驚くべき突破を何度も魅せ、左サイドで加藤潤也と連携して相手の右サイドをズタズタに引き裂けば、最終の京都戦、7人くらいぶち抜くドリブル突破を見せ、もう一歩であわや伝説のカウンターゴールを決めるほどまで迫った。

その七聖がいながら、なぜ岩上を右サイドバックに、小島を左サイドバックの起用に固執したのか、奥野監督の見る目の無さが全てこの七聖の起用に表れた1年だった。

特に終盤の栃木とのアウェイ戦、この試合も右サイドからの攻撃で栃木に脅威を与えていたにも関わらず、なぜか後半早目の時間帯に交代となり、わけのわからない交代に七聖は思わず看板に水のポットボトルを投げつけて不満の意を示した。


・・・あの栃木戦が全てだろう。
この監督の元ではダメだと・・・

そして移籍先はなんとJ1鳥栖への個人昇格。

岡村大八と共にザスパで育った選手として活躍して欲しい。

ザスパクサツ群馬vs愛媛FC 2020.09.20 正田醤油スタジアム DF6飯野七聖
愛媛FC戦2020.09.20正田醤油スタジアム DF6飯野七聖


MF35宮阪政樹(みやさか まさき)

中盤の軸として、絶対的な右足の精度を誇る宮阪の加入は大きかったが、しかしシーズン中、なぜか重用されるのは内田ばかりで、シーズンを追うごとに宮阪は内田の控えという位置づけがより鮮明になっていった。

なぜあそこまで内田を重用するのか・・・

その謎は永遠にわかりそうになく、そして理由は奥野監督の異次元の脳の中をみるしかない。

驚くべき位置からの超ロングシュート、突き刺すようなミドルなど、本当にその右足から放たれるロケット砲は凄まじい威力で、おそらく松下裕樹を上回るザスパ史上一番のものだったし、サイドチェンジの精度もさすがだった。

どこをとっても内田よりはるかにいいわけだが、しかし奥野監督は内田をファーストチョイスするところが2020シーズンの最大の謎でしかなかった。

その宮阪はJ3長野に移籍となる。

2回在籍した松本の最大のライバルである長野で是非とも昇格を果たし、松本との真のダービーを戦って欲しい。

31歳の宮阪にとって、長野を昇格に載せる事は選手生命をかけたミッションとなる。
宮阪の活躍を強く願う。





FW9岡田翔平(おかだ しょうへい)

あの地獄の2017に加入し、その翌年からのJ3での2年間を戦い、そしてJ2に復帰して1年を経た4年間の在籍を持ってチームを去る事となった翔平。

その湘南仕込みの前線からの激しいチェイシングは多くのサポータの心を掴み、翔平に対する信頼は相当に厚かった。

残念だったのは怪我だ。
2018年の左膝前十字靭帯断裂での全治8ヵ月でそのシーズンを棒に振り、翌2019シーズンも怪我がちで常に足の状態をみながらどうにかプレーするという状態が続き、そして2020シーズンはついに2試合の出場にとどまってしまった。

あの前線でのチームを助ける運動量、決定力、攻撃力、本当に素晴らしい選手だった。

まだ31歳、これからも岡田翔平の活躍を願う。


お・か・だ〜しょう、へい〜 
オ、オ、オ〜オ、オ、オ〜
お・か・だ〜しょう、へい〜 
オ、オ、オ〜オ、オ、オ〜

敷島・正田?油スタジアム ザスパクサツ群馬VS川崎フロンターレ
2017.7.12天皇杯第3回戦 川崎フロンターレ戦
FW15岡田翔平




FW13林 陵平(はやし りょうへい)

開幕戦でいきなり中断となった期間の中でヴェルディからレンタルで加入した林は、かつてザスパもやられた相手であり、大前とのコンビによる得点の量産を期待したが・・・
とにかく得点機を逃し過ぎた。
ストライカーというものは、移籍先やシーズンのはじまりなど最初の1点を獲るのにこじれると、なかなかスランプに陥ってしまう場合が多く、いかに早い内にまず得点するかをいつも自分も重要視するが、とにかく得点が出来な過ぎた。

しかし奥野監督はMF内田とFW林の元ヴェルディの2人だけは全く別枠、特別枠で起用を考え、スタメンかベンチからの後半投入のいずれかでほぼ毎試合、得点が獲れていないFW林を起用し続けた。

そんな矛盾を抱いた出場はついにシーズン終盤まで続いてしまい、そしてついに現役引退を覚悟、発表し、ようやく重圧から逃れた形の林はPKと、そして流れの中での素晴らしいシュートによる2得点で自らの現役に終止符を打った。

あれだけ点が獲れない中でも、強引に出場させ続けた奥野監督には大いに問題がある。
一定期間、ベンチから外し客観的に試合を見て、そして自分を見つめなおす機会を与えるなど、もっと通常とるべき手段があるだろう。

とにかく予想外に悪かったところは前線からのチェイシングの甘さだ。
ランニングでしかない形だけのチェイシングで相手DF陣の脅威に全くならず、相手はDFラインからしっかりと攻撃を組み立て、ザスパDF陣を苦しめる要因となった。

そういった消極的なプレーが結局はあと一歩、半歩の差がゴールに届くかどうかを決めるストライカーとして欠落があったということだろう。

そこを指摘するべきなのに、いつまでも点も内容も伴わないのに、ダラダラと出場を続けて・・・

監督のせいだ。
あんなヘボ采配のもとでは、林のように選手を潰してしまうということだ。







(2021.1.15UP)


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