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今思えばザックジャパン・・・そもそもが、世間のろくすぽサッカーも知らない連中が、攻撃サッカーに期待、といった馬鹿げた前評が持ち上げていたザックジャパンだが、私がこれまで見てきたザックジャパンの脆さがことごとく露呈している形でのこの結果に、特に落胆も何もない。
予選リーグ戦からザックの采配は右往左往し、意味の無いパワープレイも２戦連続やってしまい、２戦目では香川も外した。
案の定、細貝を外した事で本職のアンカーが不在となり、中盤の守備は負傷の影響が懸念される長谷部に頼る他なく、先制したコートジボワール戦でも逃げ切りは出来なかった。
攻撃的にいくために、あえて細貝を外し清武や斉藤学といったアタッカーを１人でも多く選出したはずだが、柿谷すらろくすぽ使わない状況で一度もそういった切り札達を使う事も出来ず、だったらなぜ細貝を外す意味があったのか、本当に不可解。
コートジボワール戦の後半では、私が最良の案と確信する本田１トップ、香川トップ下もやってみせたが、なぜそれを最初からやれなかったのかがそもそもの敗因だ。
日本代表は何度も立ち直るチャンスがあったが、それらの対策案に対しザックは何も手を付けず、そして己の信念を瓦解させる形でこれまでの４年間の積上を自ら壊した。
細貝外した時点で期待が半分薄れ、そして本田１トップにしなかったことで落胆し、そしてこの結果だ。
案の定、という他ない。
こんなチームに期待を寄せている時点でサッカーの素人だ。
そして予選リーグ最終戦、コロンビア戦での惨敗・・・
まー、ジーコジャパンに続くろくでもない日本代表にとっての４年間だったのは間違いない。
ジーコはＤＦ松田を外し、オーストラリア戦でフィジカルで完敗し、ザックは細貝を外し、ここぞというところで中盤の守備の抑えが効かずに惨敗した。
人選に見る目が無く、明らかに取るべき手段も取らずに、己の力を過信し、そして最後は自暴自棄になる。
ジーコジャパンとザックジャパンは、実に共通点が多かったと、今さらながら思う。
そんなダメダメだったザックジャパンの４年間の記録を、ハリルジャパンのアジア最終予選がはじまった今日、ここに留めておく。
(16.9.1)
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