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J3 ザスパクサツ群馬

2018シーズン 契約満了選手達・・・

横棒


J3に残留となったザスパの契約満了選手たち・・・

1年でのJ3脱出が出来なかったザスパ・・・

J3降格1年目は、1億2000万の救済金が出るが、2年目は普通にJ3チームへの配当金として、3000万だけとなり、9000万の純減となる。

当然そうなれば、これまで抱えていたプロ契約の選手達をかなりの数で放出せざるを得なくなるのが事実。

昨シーズンはかなり主力が残ってくれた事でホッとしたものだが、今シーズンオフは相当に選手の入れ替えが予想されるところ。

徐々に契約満了が発表される中、せめてものはなむけとして、このページで所感を書ければと思う。

(発表の度に、順次更新していきます。)







MF30松下裕樹

ついに現実のものとなったか・・・

本人のコメントからいっても、おそらく現役引退ではと思われる。

やはり先週末がマツの引退試合だったか。

その試合を観る限りでも、まだまだやれるという思いは強いし、覚悟はしていたとはいえ、やはり現実のものとなると、ショック過ぎる。

前橋育英時代から絶対に将来、代表に入るだろうと熱く応援していたマツが、2007年にザスパに来てくれた時は本当に有頂天であり、そしてその期待にたがわず、本当に攻守ともに活躍してくれた。

自分がマツに付けた相性は”鋼のボランチ”

そのフィジカルの強さに加え、絶対の自信を持つ右足でのキック力、精度は、フリーキックや正確無比なサイドチェンジで発揮され、何度もザスパの停滞感を撃ち破るパスを供給した。

櫻田、熊林らとの時代には、ポゼッションサッカーの軸ともなり、足元のテクニックも非常に高く、未だにマツがヘタにボールを奪われた覚えが全くない。

その松下が、いよいよチームを去るか・・・

マツさえいれば、ザスパだった。
マツさえいれば、群馬のプロチームだった。

チーム最初の連勝を飾った、あの水戸戦でのロスタイム最後の地を這うようなミドルでの決勝点・・・

多くのサポータの胸に、あの時の感動は深く刻まれている。

また、詳しくは松下裕樹の応援紹介ページで後程アップします・・・

敷島・群馬サッカーラグビー場 ザスパクサツ群馬 VS 駒澤大学
この日も暑い中で奮闘したベテランMF30松下裕樹



MF6小林竜樹

正直、竜樹の契約満了が最初に出たのは衝撃だった。

通算9年、もはや竜樹のいないザスパなど想像つかないほど、当然あるべき存在だった・・・

前橋育英出身であり、最初にザスパにレンタルで来た時の、都倉とのダブルドラゴンのコンビ、チーム初となった山形戦でのハットトリックなど、鮮烈な記憶が多いが、特に今季の前線での活躍は目を見張るものであり、高橋駿太との2シャドーは前線で起点を作りまくった。

確かに年齢的には33歳となるが、チームの誰よりも走り回るスタイルは、サポータからの信頼も厚く、まだ2年はいけると思われたが、ベテランの域に入り、やはりサラリーの壁があったか・・・

ああ、本当にこの貴重な戦力を手放してしまうのか・・・


本来は竜樹の応援紹介ページも作りたかったが、なかなかその機会が無かったのが個人的に残念でならない。

昨年まではダニエルロビーニョなどの外国人助っ人や、江坂、瀬川、高井、カンスイルなど、エースたちの陰に隠れ、なかなかスタメンを掴める機会が減った時期もあったが、決して腐ることなく、ブレずに走り回って前線の起点となるそのスタイルは最後まで崩れる事は無かった。

