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２００５．９．２９横浜ＦＣへ加入決定！！
現役日本代表にも関わらず、グランパスを不当に解雇され、その後は京都、神戸で鳴り物入りで加入し右サイドやボランチで活躍した望月。
しかしその後、ジェフ市原に移籍してからは完璧にチームに合わずに出場機会に恵まれなくなり、いわゆる干された状態が続く。
途中Ｊ１に上がってきた仙台にいったんはレンタルされるものの、現状は変わらず、結局市原に戻って２００４年いっぱいで解雇となってしまった。
２００５年はヴェルディなどいろいろなチームに練習生として参加しつつ、活躍の場を求めていた望月だが、この度ついに横浜ＦＣに加入が決定！！
スポンサーの増資により補強中の横浜ＦＣ
それにしても横浜ＦＣの最近の大型補強ぶりには目を見張る。
どうやらスポンサー側の増資により、本気で来年はJ1昇格を狙いにいくとか。
そのための人気づくりのためにカズと山口素弘の２人のベテランをまずは補強したわけだが、いよいよ戦力の面でも実質的な補強に乗り出したということだろうか。
望月もいつのまにやら３２歳とはなったが、まだまだ来年もやれる年齢であり、このJ1昇格請負人としての素質は十分だろう。
ポジションは右サイドハーフが有力
現在の横浜FCのシステムは４−４−２でサイドハーフが開く形。
よって、望月のポジションは右サイドハーフが有力となるだろう。
ボランチもできるわけだが、もう１人のボランチが山口のため、そうなると中盤の底の部分でアンカー的なおさえが効かないだろうし、こんなベテラン２人のダブルボランチなんて聞いた事がない。
横浜FCの右サイドハーフといえば元FLUGELS、前橋商業の＃１３佐藤一樹だが、最近は若い＃１７北村にとって代わられている。
しかし９／２４の試合を観た限りでは、そんなに有効的なサイド攻撃が出来たとは言い難く、ザスパにとっても北村の右からの攻撃は抑えやすかった。
果たして一樹からポジションを奪うほどのものか疑問だった。
そういう事もあり、望月はすぐにでも右サイドハーフで出る事だろう。
これにより一樹はますます起用から遠ざかってしまう事が残念だが、右サイドバックなり、右ウィングなり、まだまだ一樹の活躍する場もあるだろうし、望月もフルに出られるわけじゃないだろうから、これからも２人とも頑張ってもらいたい。
類い希なるキープ力、テクニック
望月といえば私はまずあの圧倒的なキープ力を挙げたい。
ややもするとボールを持ちすぎると言われがちだが、しかしあれほどキープ力が優れているのならば、それを有効に活かしたいところだ。
望月がボールを持った時の相手を前にしてのあの目にも止まらない細かい足さばきは、それだけでも見応えがある。
当然そこからの長短のパスの精度も高く、また中盤での運動量もあるために中盤ならどこでもこなせる。
山口から望月へのホットライン。
これほど老獪なテクニックの競演が観られるとはなんと幸せな事か。
１１月のホーム最終戦のザスパ−横浜FCが大変楽しみだ。
(05.09.29UP)
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