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ザスパクサツ群馬

2019年5月25日(土)
2019天皇杯 第1回戦
ザスパクサツ群馬 VS 東京国際大
観戦記 1−0(延長)

横棒


天皇杯1回戦は東京国際大

2週間前の群馬県大会決勝でtonan前橋を倒したザスパは、いよいよ天皇杯本戦となる。

未だにリーグ戦で乗り切れていないザスパだが、この2週間前の天皇杯から4−4−2を試し、守備の安定からチームを固めようとしている。

しかし、その4バックの右サイドバックにはなぜか久木田を起用し、本来右サイドバックで活かされるべき舩津がセンターバックに入るという歪な起用により、案の定、前節の藤枝戦でも特に攻撃面でチームが機能しているとは言えず、低迷した内容には変わりがなかった。

布監督がどう考えているのかわからないが、いい加減考えを改めてもらわないと、本当にこのまま今シーズンズルズルと行ってしまう。

せめて、大胆に公式戦でチームを試せるチャンスである、この天皇杯で布監督の新たな試みを、当たり前の事が当たり前の戦術を期待したい。


そして、この試合に勝てば、次は大宮で大宮アルディージャと対戦でき、さらにそれに勝てば、3回戦でイニエスタらを擁するヴィッセル神戸と戦える。

J3に落ち込んでいるザスパにとって、この天皇杯はいろいろな可能性を産める大会である。

トーナメントは勝ってなんぼ。
きちんと取るべき戦術をとり、そして勝ち進みたい。



・・・ちなみに、この試合も所用により観戦できず・・・
サカラグでの試合はなるべく見たいために痛恨ですが、とりあえず報道内容や現地観戦組の情報を元に記録をとどめておきます。




控え陣中心のザスパ

ザスパは先週のリーグ戦からはFW17高澤、MF15金城ジャスティン以外は、全て控え陣に入れ替えての布陣。
特に先週末のリーグ戦ではベンチにも入れなかったMF14田中稔也、MF30姫野あたりは、この公式戦でのアピールのチャンスを生かしたいところだし、MF5青木翼も開幕時から降ろされたレギュラーの座を再び奪還したいところ。


 

17高澤 11辻正男

14田中稔也    18中村駿太
5青木翼 30姫野
19吉田将也       15ジャスティン
4岡村大八 28福田

21キムチョルホ


ベンチには、FW10青木翔大、FW9岡田翔平、FW7加藤潤也、MF24光永、DF3鈴木順也、DF32渡辺広大、GK33蔦





東京国際大

さすがに大学生のメンバーの布陣まではわからないので、とりあえず公式記録からメンバーの名前だけ書いておきます。

FW19平山勇太、FW9伊能

MF15森大輝、MF6小林友也、MF13落合、MF10有水

DF5塩野谷、DF4小木曽、DF12湯澤、DF22菅野

GK1村上


ベンチはFW18佐川、MF26福島、MF14宮原、MF11堀内、MF7大嶋、DF20東岡、GK31松田







何もできなかった前半

30度を越える日差しの強い猛暑の中の、真昼間のキックオフ。
湿度は少なくカラリとしているものの、それでも暑いものは暑い。

ほぼ全てのポジションでターンオーバー制を敷き、控え中心のザスパに対し、大学生達の暑さに慣れた若い運動量での球際の強さに圧され、前半はほとんど何もできなかったとのこと。

それに対し、東京国際大は遠目からでもガンガン打ってきたということで、ザスパも見習って欲しいところ。

天皇杯 サカラグ
なかなか結果が出ないMF14田中稔也

天皇杯 サカラグ
前半で退いたMF5青木翼


後半、レギュラーFW投入で活性化

後半頭からMF5青木翼に代えてDF24光永を投入し、光永を左サイドバックに、吉田将也を右サイドバックに、そしてジャスティンをボランチにポジションチェンジ。
(・・・だと思われます。それしかないでしょう)


その後、後半16分にはFW11辻正男に代えてFW7加藤潤也を投入。


天皇杯 サカラグ
右サイドで起用されたFW18中村駿太


更に後半31分にはFW18中村駿太に代えてFW9岡田翔平と、連続でレギュラーFWを投入。

天皇杯 サカラグ
復帰直後だが、既に切り札的存在のFW9岡田翔平


これにより、暑さでさすがにバテている大学生相手に攻撃が活性化されたとのことだが、それでも点が入らず、試合はスコアレスのまま延長に突入してしまう。





延長、高澤のゴールでなんとか辛勝

延長に入り、4人目の交代ができるため、ザスパはいよいよMF15金城ジャスティンに代えてFW10青木翔大を投入し、攻撃的な布陣に。

これで押し込む時間帯も長くなったが、延長前半15分、延長後半15分もすぐに時間は過ぎる。

もうこのままPK戦か、という中、右サイドからのFW7加藤潤也からの低いクロスに頭から飛び込んだFW17高澤のゴールが突き刺さり、ついに116分にして得点が決まる。

天皇杯 サカラグ
試合を決めたクロスを放ったFW7加藤潤也


天皇杯 サカラグ
ついに公式戦で初ゴールとなったFW17高澤


こうして、ザスパは大学生相手にプロの面目躍如で辛勝となり、7月3日の大宮でのJ2アルディージャ戦に駒を進める事となった。





リーグ戦に繋がるか・・・

とにかく、前半が低調な内容だったということで、これはセレッソ23戦での逆転負け以来、ずっと課題となっている攻撃の停滞感によるもの。

2週間前の天皇杯群馬県大会決勝から4−4−2として、守備だけは安定したものの、大学生相手にこれだけレギュラーFWが後半から出ても延長後半ギリギリまで点が入らないのは、やはり課題が解消されていない証拠。


唯一の収穫は、いよいよFW17高澤に公式戦初ゴールが生まれ、その後の高澤のプレーにも強気にシュートにいったりと、明らかにFWとしての自信が増したとのこと。
まだ、サイドバックで起用された吉田将也も、猛暑の中の120分間、上下運動が衰えなかったとのことで、ここ数試合、なぜかDF久木田が起用されている右サイドバックの人選に良い影響があればと願うばかり。


気にかかるのは、なかなか芽が出ないMF14田中稔也か・・・
シーズン前はエース級の活躍が期待された沼田生まれ鹿島育ちのホープだっただけに、いまいち波に乗れていない。

同じく、FWとして結果の出ない辻正男や中村駿太、またスタメンを外れがちとなっている姫野など、期待された戦力がいまいち活躍できていないのも事実。

個人的にはあれだけの運動量と球際の強さを持つ和製カンテMF30姫野はもっと珍重されるべきだと思うが、いまいち布監督の起用には疑問符。
この東京国際大戦ではようやく久々にボランチでの起用となったが、果たして布監督の評価はどうだっただろうか。


攻撃の鍵を握る加藤潤也の久々の公式戦でのアシスト、そして初ゴールで今後の活躍が期待されるFW高澤らが、停滞するザスパの攻撃を活性化させられるか。

一番肝心なのは布監督の采配次第であり、せめて来週末の久々のホーム戦では右サイドバックでの久木田の起用だけは勘弁してもらいたいところ。

今後のザスパの巻き返しに期待するしかない。





(19.5.25UP)

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