だから今シーズンの活躍があった。

布サッカーとして、本当に竜樹を手放していいのか、最優先で確保すべき人材ではないのか。

とにかく、竜樹選手、本当にザスパに尽力してもらい、有難うございました。

(追記)
そして、12月13日に、竜樹選手の現役引退が発表・・・
ザスパがJ2に復帰していれば、あと2年はまだ現役を続けてくれただろうに・・・
ザスパのために走り尽くしてくれた竜樹選手、本当にお疲れさまでした。
(追記)
さらに追記、その後にザスパクサツ群馬のアカデミースタッフに就任となり、まずはジュニア世代の育成から指導者の道をスタートさせる事となる。
常に全力で走り抜けてきた、そのサッカー魂を次の世代に注いで欲しい。


ザスパクサツ群馬 VS ベガルタ仙台 MF6小林竜樹
2018.6.6天皇杯2回戦ベガルタ仙台戦にて、アップするMF6小林竜樹



DF4坪内秀介

松下裕樹と同じ高崎市高松中出身の坪内は、ジュビロから2016シーズンに移籍し、3年間でザスパを去る事となってしまった。

松下と共に、神戸時代から坪内の動向を見続けてきた自分にとっては、松下に次ぐリーダーシップの持ち主として、松下の後継としてチームを引っ張る役割を期待してきた。

実際、坪内がDFラインに入ると、安定感がグッと増すイメージがあり、その経験から裏付けされたカバー能力などはさすがのモノがあった。

今シーズンは開幕シーズンはスタメンだったが、シーズン途中で4バックから3バックに戦術が変わると、坪内はスタメンから外されてしまい、1−0で勝ち切る布戦術に変わってからは、1−0で試合終了間際を迎えた残り5分で投入され、絶対に1点を守り抜くというクローザーの役割を担わされた。

やはり松下らと同じく、J2に復帰できなかった来シーズンは、坪内を雇う給料は無いのだろうと覚悟はしていた。

だが、やはり現実のものとなるとあまりに厳しいものがある。

今シーズンは坪内秀介後援会も結成され、まだまだこれからという所だった。

これもチームが昇格できなかった反動によるものではあるが、それにしてもこういった地元を愛する生粋の郷土プレーヤー達がチームを去るのは寂しくてならない。

これまで数々のJ1チームで戦ってきた坪内選手が、ザスパに来てくれて、色々なモノを残してくれて、本当に有難うございました。

現役を、サッカーを続ける限り、応援していきます。


(松下裕樹と同じく、また後日に坪内秀介の応援紹介ページでもじっくり書きたいと思います。)

DF4坪内秀介
H26.04.09 2014J2・ザスパクサツ群馬 VS 京都サンガ
キャプテンマークを巻き、DF陣を率いるDF4坪内(左)




DF3川岸祐輔

子供も産まれ、いよいよ責任のある立場となった川岸、ぎしちゃんも、契約満了となった。
やはりサラリーの問題だろう・・・

4年間、とにかくタワー型の外国人に強いそのプレーの力強さはチーム随一だった。
自分としては、今シーズンもっともっと使って欲しかった選手であり、特に前橋市出身の生粋の郷土プレーヤーをここで失うのはあまりに辛い。

その恵まれた体躯には、さらなる可能性を秘めている。
今後の活躍と、出来れば早くチームがJ2に復帰した際には、さらに成長した川岸を呼び戻すくらいの展開をと、淡い期待を抱きたい。

敷島・群馬サッカーラグビー場 ザスパクサツ群馬 VS 駒澤大学
2018.5.27天皇杯1回戦駒澤大学戦にて
FW39大久保(左)、DF3川岸(中央)、FW9岡田(右)ら、駒澤大学ゴール前での激しい競り合い




MF17鈴木崇文

崇文はまさかの現役引退となった。

その左足の精度はJ1にも通じるほどのものだった。

本当にもう現役引退なのだろうか??

