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ザスパ草津

平成24年7月22日(日)
2012「ザスパ草津10周年記念事業」FW9高田保則・引退試合
『ザスパ草津オールスターズVS芸能人チームTHEミイラ』
観戦記 7−0

横棒



あのヒーロー達が帰ってくる!高田の引退試合開催!!

一昨年の2010シーズンを最後にザスパをいったん去り、その後移籍先を探していたエースFW9高田保則だったが、その後条件に折り合いのあったチームが決まらず結局昨年に現役引退を発表。
今はザスパ草津のアンバサダーに就任し、ザスパやサッカー協会の仕事に従事している。

その永遠の貴公子・高田保則の引退試合が1年遅れながら決定し、ちょうどザスパ草津の創立10周年にあたるとのことで、スポンサーのご厚意もあって特別記念イベントが立ち上げられた。

それがこのザスパ草津オールスターズと銘打ちられた、ちょうどザスパ草津がJFLの頃からJ2に参入し、Jの洗礼を浴びながらも必死で戦い抜き、そしてサポータ、ファンの熱も最高潮だった頃の、あの頃のヒーロー達が集められたチームの編成だった。


個人的な事を書けば、現在私自身、目前に迫っている仕事の関係の資格試験の勉強の追い込み時期であり、とても週末などはスタジアムに来ている場合ではない。

しかし、HPに列挙されたあの頃のヒーロー達の名前を見ただけで、これはもはや行くしかないと確信する。
(特に個人的にはFW正美が決定打、嫁はFW吉本^^;)


ということで、高田の引退試合という主旨が大いにぶれる程のこの見所満載の引退試合を観るために、久々にスタジアムに家族で足を運ぶ事となった。

ちなみに私たち夫婦のような懐かしいファンも多数詰めかけたのか、この日は高崎市民感謝デーという事も相まって、なんと6800人以上の観客が詰めかけ、スタンドはほぼ満員状態。

今シーズン、これまでかなり低迷している観客数だったが、久々に正田醤油スタ(敷島陸上)に活気が戻り、これならば毎回OB戦やればいいんじゃないですか?とのこの日つめかけたさすらいのドリブラー高橋和実と、FMぐんまスポーツアナ笹川裕昭らのコメントも。
(まったくそのとおりだが、そんなに毎回集まらないか・・・)



選手入場に先立ち、2002年から2003年まで監督兼選手として地方リーグ時代のザスパを牽引し、最大の難関であったJFLへの昇格を果たした現モンテディオ山形・奥野僚右監督からの激励の肉声コメントを頂く。
奥野の31番はザスパ草津唯一の永久欠番。






ザスパ草津オールスターズ

とりあえずザスパ草津オールスターズのメンバーは以下の通り↓



■監督
植木 繁晴 2002〜2003(総監督)、2004・2006〜2008(監督)
手塚 聡 2005(監督)
山岸 範之 2006〜2010(GKコーチ)

■選手
GK1  本田 征治
GK22 小島 伸幸
GK21 篠藤 巧  *当日主審
DF2  籾谷 真弘
DF4  齋藤 竜
DF5  崔 成勇(チェ ソンヨン)
DF7  佐田 聡太郎
DF18 寺田 武史
MF6  鳥居塚 伸人
MF19 大谷 圭志
MF15 山崎 渡
MF8  小久保 純
MF10 高須 洋平
MF28 山口 貴之
MF30 樹森 大介
FW9  高田 保則
FW11 氏原 良二
FW14 佐藤 正美
FW20 吉本 淳
FW17 宮川 大輔

草津オールスターズ・久しぶりに敷島に集結したあの時代のヒーロー達
久しぶりに敷島に集結したあの時代のヒーロー達
高田の他、正美、吉本ら本当に懐かしい面々が出揃う


そのうち、スタメンは以下の通り↓

9高田 11氏原

10高須     28山口
19圭志 30樹森

7佐田        5チェソンヨン
2籾谷 4斉藤竜

22小島


本来はここに炎のサイドバックDF4依田と、草津の壁DF3小田島が入るべきなのだろうが、現在は現役のザスパ草津のコーチ業で、この後の公式戦を控え、当然出ている場合ではないので残念ながらメンバーには入らない。

