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2013年2月よりJ2・ザスパ草津はザスパクサツ群馬に!!
〜の名称変更について〜


横棒


2013シーズンより、ザスパ草津はザスパクサツ群馬に名称変更!!

前身のリエゾン草津から引き継ぎ、2002年から11年続いたザスパ草津というチームは、2013年からザスパクサツ群馬というチーム名に変更となる。

植木代表取締役兼GMの会見によれば、”ザスパ草津”だとチーム発祥の”草津町”のチームというニュアンスが未だに強いが、スタジアムも無いためにトップチームは前橋市が主戦場になっており、草津町はU-23など下部組織が拠点としているという事実がまずあり、広く”群馬県”に愛されるチームを明確にしたいとした。

また「ザスパ草津・群馬」にしてしまうと、略称が「ザスパ群馬」と略される可能性があるため、草津をあえてカタカナの「ザスパクサツ」としたとのこと。


ということで、このHPでもザスパ草津からザスパクサツ群馬へと変更していきたいと思います。

ちなみに、これまでよくザスパ草津を”草津”と呼ぶメディアなども多かったかと思いますが、このHPでは最初からザスパは”群馬”のチームという概念があったため、草津という名称はやや馴染まないとし、一貫して”ザスパ”と呼んでいたので、あまり大筋には違和感は無いかと・・・


さて、この名称についてこの機会に少し書きますか・・・





”群馬”という名称の必要性

昨年、この名称が発表された際に各人のコメント、感想はさまざまだった。

大筋で多かったのは、「なんだよ、ザスパクサツ群馬って??」という、違和感のあるカタカナ名の多さへの批判だったかと思う。

確かに違和感があるほど長い。

ザスパ、クサツ、群馬、と明らかに3つに分かれる名称というものも類を見ない。

特に”群馬”という名称を取って付けたようにしか見えない。


だが、私は納得している。

取って付けようとも、なんだろうとも、”群馬”という名称はザスパには必要だった。

先に植木GMが述べたとおり、あくまでザスパは草津町のチームではなく、オール群馬のチームなのだ、という事を名称を持って大々的にアピールする必要があった。


これまでもチーム立ち上げ当時から、どうにもこの草津という名称は支援の手を限定させた。

特に自治体関連として、県営の敷島陸上競技場を抱える県としては、草津という特定の名称を大袖振るって支援するわけにはいかず、どうしても支援は県営スタジアムの使用料減免や、単身寮など一部施設の提供など、一部のハード面での支援に留まっている。


これまでの”ザスパ草津”という名称でも、草津は群馬を代表する観光名所、ザスパを応援する事は群馬を盛り上げる事に繋がる、といった間接的なイメージはできたが、この名称変更により直接的に群馬を代表するチームへと生まれ変われるわけだ。


どんな形でもいい、とにかく”群馬”の文字を入れる事が絶対必要であろう事は以前からこのHPでも述べてきた。

そして、なぜザスパがザスパ草津という名称なのか、というところも全国的に見れば違和感があったのも否めない。

草津から群馬へ、それはもはや避けて通れない道だった。




”クサツ”の名を残す意義

では、なぜ”ザスパ群馬”に名称変更ではなく、ザスパ”クサツ”群馬と、ミドルネームという強引な形でクサツの名を残す必要があったのか。


これについても植木GMが言っているとおり、”草津”はあくまでザスパの精神的拠り所もある所は確かだ。

そもそもザスパのTHE・SPAの名前が温泉そのものであり、それは草津温泉あってこそのモノである事は揺るぎない。

草津の名称を捨てる事はザスパというチームそのものの根底を揺るがす事にもなる。


群馬リーグの地方での戦いでの頃から、JFL時代まで、ザスパ所属の選手はほとんどが草津温泉で働きながら、サッカー選手として活動してきた。

この半働半サッカーの形式は草津温泉の全面的協力あってこそのモノだ。

そしてその精神はトップチームの本拠地が実質前橋市に移った後でも、U−23のサテライトチームに受け継がれ、今でも大変お世話になっている。

ザスパはあくまでも”草津”のチームだ。

実質がどうであれ、精神はいつでも草津にある。

あるべきだ。

そして精神を草津に置き、群馬の代表として戦う。

それがザスパというチームの根元だ。




オール群馬での体制を、そして群馬サッカー界の躍進を

結果として、ザスパクサツ群馬となった。

先の植木GMのコメントのとおり、後付でザスパ草津・群馬としても、もはや草津の名はほとんどのメディア上では省略され形骸化してしまう。

その良い例が「ジェフユナイテッド市原・千葉」であり、正直私も忘れがちになってしまってこのHP上では「ジェフユナイテッド千葉」とまるで正式名称のように書くことが多い。

ただでさえジェフと略される千葉の名称は、カタカナの部分でまず長く、更に以前のチーム名の”市原”なんぞはもはや形骸化甚だしい。


ザスパ草津・群馬とすれば、ほとんどのメディアで同様に”ザスパ群馬”と略される事は目に見えている。


確かに、今後は大筋ではザスパ群馬と便宜上略される事は多くなるだろうが、それでも正式名称を掲げる際には、カタカナ名でザスパの名称と一体化したクサツの名前はザスパクサツとしてしっかりと残るはずだ。


現に新たなロゴの中にもしっかりとクサツの名は残っている。


群馬という名称は入れつつも、草津の名をしっかりと残す。

この苦肉の策は、どうしても必要な必然の結果と言える。



とりあえずこの新名称についての私の見解は以上のとおり。

とにもかくにも、ザスパの精神は残しつつ、今後は”群馬”の代表として、全県民の支援、声援を受けてザスパが群馬県に無くてはならない、群馬を代表するチームとして相応しいチームに成長して欲しい。


元来、群馬は保守王国だ。

これだけ夏暑く、冬空っ風が強い気候敵には厳しい風土でありながら、それでも群馬県民は群馬県を愛している。

日照率が全国トップクラスであり、名産は少ないが水が旨いため食べ物がおいしく、温泉やスキー場、キャンプ場、ゴルフ場など山の恵みを体験できるレジャー関連がコンパクトな中にたくさん凝縮されている。

全国から見て存在感が薄く、よく栃木と群馬の違いがわからないと他地方から評価されるが、草津温泉という全国トップ3に必ず入る名湯を持ち、これだけの長所がある群馬県を、県民は愛している。



その保守王国・群馬の県民に対し、今シーズンからザスパは大手を振るって群馬の代表として、群馬の名を掲げ全国のJリーグの舞台で戦う。


これからが新たなザスパの戦いとなる。


より多くの、県全体、オール群馬体制での支援を受け、未だJ2ライセンスしか取れていない環境を一刻も早くJ1ライセンス取得まで引き上げなければいけない。

北は新潟、西は長野の松本、東は栃木、南にはレッズとアルディージャと、強力な支援を受けているチームばかりに挟まれ、これまでのザスパは圧倒的に圧されていた。


だがこれからだ。


これからが群馬の力を見せつけるべき時だ。

数々の優秀なJリーガーや代表を輩出している前橋育英や前橋商業、桐生第一と、群馬サッカー界の持つポテンシャルを最大限に発揮し、日本サッカー界に群馬の名を轟かせるべき時は、もうすぐそこまで迫っている。

私は群馬サッカー界の力を信じており、このHPの端々(はしばし)でもそれは表れていると思う。
(実際、これほど群馬サッカー関連に力を入れて発信しているHPは無いでしょう、と自負しています)



ザスパクサツ群馬の新たな戦いに私は大いに期待したい。









(13.02.11UP)




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