昨シーズンもだが、今シーズンも崇文の扱いには疑問符ばかりだった。

なぜ崇文をもっと使わない??
チーム随一の精度を誇るその左足からの正確無比なクロス、ゲームの流れをガラリと変える事のできる、その卓越したテクニックからの積極的な縦パスの数々。

その左足には本当に魔法がかかっていた。

今シーズン、チームの攻撃を司った山形からレンタルのMF8風間を引き留められるのかが厳しい中、風間の後は崇文に攻撃のタクトを任せてもいいはずだった。

また、岩田が怪我をしてからは、左ワイドの人選に苦慮し、なかなか左では機能しなかったジャスティンなどを固定してしまい、チームのアキレス腱となってしまっていたが、ならば崇文を左ワイドで使っても良かった。

ああ、残念でならない。
もう崇文の左の魔法を見ることができないのか・・・

私が心底愛した平野孝をはじめ、フリューゲルスのエドゥー、世界的には最高のフリーキッカーだったミハイロビッチ、国内では中村俊輔や名波など、やはりレフティーの魔法には魅了されるものがある。

やはりここもサラリーの折り合いもあったのだろうか。

その左を失うのはあまりにも痛い・・・






FW18小牟田洋佑

小牟田も竜樹と同じく出身は栃木県、そして前橋育英出身。

自分としても前橋育英時代からファンであり、その長身を生かしたポストプレーなどは折り紙付き。
そしてしっかりと前線からチェイシングも行い、特に今期は2列目の高橋駿太や風間、大島らが点を取っていくのがチームのスタイルだったので、本来はもっと小牟田を1トップに据えて、前線に起点を作るべきだった。

特にジャンボ大久保の契約満了がほぼわかりきっている中、ならばもっと来年は小牟田に期待したかった。

確かに優しすぎる性格からか、FWとしてはゴールへの貪欲さに欠け、なかなか点が獲れないという、FWとしては致命的な点はあったかもしれないが、それを差し引いても高さと足技を兼ね備えた小牟田の可能性にはもっと賭けたかった。

26歳とまだ若い小牟田、この先の活躍も期待したいところであり、その後12月26日に福島ユナイテッドFCに移籍となった。

2017シーズン、福島では前線で存在感を示せたとも聞いており、ここはザスパをいったん離れ、福島という地で今一度FWとして、ストライカーとして成長して欲しい。

そして、いつかはまたザスパに戻る日を、私は願う。

ザスパクサツ群馬 VS ベガルタ仙台 FW18小牟田
2018.6.6天皇杯2回戦ベガルタ仙台戦にて
後半投入されたFW18小牟田




GK21松原修平

2018シーズンのMVPといえる活躍となった守護神・松原は、なんとJ1湘南ベルマーレに完全移籍となった。

まさか飛び級でJ1チームに移籍とは・・・

しかし、今期の松原はそれだけの活躍をした。
開幕からスタートダッシュに失敗したチームの中で、押し込まれる展開が多かった中、松原は奇跡的なスーパーセーブで何度もチームを救い、ギリギリのところでチームを昇格争いに残す原動力となった。

