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ザスパ草津&群馬出身選手

平成25年1月20日(日)
松田直樹メモリアル新春ドリームマッチ群馬2013
群馬県出身JリーガーVSNaoki Friends
観戦記 4−4

横棒



※知人のご厚意により、大量の有力写真を使わせてもらえる事になったので、追加修正アップしました!

そして、最後にはあの名物(?)コーナーも・・・

(13.01.23)




松田直樹メモリアルマッチが群馬で!そして中田英寿も・・・いや、それどころじゃないメンバーの数々が・・・

一昨年急逝した群馬サッカー界永遠の番長・松田直樹の追悼メモリアルマッチが、ついに群馬でも開かれる事となった。

そもそも、ザスパがJリーグに上がってから、2007年〜2009年まで3年連続でザスパVS群馬県出身プレーヤーによる新春マッチは恒例となっていた時期があり、そして今思えば最後の新春マッチとなった2009年には初めて松田直樹もやってきてくれた。

あの新春マッチの松田の番長っぷりは今でも目に焼き付いている・・・

出場選手の誰もが松田の引き立て役に回ったような試合だった。

松田は来年以降も開催されれば出場する意欲を見せていたが、残念ながらそれ以降は新春マッチが開かれなくなり、松田直樹がプロに上がってからの選手として最初で最後の敷島でのプレーとなった。


その松田の追悼試合として新春マッチが久々の復活となった。

そしてその松田の生前のストレートな人望ゆえに集まったメンバーが凄まじい。

中でも群馬県内を一番賑わせたのは中田英寿の名前。

皆が中田を観たいということで、チケットは予約抽選制の形式をとられるほどの人気ぶりで、前売りの段階で完売。
1万人を越える観衆が集まった敷島、正田醤油スタジアム群馬
この日、1万人を越える観衆が集まった敷島、正田醤油スタジアム群馬
昨年出来たばかりのゴール裏の観客席も初の満員^^)


しかし、私個人としてはそれどころではない。

なんといっても平野孝。

昨年、平塚での湘南OB戦の相手チームで出場して以来、2年連続2回目の平野を観られる。

そして群馬出身プレーヤーの名には、ザスパOBのFW佐藤正美、DF佐田聡太郎をはじめ、現役選手として鹿島の青木剛や大宮の青木拓矢の名も!!!

まさかあの群馬の誇る2大アンカー、ダブル青木が出場するとは思わなかった。

私としては、日本代表のボランチがそのままこの青木2人で良い。

その他にもザスパOBやフランスW杯の頃の日本代表など、思い入れのある選手が多数。

中田ヒデどころではない、見所満載の新春マッチはこうして行われた。



 
群馬出身チームとNaokiFriendsの入場!!
左には7番を付ける中田ヒデの姿も




群馬県出身Jリーガーチーム

群馬県出身Jリーガーチームのメンバーは以下の通り↓



■ザスパOBメンバー
GK1 小島 伸幸
DF7  佐田 聡太郎
MF6  鳥居塚 伸人
MF16 樹森 大介
FW11 高田 保則※
FW13 佐藤 正美

■ザスパ現役メンバー
DF2  乾 大知
DF25 ファン・テジュン
DF22 星野 悟
MF24 小林 竜樹
MF21 横山 翔平
FW19 後藤 涼

■群馬出身OBメンバー
DF8 佐藤 一樹(横浜FC)
DF5 上村(かみむら) 祐司(大宮)
DF18 松本 大樹(大宮)
FW17 真下 佐登史(山形)
FW9  服部 浩紀(鳥栖、横浜F)

■群馬出身現役メンバー
MF15 青木 剛(鹿島)
MF10 青木 拓矢(大宮)
DF4  沼田 圭悟(ガンバ)
GK20 清水 慶記(大宮)