昨年までコーチで、現在ダイレクターの鳥居塚は後半から遅れて到着しメンバーに加わった。

その他にも現在FC東京のGKコーチ山岸さんやら、昨年まで北九州でザスパキラーとして脅威だったFW宮川大輔やら、急遽駆けつけてくれたメンバー多数。

本当に、あまりに懐かしい豪華な顔ぶれとなった。



郷土プレーヤーGK常澤もスタンドに顔を見せた
FC東京からは山岸コーチと共に、”紺色の十本指”を受け継いだ常澤も顔を見せてくれた。
どう考えても権田、塩田といるFC東京にいてサードGKとして甘んじる選手などではない・・・
どうにか戻ってきてくれないかな〜





芸能人サッカーチーム「THEミイラ」の顔ぶれ

対戦する芸能人サッカーチーム「THEミイラ」は漫画家・望月三起也氏が立ち上げ、監督兼選手を務めるチーム。

固定の選手というものはあまりなく、その都度集められたメンバーが戦う、本人曰く前座専用チームといったところ。

Jリーグが出来る前の1980年代から、国内のサッカー熱を高めようという主旨のチームらしい。


この日集まったメンバーの中では”新宿2丁目の母”と自ら公言する芸人LoveMeDo(ラブちゃん)や、元なでしこの選手など多彩な顔ぶれであり、中でも元レッズの水内猛や、元日産でサッカー界の重鎮・木村和司の名前には驚きを禁じ得ない。


それにしても監督兼選手の望月先生は御年74歳になるはずだが、生涯現役サッカー選手を公言しており、あくまで監督、代表としてだけでなく、選手としてもピッチに出るその姿は敬意に表する。


THEミイラのメンバー表
とりあえずTHEミイラのメンバー表を載せておきます^^





開始早々、さっそく主役・高田の先制、そして追加点のゴール!!!

試合開始早々1分、樹森から右サイドのチェソンヨンにボールが渡り、THEミイラもここのサイドのケアが出来ずにソンヨンが独走。
そのソンヨンのクロスからゴールニアに詰めていったFW9高田があっさりとゴールファーの左に決めて先制。


GOOAAALLLLL!!!!


さすがゴールハンター高田!!
まあミイラの守備が随分甘い事もあるが、この日のためにここ2週間ほど自主練で仕上げてきていたという話のとおり、非常に身体はキレている様子だった。

この主役のゴールで一気に会場は沸くこととなり、お祭りの幕開けとなった。


主役・高田保則のゴールにベンチメンバーまで駆けつけてお祭り騒ぎ
主役・高田保則のゴールにベンチメンバーまで駆けつけてお祭り騒ぎ



更にその直後ともいえる3分、右サイド深くをMF10高須洋平がキープし、ゴール前に折り返したところを、再度FW9高田がファーで押し込んで、これまたあっさりと決める。


GOOAAALLLLL!!!!


う〜ん、やはり御年74歳の監督兼選手の望月先生や、54歳の木村和司など、かなり高齢化している今日のTHEミイラと、今でもJFLなどでバリバリやっている現役選手もいるザスパオールスターズとでは大きな戦力差がありすぎるようで、正直パワーバランスがあまりに悪い。

特にプレーのスピードが段違いなので、ザスパの攻撃の際にはミイラの方がついていけない。

ただそのおかげもあって、開始3分間で早くも主役の高田が2点を獲れるという、お祭り騒ぎにはもってこいの展開となった。




もってる男・吉本淳のゴール!!!!!

10分に早速1回目の交替、MF10高須に代わってFW20吉本、DF7佐田に代わってDF18寺田、GK22小島に代わってGK1本田が投入される。

15分、ザスパオールスターズの縦パスが入ったところをGKがそらした裏でFW20吉本が拾い、これをあっさり難なくゴールに決める。


GOOAAALLLLL!!!!


おお!!さすが吉本!!もう決めたか!!!


吉本〜あつし、ご〜お〜お〜(る)
吉本〜あつし、ご〜お〜お〜(る)


数年ぶりに吉本のゴールコールが敷島に鳴り響く。

さすがもっている男は違う。
そう、吉本は常に何かを感じさせてくれる、わくわくさせてくれる選手だった。

DF7佐田聡太郎、MF8小久保純、FW20吉本淳
久々に敷島陸上に帰ってきたDF7佐田聡太郎、MF8小久保純、FW20吉本淳





圭志に代わり小久保、そして正美も出番に!