その後もシーズン後半は布サッカーが発動し、1−0のウノゼロで勝ち抜く試合が増えたが、その無失点に抑えた勝因も、この松原のスーパーセーブに助けられた試合が多い。

松原が正GKでなければ、今シーズン3〜5勝は変わったのではないだろうか。

その活躍が認められ、J1チームに移籍する。
これは今季のザスパの中で祝福すべき事だろう。

しかし、湘南にはルヴァンカップ決勝でもゴールを守り切った正GK秋元がおり、そしてかつてのザスパの守護神・富居もセカンドキーパーにいる。

実際のJ1の試合に出るには、かなりのハードルがあるだろうが、松原の今後の活躍に期待したい。





GK23パクスンリ

天皇杯でゴールを守り勝利に貢献したパクスンリも放出となった。

特にそのキック力に定評があり、今季大活躍のGK松原を引き留められなかった際には、来期はパクスンリの出番だと期待していた。

25歳とまだ若いし、GK陣でスンリくらいはキープしておかないと、来期以降のGK陣はどうなるのか・・・

うーん、この放出は納得できない・・・

その後、1月6日に沼津への移籍が発表された。
今シーズンは、敵としての対戦の可能性もある。
手放した戦力に返り討ちに合わない事を願うのみ。

敷島・群馬サッカーラグビー場 ザスパクサツ群馬 VS 駒澤大学
2018.5.27天皇杯1回戦駒澤大学戦にて公式戦デビューのGKパクスンリ



DF19一柳夢吾

ベテランの域となる一柳はやはり契約満了となった。

3年間、DF陣を支えた一柳は、右サイドバック、センターバック共に務まるユーティリティ性もあり、最後の試合ではボランチ(もしくはシャドー?)も務めた。

しかし、どのポジションでも攻撃力、守備力に中途半端な部分があり、器用貧乏的なところはあったかもしれない。

33歳という年齢もあっただろうが、まだ現役を続けるなら頑張ってもらいたい。



FW39大久保哲哉

ジャンボ大久保はやはり契約更改はなかった。

正直、もっと活躍してくれるものと思われたが、正直開幕シーズンのつまづきの戦犯は明らかに大久保だった。

かつて、ザスパが散々苦しめられたジャンボには、その借りの分まで得点で返して欲しかったが、おそらくその巨体を維持しての前線でのチェイシング、ボールを受けるための動きには、もうベテランの身体ではついていけなかった部分が散見された。

J通算100ゴールまであと1ゴール、あれだけ後半に投入されたところから、あと1点くらいは決めて欲しかった・・・




GK1常澤聡

地元藤岡出身で、ザスパでプロとしての経歴を開花させ、一度は山岸GKコーチと共にファンに惜しまれながらチームを去るものの、もう一度帰ってきてくれた常澤。

元祖・紺色の十本指の常澤の活躍をもっと期待していたが、ザスパ復帰の今シーズンは若手のGK松原の大活躍の陰に隠れる形で、途中からはセカンドキーパーの座もパクスンリに渡し、すっかりとい影をひそめてしまった。

まだ33歳、ようやくベテランの領域となる常澤には、もっとザスパにいて欲しかったが、松下、坪内らと同じく、やはりチームにつなぎとめるだけの給料は無いのだろう。

そしてその後、常澤は愛知県岡崎市にある、JFLのチーム・FCマルヤス岡崎に移籍となった。


昨年の再加入の際に更新できていなかった、常澤聡の応援紹介ページでも、また書きたいと思います・・・




DF5阿部巧

世代別代表の経歴もある阿部巧すらもチームからいなくなるのか・・・

そのハードワークと、左サイドでの積極的な攻め上がり、そしてその左足からのクロスの威力は常にチームにとって必要不可欠なものだった。

今シーズンは開幕時の4バックの左サイドバックの頃から、3バックに変わっても3バックの左ストッパーの位置でレギュラーを張り続けるも、ガンバ23との大敗を機に、途中補強のジャスティン、小柳にポジションを奪われる形でしばらくベンチからも名が消え 、シーズン終盤になってようやく左ワイドの位置に戻り、その活躍でやはり阿部巧はもっとシーズンを通して使うべきだったと改めて認識させられるものだった。

しかし、家族を持つ身として、やはり来年半額も覚悟させられる給料の激減では、阿部巧を引き留める事は難しいのだろう・・・

本当に惜しい戦力を失う事となる。

鈴木崇文と共に貴重なレフティーの代役の目途は果たしてどうだろうか。


その後の発表で、阿部巧の次は同じJ3のSC相模原に移籍となった。
今度会う時は敵となるか・・・
手痛いしっぺ返しを喰らわない事を願うのみだが、精一杯ザスパに尽くしてくれた阿部巧の今後のサッカー人生にエールを送りたい。