※高田ヤスだけは群馬出身ではないが、ザスパのアンバサダーでもあり特別加入。

 
群馬出身チームの面々



それにしても、ザスパOBの正美、聡太郎、トリイら、どの名前も個人的に相当熱い。

また、ザスパ以外のOBとしても、元横浜FLUGELSである一樹も、このHPで紹介、応援ページが残っているように、かなり思い入れのある選手であり、また鳥居塚、服部とかつて前商を全国ベスト4に連れて行った黄金コンビの復活でもある。

そして現役の中では、やはり先に述べたとおり2人の青木が圧倒的だ。




そのうち、スタメンは以下の通り↓

11高田 13正美

21翔平     24竜樹
15青木剛 16樹森

4沼田        22星野悟
2乾 18松本

1小島


ところで、なぜ正美は14番じゃない??
しかも、他に14番がいないのに、なぜ13番なのか意味が・・・?





Naoki Friendsチーム

とりあえず出場選手を列記します。
分かりやすいように、括弧内には最終所属チームや、主に活躍した代表的なチームを記します。


GK1  都筑 龍太(レッズ、湘南)
GK12 鏑木 豪(図南)
DF25 氏家 英行(図南、ザスパ、横浜F)
DF16 鈴木 健仁(仙台)
DF5  田中 誠(ジュビロ、福岡)
DF2  中西 永輔(マリノス、ジェフ)
DF21 波戸 康広(マリノス、横浜F)
DF4  林 健太郎(甲府、ヴェルディ)
DF6  山田 卓也(ヴェルディ)
MF15 秋葉 忠宏(ザスパ、ジェフ)
MF23 遠藤 彰弘(マリノス、神戸)
MF20 財前 宣之(仙台、ヴェルディ)
MF7  中田 英寿(ローマ、平塚)
MF10 名波 浩(ジュビロ)
MF22 平野 孝(名古屋、ヴェルディ)
MF8  福西 崇史(ジュビロ)
MF11 前園 真聖(ヴェルディ、横浜F)
MF17 三浦 淳宏(ヴェルディ、横浜F)
MF14 佐藤 由紀彦(マリノス、FC東京)
FW18 久保 竜彦(広島、マリノス)
FW24 西澤 明訓(セレッソ)
FW9  中山 雅史(ジュビロ、札幌)
FW13 松原 良香(湘南、ジュビロ)
FW19 安永 聡太郎(マリノス、清水)


※三浦淳宏はなぜか解説者になってからは淳寛と漢字を変えているらしいが、何か画数の問題か?以前からのファンとしては紛らわしいだけだが・・・
最初、新聞とかネットとか見て何を間違えているのだろうと思った。




ザスパファンとして注目は新監督就任直後の秋葉忠宏。

そして今でも図南で活躍の氏家もそうだが、波戸、前園、アツなど横浜FLUGELS出身のプレーヤーがなぜか多い気もする。

個人的には、永輔や林、山卓らは相当好きな部類に入る選手達。

そして圧巻なのは、やはり圧倒的な左のキャノンを持つ男・平野孝だろう。

それと、決してミーハーというわけではないが、中田ヒデのプレーを直接観るのはこれが初めてか?そういえば。

 
ナオキフレンズチームの面々


こちらのスタメンは以下のとおり↓


18久保 13松原

7中田ヒデ      20財前
10名波 15秋葉

17三浦アツ      6山田卓
5田中誠 25氏家

12鏑木






現役の鋭い動きで圧倒する群馬チーム、樹森の先制ゴール!!

MF10名波浩とFW11高田保則
MF10名波浩とFW11高田保則

前半はピッチを変える形で群馬チームが風下から風上側へ攻める。

3分、左サイドをFW13正美が左サイド深くで走って縦パスからボールを受けると、DF4沼田とのコンビネーションから更に正美がサイドから中央へドリブル突破、そこからFW11高田ヤスと入れ替わる形で、今度はヤスが3人の密集地帯の間から崩し、後方から上がっていったMF16樹森がまたも入れ替わる形でゴール左ニアの直近まで攻め込み、ボールを流し込む!!


GOOAAALLLLL!!!!