20分になるとMF19大谷圭志に代わってMF8小久保が入る。
圭志もすっかりと社会人で営業職に励んでいると新聞で目にしたが、未だに圭志の早々の見切りだけは許せない。
その後も双子の兄の昌司がJFLのアルテ高崎でチームの中心として活躍した姿を何度か見られたが、この双子の2人が共にザスパで活躍する姿を是非とも観たかったし、2人共にその実力は十二分にあった。

ただ単にチームが使いこなせなかっただけで、あれだけ攻守に優れるMF、それも双子はそうはいない。
特に2006年にヴェルディの司令塔マルクスを完璧に、余裕で抑え込んだあの完璧なプレーは未だに記憶に根深い。


この交代直後、ザスパはTHEミイラに対しペナルティ外左の位置でFKを与えてしまい、当然ここに出て来るのは伝説のフリーキッカーMF88大御所・木村和司。


日本の直接FKの元祖と言われる伝家の宝刀の右足からのFKは、鋭くバーの右上を狙うも、惜しくもバーのやや上を越える。


FKを蹴りにいく木村和司
FKを蹴りにいく大御所・木村和司




そして23分にはFW11氏原に代わりFW14佐藤正美、MF28山口貴之に代わりMF15山崎渡が投入される。

おお、ついに正美の姿が!!!
出場する際に笹川アナなどから散々体格について突っ込まれ、まずいですね〜手塚監督と見分けがつかないのでは?と冷やかしを受けるとおり、確かに線はやや太くなった感があるが、それにしても立派な体つきは相変わらず。

当時と変わらぬその坊主頭が凛々しく光る。


ここで前半終了間際にザスパオールスターズが左CKを得ると、サポータ席からは本田上がれコール。

このコールに感化され、本田全力で相手ゴール前に上がりにいき、あの伝説の名場面が再現。

CKで相手ゴール前に上がる守護神・本田
CKで相手ゴール前に上がる守護神・GK本田



結局は相手のボールとなり、無人のゴールにカウンターを受けるも、これまた全力で戻ってきた本田が最後はボールを抑える。

この一連の流れには観客も大いに沸いた。


ここで25分間の前半は終了。









後半立ち上がり、小久保のループシュートが炸裂!!

後半に入り3分、右サイドでフリーで受けたMF8小久保がループ気味のフワリとしたシュートをファーに送ると、これがきれいに決まってゴールに!!


GOOAAALLLLL!!!!


おお!!小久保まで決めてくれたか!!
さすがテクニシャンの小久保らしい、技ありのループシュートだった。

前半の半ば過ぎからはやや守備が落ち着いてきていたTHEミイラだったが、後半立ち上がりからは再びザスパオールスターズのプレーの速さに手を焼いており、あっさりと小久保をフリーにさせてしまった。


ところで小久保といえば、レーザービームの呼び名もあったロングスローが秘技だったが、この試合では披露する場面が無く残念。
小久保もJFLの頃から本当に好きな選手だった・・・
元々ザスパの8番は小久保のためにあったような番号だった。

MF8小久保純、FW20吉本淳
共にゴールを決めたMF8小久保純、FW20吉本淳、相変わらず画になる色男2人


これまたもってる男・正美のマッスルゴール炸裂!!!!

そして7分、縦パスに抜け出したFW14佐藤正美が一緒に飛び出してきたGKごと見事に1人かわして、無人となったゴールに流し込む!!


DF、GKをかわし無人のゴールへ向かうFW14佐藤正美
DF、GKをかわし無人のゴールへ向かうFW14佐藤正美

GOOAAALLLLL!!!!


ゴー(ル)!!ゴー(ル)!!マッスル!!正美!!!!
ゴー(ル)!!ゴー(ル)!!マッスル!!正美!!!!