MF11岡庭裕貴

昨シーズン、東京農業大学からプロの経歴をザスパでスタートさせた岡庭は、本来攻撃的な選手であるにも関わらず、なぜか昨シーズンの森下監督は岡庭を前線ではなくボランチでの起用にこだわり続け、そして岡庭は本来3列目という失点に直結する位置では犯してはならないパスミスを連発させ、何度も手痛い失点を喰らってしまい、まさにチームのJ3降格の戦犯の1人としての、不名誉なシーズンとなってしまった。

布体制となった今シーズンは、本来の攻撃的な2列目での起用で度々使われ、スタメンではなくとも後半途中からの起爆剤としても起用されるなど、シーズン通してコンスタントな活躍となった。

中央を割って入っていくプレーはなかなか特徴的であったが、今シーズンは昨シーズン度々みせたミドルレンジでの威力のあるシュートをあまり見られなかったのは残念なところか。

岡庭もまだ大卒2年目が終わったところであり、まだまだこれからの選手。

せっかく昨シーズンから育ててきた若手選手をここで手放すのかと・・・
これではいったい、チームに何が残るというのだろうか。

やはり残念でならない。
これからも更に攻撃に貪欲となった岡庭の将来のプレーに期待したい。

敷島・群馬サッカーラグビー場 ザスパクサツ群馬 VS 駒澤大学
2018.5.27天皇杯1回戦駒澤大学戦にて
MF11岡庭が左足をタイミングよく振りぬくと、ボールはゴール右上に!!



DF16市川恵太

地元藤岡市・前橋商業出身であり、左サイドバックからセンターバックまでこなすDF陣のユーティリティプレーヤーとして、2年間を通じて貴重なバックアッパーとして活躍してくれた。

サイドバックからのクロス能力もある市川なら、3バックの左ストッパーなど最高のポジションではと思えるが、なぜか布監督の戦術としては3バックに切り替えてからしばらくの間は中央の位置に据えられ、そこまで得意ではないカバーリングなどで四苦八苦し、大事なところで守りきれず、市川にとっても不運な起用が続いた。

少なくとも、ジャスティンを左ワイドに固定するくらいなら、市川の選択肢は無かっただろうか・・・
市川を左ストッパー、小柳を左ワイドで使う手もあったはず。

やはり郷土プレーヤーをこんなに簡単に失うのは寂しい限り。

その後、市川恵太は大阪府枚方市(ひらかたし)で、Jリーグ加盟を目指す関西リーグ所属のFCティアモ枚方に移籍となった。

再びJリーグに帰って来られるその日まで、市川恵太のサッカーはまだ続く。


敷島・正田醤油スタジアム ザスパクサツ群馬 DF16市川
2018.4.15藤枝戦にて
3バックの中央に入りながら、積極的に攻撃に参加したDF16市川




FW10平繁龍一

2013〜2014シーズン、ザスパのエースとして君臨し、その高い決定力でザスパを救ってきたエースが戻ってきたことで、これでザスパの1年でのJ2復帰も安泰かと誰もが期待した。

しかし・・・開幕シーズンこそ起用された平繁だが、周囲との連携合わず、なかなか思ったような活躍が出来ないまま、早々にメンバーから姿を消し、その後は平繁最大の弱点である怪我の再発などもあったようで、本領を発揮できないままザスパを去る事となった。

かつての栄光を知るサポータたちは、最後まで平繁の活躍を願ってやまず、特にシーズン中盤以降の、岡田、岩田、星原とアタッカーたちが次々と怪我で離脱していく中、なぜ平繁はベンチにすら入らないのか??と最後まで疑問のままだった。

本当に残念でならない、No.10の1年での早々の退団、、、ジャンボ大久保と共に、活躍が期待されたこの2人のFWの誤算はJ2復帰を逃した最大の要因となってしまった。




MF14吉田直矢

昨シーズン、大卒で加入した吉田直矢も契約満了か・・・
今年はボランチ陣のバックアッパーとして、いい加減連戦が厳しくなった松下裕樹らの代役などでスタメンでも数試合起用され、徐々にボランチとしてのステップアップも踏んでいたところだった。