素晴らしい!!まさに攻撃陣の総攻撃で、正美、ヤス、樹森とそれぞれが短いドリブルで崩し、次々と入れ替わる素晴らしいコンビネーションで崩していった。

これはリーグ戦でも滅多に見られない華麗な得点シーンだった。

 
先制点に沸くMF16樹森(右)、起点となったFW13佐藤正美




それにしても、Naokiフレンズもなかなかプレスが弱く、抑え所が弱かった。
やはり現役を退くと、こういったプレスがどうしても劣り、ザスパなど現役が多い群馬チームの方が前半は明らかに有利だった。


反撃したいNaokiフレンズは7分に、MF7中田ヒデが中央でボールを持ち、切り返しからのミドルシュートはバーの上。
さすがにこれは魅せるプレーだった。
MF7中田英寿
CKを蹴りにいくMF7中田英寿

群馬代表の方は現役鹿島CBを務める青木剛がアンカーに座り、ザスパ現役の乾らもセンターバックにいるため、とにかく中央の守りが固い。
Naokiフレンズとしては出来れば中央でパスを回して守備ラインを寄せてからの後方からのミドルで打開を図った方が効果的だ。

特に前半2トップを組んだ松原と久保は、もはや現役のキレも無いため得点の匂いが全くしない。
その中でも松原・・・この辺をトレセンU−16の高校生でも入れておけば、もっと展開は変わっただろう。


 
さすがは現役鹿島CBの青木が入る事で無類の守備の堅さとなった


群馬チームの現役の動きに付ききれないフレンズ

9分には左サイドバックの三浦アツが上がり、華麗な足さばきで名波とのパス交換で観客を魅了するも、最後のところではやはり群馬チームの固い守備に阻まれる。

10分、翔平が中に絞って起点となり、星野の右サイドからのクロスにファーで正美がヘディングで落としたボールに、更にFW11高田ヤスがヘディングで詰めてあと一歩のところも、惜しくもオフサイド。

12分、DF18松本大樹が足のアクシデントが発生し、急遽MF6鳥居塚が入り、鳥居塚がボランチに、そして鹿島ではCBを務めるMF15青木剛が下がる事で対応。

松本、わずか12分での負傷退場となってしまった。


13分、積極的に上がる三浦アツが、得意の無回転気味の威力のあるミドルシュートを放ち、これは惜しくもGK小島に阻まれる。

アツは攻撃の面ではかなり積極的に上がっていけという指示が出ていたのか、相当キレた動きを見せていた。
特に試合の随所に見せていた、あの独特のインサイドキックからのボールの伸び・・・
あれを蹴られるのはアツしか未だにいない。

MF17三浦淳宏(淳寛)
積極的な攻撃でキレた動きをみせたMF17三浦淳宏(淳寛)


14分、氏家がボールを抑えようとしたところを正美が一気に奪いにいき、そのままボールを持つと積極的にシュート!
これは惜しくもバーの上だが、正美も現役時代はほとんど見せなかった自ら持ち込んでのシュートという場面を演出した。
解説の山田監督も、思ったよりも正美の動きが良く、結構練習してきたのでは、とのコメント。

FW佐藤正美
この日はなぜか13番だったFW13佐藤正美の自ら持ち込んでの積極的なシュート!!


16分には左サイドからMF21翔平が切れ込んでいき、華麗にフェイントで翻弄した後にファーのヤスにショートクロス。
もはやこの辺の現役19歳の動きにはNaokiフレンズも付いていけない。
というか、もはや反則に近いな、翔平が出るのは・・・



Naokiフレンズも、中田ヒデ、財前、名波といった黄金の中盤のパス回しに、とても現役Jリーグ監督とは思えないキレのある動きを見せるMF15秋葉監督が中盤の底でこの黄金の中盤を支える。
そのパス回し自体は確かに素晴らしいのだが、しかし如何せん最後に決めるところで松原、久保では厳しかった。

 
前半は圧されてはいたものの、やはりそのさすがのプレーの数々で観客を魅了したMF7中田ヒデ(左)、MF17三浦アツ(右手前)、MF15秋葉(右奥)



佐田聡太郎、会心のゴールで群馬2点目!!