マッスルコールにこたえるFW佐藤正美
マッスルコールにこたえるFW14佐藤正美と、共にマッスルポーズで祝福するFW9高田保則


先ほどの吉本ゴールコールと共に、マッスルコールも数年ぶりにこの敷島の地に響き渡る。

本当に何度聞いても心地良い響きだ。

正美も本当にザスパというチーム史の中で、とかく記憶に残る男だった。
2期務めたキャプテン職はもちろんの事、チームの顔として、チームのマスコットキャラとして、常に先陣を切っていた。

そして、やはりゴールが似合う男だ。
いわゆるストロングFW、そしてフィニッシャーとしてある種の理想像だった。


それにしても吉本と共に、やはり”もっている”男は違う。
吉本、正美と揃っていたあの頃は、本当に純粋にサッカーを楽しんでいたように思う。

そうだ、サッカーとはもっとワクワクするものであり、それこそが面白みだったのでは無いだろうか。

この選手に渡ればきっとどうにかしてくれる。

そんなワクワク感こそがまずはサッカーを好きになる第一歩として重要な事だ。

そういった忘れかけていた大事な感情を思い出せてくれる、そんな貴重なゴールシーンだった。




GK小島、交渉終えて相手チームで再登場!!?

後半も立て続けに2点を決められ、これは試合として厳しいと感じ取ったTHEミイラの望月監督は、試合中のインタビューの中でなんならザスパの方から貸してもらえないかと・・・という言葉と共にそのままGK小島に交渉決行!!!

この申し出に対し、植木監督からもGOサインが出され、10分にGK22小島が相手のTHEミイラのGKとして再登場!!!

なんと両チームのGKが同じユニフォームという、絶対あってはならない特別ルールが採用されることとなる。


そしてその投入直後にFW9高田と1対1となって、これを見事に止める!!!!

その後の小島のインタビュー曰く、いくら主役だからってそう簡単には点は上げないよ、とGK魂を見せる。
さすが元日本代表、W杯戦士!!!








鳥居塚、宮川大輔、そして手塚監督??が登場!!!

後半も残り半分になろうかという12分頃にラストスパートとばかりに互いのチームが一気に大量の交代。

基本的には前半半ばで出た選手が再び戻ってくる中に、後半から駆けつけた昨年までヘッドコーチだったMF6鳥居塚と、トレードマークの長髪を後ろでしばったFW17宮川大輔が入り、そしてもう1人、なんと手塚監督が16番のユニフォームを着てピッチに登場!!!

現役当時はまさにブルファイターのごとく前への突進型FWだったという手塚監督はそのまま最前線でボールを追う事となる。

ブルファイターFW16手塚監督のドリブル!!
ブルファイターFW16手塚監督のドリブル!!



15分、縦パスにFW17宮川大輔が抜けだところに、GK22小島が飛び出してセーブ!!

さすが元W杯戦士の往年のセービングだったが、このセカンドボールを拾った2次攻撃からのこぼれ球をFW11氏原がボレーで見事に決める!!!

FW11氏原のボレー炸裂!!
FW11氏原のボレー炸裂!!
さすがのGK22小島(助っ人参加中)もこれだけは止められなかった


GOOAAALLLLL!!!!


さすが空陸両用スナイパー氏原!!!
現役時代にもあまり見せなかった見事なボレーでFW陣が軒並み点を決める中で面目躍如の得点となった。

本当に決めるべき選手が決めるすばらしい展開。




なんと主役・高田のハットトリック達成!!!!

17分、左サイドからスピードに乗ってドリブルに入ったFW11氏原がそのままゴール左前からのシュートに対し、GK22小島が絶妙の間合いでこれに詰めていき見事にセーブ!!

本当に小島の入った時間帯はザスパオールスターズもなかなか点を入れられなかった。


ここで名残惜しくも小島は再び交代。

数々のスーパーセーブの数々、有り難うございました。



さて、最大の敵となっていた小島が抜けた事で、そういえば忘れがちだがこの日の主役はあくまでFW高田!!

なんとかもう1点、ハットトリック欲しいですね〜というアナウンサー陣からのコメントが出る中の20分、(おそらく)MF8小久保(だったよね?)が抜け出し、ゴール前のGK直前で横にパスを出し、ここをFW9高田保則が詰めてゴールへ!!


GOOAAALLLLL!!!!


おおおお!!!