松下裕樹、鈴木崇文とベテランボランチ陣がチームを離れる中、今シーズン軸となった風間、碓井のレンタル組の動向も不透明となる中、来シーズンは吉田直矢がボランチ陣の軸となる事も予想された矢先での契約満了はやはり意外だった。

うーん、吉田までいなくなると、誰も残らなくなるが・・・

その後、1月7日に同じJ3のいわてグルージャ盛岡に移籍が発表。
2019シーズン、またしても敵になる選手がまた一人・・・


敷島・正田醤油スタジアム ザスパクサツ群馬 MF14吉田
2018.4.15藤枝戦にて
大黒柱・松下裕樹に代わりスタメン抜擢のMF14吉田




MF志村駿太

吉田直矢に続いての、まだ21歳の志村の契約満了は、サポータの誰もがショックであることだろう。

地元伊勢崎市の出身であり、ザスパU−15から9年間ザスパに在籍してきた志村。
なかなかトップチームでの出場機会を得られない中、図南やチャレンジャーズチームへの武者修行も経験してきた。

日頃からの相当な練習量、鍛え方を積んでいる事はサポータの間でも話題となり、チームのカンフル剤として志村待望論はいつも上がっていた。

志村なら、まだ安いサラリーでも引き留めておけなかったか・・・

チャレンジャーズチームも経験した、この郷土選手の若手を、本当にこんな中途半端なままで手放すのか・・・

ちょっとチーム体制としてのビジョンが見えない・・・

その後の2019.1.15、埼玉県リーグ1部のアヴェントーラ川口への移籍が発表された。
まだ若い志村のサッカー人生はまだまだこれから、頑張れ!!志村!!




FW7高橋駿太

駿太・・・
この選手だけは手版してはダメだった・・・
しかも、同じカテゴリーのJ3富山に完全移籍・・・
マジか・・・

確かに29歳になる駿太にとって、地元富山にトップフォームで戻れる最後のチャンスだということはわかる。

だが、J3長野を解雇になり、J2のチームで拾った恩をあだで返すような移籍は避けたかった。
せめてJ2のチームにいってくれていれば・・・

2016年から加入し、毎年10点前後のコンスタントな得点を挙げ、それと同じくらいアシストも決めてきた。

その献身的な前線での運動量により、まさに縦横無尽にピッチを駆けまわり、起点を作りまくった。

得点、アシストも多いが、それ以上にチームへの貢献度が今シーズンもぴか一だった。

その駿太がいなくなるか・・・
他の選手を切っても、駿太だけは残すべきだった。
あれだけシーズンコンスタントに働けるのは、怪我にも強い証拠であり、コストパフォーマンスも高い選手のはずだった。

今思い返しても、駿太以上に貢献度の高いアタッカーは、ちょっと思い当たらない。
おそらくザスパ史上屈指の貢献者と言える。

駿太さえいれば、まだ来年も希望の光が見えた。


しかし・・・本当にいなくなるのか・・・
ダメだ、痛すぎる。
さすがに、これはこたえた。




MF29星原健太

松本山雅からレンタル補強だった星原はそのままレンタル切れとなった。
しかも、松本はJ1に昇格することもあり、30歳になる星原は松本からも契約満了・・・

ザスパでは右ワイドに起用され、その積極的なサイドでの仕掛けは、左の岩田と共に大きな武器となった。

ダメか・・・星原を雇いなおす金すら無いのか・・・

2019.1.8、その星原は同じJ3の藤枝に移籍が発表された。
レンタルで出していた出岡と共に、2019シーズンは敵として対峙することとなる。

星原を手放した事はあまりに惜しいが、2019シーズン、星原にやられないようにザスパも気を引き締める必要がある。




FW50山ア雅人

37歳となるベテランFW山アは現役引退となった。

ガンバや山形などで実績を積んだ山アも、ついにか・・・

やはりJ3・2年目となるザスパは、こういったベテランを雇うのはもはや不可能になってしまった。




MF8風間宏希

山形からレンタルで補強された風間は、まさに2018シーズン、ザスパの顔となり、松下裕樹に代わり攻守の軸となった。

特に本人も自信を持っている攻撃の精度が素晴らしく、1アンカーで風間が2列目のインサイドハーフで起用された時の破壊力はすさまじく、なかなか相手も捕まえられないセカンドストライカーとしての才能を開花させ、普段はボランチの位置ながらも7得点を挙げた。