24分、群馬チームは最初の選手交代、FW11高田ヤス、MF16樹森に代わってMF7佐田聡太郎、FW17真下が入る。

その入ったばかりの佐田が早速25分には縦への一瞬のスピードを活かした突破で、現役時代を彷彿とさせるキレのある動きをみせる。


26分、Naokiフレンズも選手交代で、MF15秋葉に代わりMF23遠藤兄が投入される。
秋葉も相当運動量の多い動きを立ち上がりから飛ばしてきたが、始めから時間限定というところもあったのだろう。
それにしても中盤の底で闘志を見せる秋葉のプレーは現役時代と変わる事は無かった。

MF15秋葉忠宏
これが本当に現役Jリーグ監督か?と思わせるほど、現役時代と変わらぬ動きを見せたMF15秋葉忠宏



27分、右サイドからボールを受けた中田ヒデがさすがのボールキープでゴール右前に迫り、結局シュートコースが潰されてしまったため、ファーへのショートクロスに切り替える。
それにしても、やはり中田ヒデはキチッと仕上げて試合に臨んでいる感覚に、未だにプロフェッショナルを感じる。
このプロのプレーを観たくて、この日も1万人の観衆が集まったわけだ。

MF7中田英寿
さすがのプレーとオーラで観客を魅了したMF7中田英寿




31分、群馬チームは更に交代、FW13佐藤正美に代わってMF10青木拓矢が投入される。

おいおい、バリバリJ1チームで主力として活躍するW青木が同時にピッチに立つかよ・・・
群馬チームは容赦がない(^^;

 
MF10青木拓矢と、MF10名波の10番対決!


そして33分だった。
ザスパはカウンター気味の左サイドからの速攻から、MF24竜樹が縦にボールを運び、ゴール左前まできて真下に、真下からボールを受けたMF7佐田聡太郎の時点でGKをも完全にかわしており、難なくゴール右でゴールを流し込む!!


GOOAAALLLLL!!!!


やったぞ聡太郎!!!
まだ現役を引退したばかりの聡太郎、やはり身体のキレがまだまだ衰えていない。

また、正直Naokiフレンズの方はこの速攻に対し、誰も左サイドに戻ろうとしておらず、ザスパとしては左サイドから右サイドにボールを流した時点で勝負有りだった。
これではたった2人で守備を虐げられている田中誠と氏家があまりに可哀相だ。
そして、この失点のシーンで明らかに戦犯は攻撃に比重をかけすぎて、もはや守備に戻る体力が無かった左サイドバックのはずの三浦アツだった(^^;

 
さすがは、ほぼ現役のキレを魅せたMF7佐田聡太郎




真下のゴールによる3点リードで前半折り返し!!

2点目が入り更に勢いに乗る群馬チームは38分、左サイドからMF21翔平、MF24竜樹という、現役バリバリザスパコンビの反則に近いスピードあるコンビネーションから難なくペナルティ左まで押し込み、中央にボールを送ったところでFW17真下の放ったシュートが、威力こそあまり無いものの、良い具合にゴール右枠を捉えながら落ちてのシュートがGK鏑木の手もすり抜けゴールに!!


GOOAAALLLLL!!!!


いや〜、もうNaokiフレンズお手上げっしょ。
やっぱり現役が半分近く入っている群馬チームに対し、Naokiフレンズはあまりに動きに違いがありすぎる。
テクニックはもちろん元代表が並ぶNaokiフレンズが圧倒的だが、サッカーというものは、まずは走力がモノを言うという事がここからよく分かる。