本当にこの日”もって”いる男は、紛れもなくこの主役・高田保則だった。

マジか、という出来すぎたこのシナリオ。

本当にシナリオがあったのではと思えるほど、見事なここまでの得点の流れ。


アナウンサー乱入!!??
前代未聞!!なんとプレー中の最中にアナウンサーが直接選手にインタビュー??の構図
 オンプレー中にインタビューを受けるのはこの日駆けつけてくれたFW17宮川大輔



そして最後はGK高田??のまさかの再現!!!

ハットトリックを決めて感無量の高田は、なんと23分になるとGK本田とユニフォームを交換???

おお、これはあの2007年9月29日のサガン鳥栖相手の終盤に、GK本田がレッドカードを受けて退場した際にGK北のユニフォームを借りて高田がGKのポジションに就いた、幻の名場面の再現か???


そしてその1分後には実際に左サイドから攻撃を浴びるも、落ち着いてセービングし無難にゴールマウスを守る。

ゴールマウスを守るGK(?)高田保則
ゴールマウスを守るGK(?)高田保則



まさにエンターテナー!!!

最高のショーはこうして幕切れとなった。


本当にいろいろな、様々な思い出が走馬燈のように駆け巡り、出場している選手1人1人に対し見所満載の、前後半25分づつではあまりに短すぎる夢のようなひとときだった。




高田の引退セレモニー

そしてこの後にはトップチームの町田戦が行われ、こちらの方は決定機が何度もあったものの決めきれず、結局先制されて、その後終盤にPKでどうにか追いついて同点という内容に終わったが、その後には高田保則の現役引退セレモニーが開かれる。



現役引退セレモニーの高田保則
現役引退セレモニーの高田保則

高田の「サッカーはこんなにも素晴らしい」という言葉が印象的だった。


本当に有り難う。

高田も正美も吉本も、そしてこの日集まってくれた全ての選手達に、本当に有り難う。


こんなにも楽しい時間を与えてくれる。

やはりサッカーでなければ出来ない事がある。



願わくば、年に一度はこういったお祭りが出来ないものか。
近年は群馬県出身Jリーガーとの正月のプレマッチも無くなってしまったし、この日の7000人近い集客を考えれば、また何らかの動きはあるのではと思える、そんなきっかけとなって欲しい素晴らしい行事だった。





限定復活!!嫁への献上コーナー 今日の吉本

吉本大ファンの嫁に対する献上コーナーも当然この日限定で復活です!!

前半半ばの吉本登場の際には、嫁の反応が明らかに変わり、「ああ、吉本・・・」と何年ぶりかに聞く黄色い声が出る。

おいおい、ここだけはサッカーじゃなくコンサートだな^^;)


俊足がウリだった吉本のスピードは相変わらずで、この日は主役の高田がずっとトップに張るので便宜上サイドでの起用となったが、まさにサイドにうってつけの脚力で相手の守備陣を切り刻んだ。


そしてそのスピードで翻弄した成果が前半のゴールを呼び込み、久々に吉本ゴールのコールを敷島に響かせた。

本当に、吉本にボールが渡ると、どこの位置からでも得点の予感がしたものだった。

あのあり得ない形からのゴールシーンの数々・・・カモシカのような足を乗させたら誰も追いつけないスピード・・・

好不調の波が激しいのが玉に瑕(キズ)だった吉本だったが、やはりああいったジョーカー的な選手は見ていて楽しい。


ああいった選手はめっきり少なくなったな〜

本当にFWのポジションが似合う男、それが吉本だった。






当然こちらも復活!! 我らが(元)キャプテン 今日の正美

いつも身内のように応援していたFW14キャプテン正美のコーナー。


確かに線は太くなったものの、逆に迫力のある、まさに元祖ストロングFWとなるプレーを見られた。

特にそのパワフルな突進で相手のミスも誘い、うまくDFと飛び出してきたGKをかわす形でのゴールは見事だった。


FW陣が軒並み得点を決めている中、しっかりと正美もその役割を果たし、やはりザスパ草津にはこの男がいたという証となった。


あのゴールへ向かう姿勢、己の肉体を極限まで高め、最後の最後に詰めるフィニッシャーの理想像・・・

本当に熱さを感じる、応援しがいのある選手だった。


数々の思い出と、今日も決めてくれたたくさんのプレゼントを有り難う!!

今後の指導者としてのご活躍期待してます!!







(12.07.25仮UP)
(12.07.28本UP)




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