熊林が去ってから、長い間ザスパは司令塔たるセントラルMFがなかなか定着できなかったが、風間にはその才があった。

ここまでザスパの補強では、YS横浜の辻、鳥取の加藤など、アタッカーの補強に成功しているように見え、そして岩田、岡田といったストライカーも加わるとなれば、では誰が彼らアタッカーを操るのか、というところが、鈴木崇文も手放した今、正直ビジョンが見えない・・・

その風間も、チームの引き留めもあったが、J2に昇格する琉球に買われることとなった。

選手のステップアップになるのならば、仕方ない・・・
やはりレンタルの選手を、J3・2年目のチームが引き留めるのは難しい。

惜しい選手を1年で手放す事となった・・・




MF33碓井鉄平

シーズン後半に入り、長崎からレンタルで補強した碓井の加入により、ザスパは変われた。

長らく松下裕樹1人に頼ってきたアンカーのポジションを、ようやく任せられる人材が碓井だった。

守ってはライン際まで粘り強く対応し、攻めてはオフサイドラインまで積極的にゴールを狙っていく。

その機動力に加え、プレーの精度が高く、守っても攻めても、碓井のところでのミスという場面はほとんど記憶に無い。

そんな碓井だからこそ、今シーズンのベストポジションと言える3−1−4−2の”1”、1アンカーを任せられる事が出来た。

碓井さえ残ってくれれば・・・

松下裕樹も放出となってしまい、2019シーズンのJ2復帰に向け、碓井の残留は絶対条件とさえ思えた。

そんな碓井のレンタルが満了となり、そしてあろうことか長崎に帰るわけではなく、同じカテゴリーのJ3の富山に移籍することとなってしまった。

攻撃の要・高橋駿太に続き、これだけ攻守の軸だった碓井もなんと富山にいってしまうのか・・・

来年の富山はあまりに強敵だ。
駿太、碓井がいるチームを相手にするとは・・・

駿太は故郷という事もあり、富山に移籍は仕方ないと思えたが、碓井の場合は単なる条件面でしかないじゃないか・・・

風間がダメだった今、せめて碓井だけは引き留めるべきだった。

マジか・・・

今シーズンの中盤の軸だった、風間、碓井の両軸を失うのか・・・

果たして布監督は、来シーズンはどうチームを組み立てるのか。
今は布監督を信じる他はない・・・




FW27大島康樹

栃木から育成型レンタルでやってきた大島は今シーズン、ハットトリックなどの固め撃ちにより、チームトップの12得点を挙げた。

だが、攻撃の軸となったかはなかなか危ういところで、前線でのチェイシングなど動きの少なさが目立った。

スタメンとなった最終戦こそ、積極的な前線での動きが出たが、できればあの動きをずっとやり続けて欲しかった。

まだ22歳の大島としては、あの得点を獲る時だけ働くいぶし銀のストライカーの役割はまだ早すぎると思えた。

もっと前線で相手に食らいつき、そしてボールを積極的に受けて前線での起点となる動きを身に着けて欲しい。

あれだけの決定力があるのだから、まだ伸びしろはある。

栃木に戻った大島の今後の成長に期待したい。




DF28長谷川巧

新潟から育成型レンタルで中途補強した長谷川もレンタル満了となり、J2金沢にレンタル移籍となった。

右サイドの星原が怪我を負った際には、長谷川に期待もしたものだったが、攻め上がった裏を狙われ失点したことをきっかけに、なかなか積極的に攻め上がれなくなり、20歳と若い長谷川のフレッシュな動き、攻撃を引き出すのには至らなかった。