更に攻め込む群馬チームは、43分、左サイドから竜樹が強烈なシュートを放つも、この至近距離のシュートをGK鏑木も意地のセービング。


こうして3点リードで群馬チームの前半折り返しとなる。

正直、群馬チームに現役が多すぎるため、あまりにハンデがありすぎる。

後半からはトレセン群馬U−16の高校1年生が特別に入るとの事だが、トレセンの選手は別枠の数としてノーカウントでNaokiフレンズの方は13人くらいでのプレーで丁度いいのではとまで感じるほど。


MF10名波浩
前半の最後に、MF10名波浩
前線に走れる選手がいれば名波のパスも活きただろうに・・・(^^;





後半、選手を大幅に入れ替え

後半、当然選手はガラッと変わり、特にNaokiフレンズはほとんどの選手が入れ替えで以下の通り↓
互いに何人か群馬トレセンU-16の高校1年生が入る。


19安永
11前園
22平野      14由紀彦
23遠藤兄 8福西

26渡辺(U-16)       21波戸
4林健太郎 2永輔

1都筑


なんといっても平野孝がピッチに立っているだけであまりに貴重な事だ、。
 
ついに真打ち登場、MF22平野孝
この日、一緒に観戦した友人Mと私は平野の名古屋解雇事件以来、東京近郊のスタジアムを平野の姿を追うためだけにあらゆる所属チーム毎に当時何試合練り歩いた事か・・・
その平野孝が群馬の地で、これまた私の思い入れの強い群馬出身プレーヤー達と共に同じピッチにいる・・・本当に感慨深い・・・(感涙)



対して群馬出身チームの後半は、


13正美 17真下

16樹森      11高田
6鳥居塚 23品川(U-16)

4沼田        7佐田
15青木剛 5上村

1小島



ちなみに、正美や高田ヤスなど一度退いた選手もあっさりとピッチに復帰。
さすがは非公式戦。




後半、ガラッと変わった流れから福西の反撃弾!!

さて、逆に風下に立ったNaokiフレンズだったが、選手が入れ替わった事で動きが俄然良くなり、前半とはまるで違った展開に。


4分、前園がまずはペナルティ手前からのシュートがバーの上だが、前半では無かった可能性を感じるシュートだった。

5分の樹森のシュートはバーの左上を直撃し、更に正美が詰めるも、あと一歩詰め切れず。

6分、Naokiフレンズは中央から前園が送ったクサビのボールを受けた福西が放った威力こそ弱かったシュートは、そのままゴール右を転がり、これが決まる!!!


GOOAAALLLLL!!!!


正直、GK小島ではもはやあの守備範囲は厳しかった。
あまり、それほどのシュートには見えなかったが・・・(汗)


1点返して勢いに乗るNaokiフレンズ、13分にはMF22平野の左アウトでの技ありのスルーパスからFW11前園が抜け出し、あと一歩までゴール前に詰め寄る。
なかなかこの試合、ゾノと平野のコンビネーションが良かった。


ところで左サイドバックに入ったトレセンの渡辺が元気良く積極的に左サイドを上がるため、逆に平野がいるスペースが潰され、どんどん平野が中央に絞る傾向にあった。

頻繁に右サイドにも顔を出し、かなり自由なポジションでプレーできている事で、昨年の平塚で見た湘南OBマッチの時の左サイドバックなどよりは、この試合は平野の自由な発想のプレーが活きており、随所で司令塔としての役割を担っていた。


 
自由なポジショニングは右サイドでも発揮のMF22平野孝



波戸のクロスから安永のゴール!!

14分、Naokiフレンズは左サイドからの展開から右サイドにボールを運ぶ理想的な展開から、右サイドを上がったDF21波戸からのクロスが素晴らしい勢いでゴール前に上がり、ここをFW19安永が頭で合わせて決める!!


GOOAAALLLLL!!!!


さすが元FLUGELSの波戸というべきか、前半では全く観られなかったサイド攻撃が、波戸が入った事だけで急に活発となった。

これでスコアも3−2、俄然試合としても面白くなってきた。


 
DF21波戸が入った事で急に右サイドからの攻撃が活性化
Naokiフレンズの攻撃が形になってきた




前商1年品川の目の覚めるスーパーシュートで群馬4点目!

これで完全に流れはNaokiフレンズかと思われた矢先の17分だった。

左サイドからボールを受けた前商1年トレセン選抜のMF23品川が、ワントラップの後に右足を振り抜き、このシュートが豪快にゴール右上のバーの下に当たり、そのまま強烈にバウンドしてゴールに!!!

GOOAAALLLLL!!!!


なんてシュートだ・・・
この1万人の大観衆の中で、この高校1年はとんでもないミラクルシュートを決めてみせた。
まさに圧巻、舌を巻くシュートとはこのこと。
これにはさすがのGK都筑も手が出せなかった。

これで再び2点差の4−2。



18分、Naokiフレンズは後半最初の交代、DF2中西永輔らを外し、DF16鈴木健仁、FW24西澤が投入される。

22分には群馬チームも交代、DF5上村(かみむら)、FW17真下に代わり、FW9服部浩紀、MF8佐藤一樹の前商コンビが投入される。
おお!ということは鳥居塚もピッチに立っているので、かつての前商ベスト4黄金ライン復活か??・・・と思われたが、上村が下がった事で鳥居塚が青木剛とCBのコンビを組む。

 
後半フルに出場したFW13正美と、投入されたFW9服部浩紀



24分、FW19安永が右サイドから完全に抜け出し、1対1になったところからのシュートだったが、なんとこのシュートが右に外れる!!


25分、Naokiフレンズは更にトレセンのMF27斎藤雄大が入る。

27分、右サイド、MF8佐藤一樹からのクロスに正美らが絡んだところで、後方からFW9服部浩紀の強烈なシュートは惜しくもDFに当たる。



由紀彦のシュートで1点差に

29分、いよいよ群馬チームはGK1小島を下げ、一緒にMF16樹森に代わって、GK20清水と、トレセンU-16MF28鈴木徳真が入る。

 
この試合では思わぬロングタイムでの出場となったGK小島
お疲れ様でした!!


30分、Naokiフレンズは、GK清水からのパスを鋭くMF22平野がカットし、すかさず前線のFW19安永が受けると、MF27斎藤雄大が華麗なターンでこれを一瞬キープし、更に右にいた佐藤由紀彦が詰めてシュートが見事に流し込まれる。


GOOAAALLLLL!!!!


これで再び4−3の1点差に!!
平野の思わぬカットが素晴らしい起点となり、そしてU-16の斎藤のターンも光った。



31分、MF22平野孝が自陣からの縦パスに抜け出し、ペナルティを前に左足からの芸術的なループ気味のシュートを放つも、その美しくゆるやかな弧を描いたボールは惜しくもバーの左上を直撃!!!!
さすが平野!!
このシュートは素晴らしかったが、ホントに惜しかった。
いや〜、この試合では平野が本当に良い。
正直、こんなに動けるとは思わなかった。
思わぬ相手のパスカットも、先ほどのゴールの起点を含め、数回見られた。

 
左サイドから果敢に攻め込むMF22平野孝
明らかに昨年の9月の時よりも身体も絞れていた感じがする^^)



満を持してゴン中山投入!!

36分、群馬チームは、MF6鳥居塚に代わり、再びDF5上村が投入される。

そして37分!!ついに満を持してFW9ゴン中山雅史が投入される。

 
ついに登場のFW9ゴン中山雅史


そんな中、40分に左CKを得た群馬は、DF4沼田の左足から送られたボールにゴール前で飛び込んだのはFW13佐藤正美!!
豪快なダイビングヘッドを放つも、これは惜しくもバーの左。


41分、今度はNaokiフレンズが右サイドからクロスを送り、これにゴン中山が飛び込んでいくも、惜しくも合わず!!