ラスト2試合は風間や碓井らの累積欠場で押し出される形でスタメンを張ったが、布監督の思い通りにはならなかった感がある。

まだ二十歳の長谷川も、これからの成長に期待となる。




DF50小柳達司

金沢からレンタル移籍中だった小柳は、完全移籍とは出来ずに、J2甲府に完全移籍となった。

思えば、大卒で加入してから4年間在籍した小柳は、本当に優れたストッパーであり、特に3バックのストッパーで起用されると、タイミングの良い攻め上がりから、得点力も高かった。

その小柳が2年間の金沢でのプレーを経て、再びザスパに途中レンタルで戻ってきてくれた事は嬉しかった。

そして、期待以上にシーズン後半活躍し、同時期に加入したジャスティンが左ワイド、小柳は左ストッパーとして絶対固定レギュラーとなった。

左ワイドに入ったジャスティンだが、そもそも左サイドは苦手であり、ほとんど縦への突破が出来ない中、それに代わって小柳の方が縦への突破や、サイドの深いところからのクロスなど、決定機を演出した。

その攻撃力を買われ、シーズン終盤にはパワープレイ要員となり、ベテラン坪内を投入する事により、小柳が前線に配備され、その鋭いチェイシングや、フィジカルも活かした前線での起点、そして突破、クロスと、総合力の高さを見せつけた。

そんな貴重な戦力の小柳だったが・・・やはり完全移籍で獲得するだけの資金は無かったか・・・

さらに、小柳からすればJ2、それもJ1復帰を狙える甲府に移籍となれば、キャリアの中でも最高の移籍となる。

とりあえず、同じJ3のチームに行かなかっただけでも良かったと思うしかない。

ザスパが育てた万能の機動戦士の今後の活躍に期待したい。




DF15中村俊貴(としき)

天皇杯で活躍した俊貴だったが、シーズン途中から鈴鹿アンリミテッドにレンタルとなり、そしてそのまま完全移籍となった。

天皇杯では右サイドの位置で積極的な攻守の動きを見せ、手薄となった右サイドでのリーグでの活躍を期待されたが、なぜ布監督は使ってくれなかったか・・・

ザスパではなかなかリーグ戦での出場には恵まれなかった俊貴だが、移籍先の鈴鹿は2019シーズンからJFLへ昇格となり、そこで活躍すれば、再びJリーグへの道もあるだろう。

今後の俊貴の活躍を願っている。




DF22藤原雅斗

なかなか出場機会に恵まれない藤原は、同じJ3の沼津へレンタル移籍となった。

この期に及んで、ザスパからレンタルなんてあるのか・・・と思うが、本人の感謝している、というコメントからいくと、片道切符だろうか・・・

まだ24歳の藤原の今後の成長と活躍を願いたい。




MF26出岡大輝

2018シーズン途中から藤枝にレンタル移籍されていた出岡は、そのまま藤枝に完全移籍することが発表された。

関西学生サッカーリーグで得点王に輝いたレフティーということで、大いに期待されて2017シーズンに加入さいた出岡だったが、前線ではほとんど起用されずにボランチでの起用がほとんどであり、その得点力が披露されることは無かった。

もっと上手く使えたのでは、と今でも無限の可能性を感じる出岡という才能を無下に手放すのはあまりに惜しい。

2018シーズンはレンタル契約ゆえにザスパと直接対決できない移籍だっただろうが、2019シーズンは同じく藤枝に移籍した星原と共に、いよいよ敵として立ち向かわれることとなる。

強敵となってしまうのでは、と今から懸念されると共に、出岡にはザスパフロント陣を見返す活躍を見せて欲しい。







(2018.12.06UP)
(2019.1.14まで随時更新)


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