中山だけはこの試合、リハビリを終えた次のチームを探すためのアピールの場と捉えているふしもあり、相当真剣にゴールを狙っている。

しかしそのゴン、ここ数年は試合から遠ざかっており、なかなかボールが足につかない。
42分にも右サイドでボールを受けて、自らボールを失ってしまい、反省の腕立てパフォーマンスで観客を沸かす。

 
後半はセンターバックに入ったMF15青木剛とFW9ゴン中山


44分、右サイド、DF7佐田聡太郎からのクロスを、ファー左サイドでDF4沼田が落としたボールにFW9服部浩紀のボレーシュートはバーの右上を直撃し、はね返ったボールは惜しくもゴールから外に!!
惜しい!浩紀!!!!




ゴン中山、千両役者の同点ゴールでMVP!!

そして試合は3分間のロスタイムへ入ったばかりだった。

Naokiフレンズはパスカットからショートカウンターの形となり、安永からのパスでゴール前に走り込んだFW9ゴン中山が、GK清水の股の下を抜くゴールを見事に流し込む!!

まさかのゴンゴールとなったFW9中山雅史

GOOAAALLLLL!!!!


なんと!!!
先ほどボールが足につかなかったゴンにゴールが生まれるとは!!????


まさにゴンゴール。
やはりゴンはこういったワンタッチで決めるようなゴールがよく似合う。
そして会場のヴォルテージは一気に最高潮。

このあまりの出来すぎたシナリオに、Naokiフレンズ側でなく、群馬チーム側に逆に指令が飛んでいたのでは、と冷笑せざるを得ない出来事だった。

1万人の観客が待ち望む中での、この場面でのゴール・・・役者が違いすぎる・・・



そしてタイムアップ。

この試合はリアルタイムでMVPを携帯で受け付けていたが、なんとこのたった10分の出場の、たった1点、ワンプレーをしただけのゴン中山にその栄誉が贈られた。

この後に、ゴンにMVPが受賞されると共に、現役引退を受けてのセレモニーも行われ、何だか最後は中山のために持って行かれた試合となった。

急遽スピーチとなったFW9中山雅史
花束を貰うだけのはずが、急遽引退のスピーチをするゴン中山
しかし、やはりサッカーへの情熱は消えていない


だが、この後には松田直樹の姉・真紀さんからのAEDの普及活動などの命の大切さを訴えるスピーチもあり、非常に意義深い形でこの盛大な、敷島を1万人で埋めるメモリアルマッチは幕を閉じた。




中田ヒデ、平野らNaokiフレンズの素晴らしいプレー、正美、聡太郎らのザスパOB、ゾノ、アツ、浩紀らの元横浜FLUGELSOBなど、とにかく私にとってはこれらの思い入れの強い選手達が、これほど一堂に会する奇跡が、この群馬の地で起こるものかと、夢のようなメモリアルマッチだった。


全ては群馬の産んだ永遠の番長・松田直樹の人徳の成せる業であり、この松田の残してくれたたくさんの思いが、今後も忘れられずに生き続けてくれる事を願う。

松田直樹段幕
この日張られたサポータからの段幕

新春ドリームマッチ群馬2009 松田直樹
新春ドリームマッチ群馬2009にて、同郷の選手達と満面の笑みの松田(中央No.3)








今回も復活!! 我らが(元)キャプテン 今日の正美

いつも身内のように応援していたFW14キャプテン正美のコーナー。

昨年の夏はちょっと線が太いか・・・とも思われたが、今回は絞ってきた感があり、前橋育英・山田監督もかつての教え子の動きには意外な様子のコメントを残したほど。

先制点のアシストとなった前線への抜け出しからの起点となるボールキープ、ドリブルをはじめ、自ら持ち込んでのシュート、オフサイドとはなったが惜しかった高田へのヘディングでのアシスト、そして後半のCKからの豪快なダイビングヘッドと相当に格好良かった。

ファンとしては大満足でした^^)
観に行ったかいがあった・・・中田ヒデなぞはもはや私にとってはおまけです。

これからも指導者としてだけでなく、プレーヤーとしても活躍期待してます!!^^)V









(13.01.23今日の正美のコーナー、写真を大量に追加修正UP)
(13.01.20UP)




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