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2024年5月11日
2024 J1リーグ
第13節
湘南ベルマーレ VS FC町田ゼルビア(ホーム)
観戦記 0−0

横棒


残留争いが厳しくなった中での首位・町田戦

我らがザスパも奇跡のJ2残留に向けて大槻監督解任となり大きな転換期となっているところだが、J1残留に向けての湘南も序盤からなかなかの正念場となっている。

現在の下位チームの状況としては以下の通り(※( )内は勝ち点)

15位 川崎(13)
16位 新潟(13)
17位 湘南(10)
===残留ライン===
18位 京都(9)
19位 鳥栖(8)
20位 札幌(8)

以上の通り、16位の新潟以上とは勝ち点3が離れており、そして勝ち点2差の中で湘南含む4チームが並ぶ。
15位にフロンターレがいるのも脅威だが、その上にいる13位ジュビロ、14位柏も勝ち点14であるため、今後はその勝ち点4差を追いついていかないと残留には厳しいところとなる。

ザスパは残留のために勝ち点7差を追いつかないといけないが、湘南も勝ち点4を追い上げていく必要があるというところ。

今年も湘南の残留争いが熱い・・・

湘南ベルマーレの”残留力”は今シーズンも活きるか。



2024.5.11レモンガススタ 湘南ベルマーレ VS FC町田ゼルビア
2024.5.11レモンガススタ 湘南ベルマーレ VS FC町田ゼルビア



湘南ベルマーレ

現在の湘南を引っ張るのは、昨年途中からJ3・YS横浜から完全移籍となったFW19福田であり、ここ5戦で4得点と波に乗る。
かつて湘南といえばFW町野やFW大橋といった突然点を獲りまくる点取り屋の出現によりJ1残留を果たしてきたが、今シーズンは福田がその役目となるか?

オリンピック代表から戻ったMF5田中聡の攻守の軸となる活躍も期待される。


19福田翔生
7阿部浩之
13平岡 18池田
3畑大雅         37鈴木雄斗
5田中聡

8大野 47キムミンテ 22大岩

1ソンボムグン


ベンチにはFW29鈴木章斗、FW11ルキアン、MF10山田直輝MF14茨田、MF15奥野耕平、DF2杉岡、GK21馬渡。




嫌われ者の首位町田

田中聡と同じくオリンピック代表から帰ってきたFW9藤尾翔太、MF7平河悠、そして怪我から復帰してきたFW11エリキに、オーストラリア代表FW15ミッチェルデューク、さらに大分から補強したMF22藤本一輝にFW99オセフンなど、とにかく攻撃陣が強力。
戦力が充実しているのにロングスローを主軸の武器に据えたり、あからさまな時間稼ぎや自分たちの接触は荒いのに、相手の接触プレーにはすぐに転ぶという猿芝居といった、本当につまらないサッカーの内容で周りから嫌われながらも、J1の舞台でも結果を出して現在驚きの首位にいる町田。

オリンピックから帰ってきた藤尾、平河悠がスタメンに復帰となれば相当手強い相手となる。



99オセフン
47荒木駿太
7平河     10オサンホ
8仙頭 45柴戸

26林幸多郎        6鈴木準弥
3昌子 5ドレシェヴィッチ

1谷


ベンチには、FW9藤尾翔太、MF22藤本一輝、FW15ミッチェルデューク、FW11エリキ、MF41安井、DF33望月ヘンリー、GK42福井。




序盤から押し込む湘南

序盤から激しい撃ち合いの展開、湘南は至近距離からのMF18池田の惜しいシュートをGK谷がさすがのファインセーブで食い止める。

13分、速攻から左サイドでMF3畑が送ったスルーパスからFW19福田が走るも、惜しくもGK谷に先に触られる。

14分、町田のボールロストからFW19福田にボールが渡り、DFラインが先に下がったところでスペースが空き、ミドルはわずかにバーの上。

18分、湘南の左FK、FW7阿部浩之からのキックからゴール前で胸トラップしたFW19福田がバイシクルシュートは、これまたGK谷がセーブも、どうやら相手DF5ドレシェヴィッチの頭に当たったらしく、しばらく倒れる。

その後も想像以上に首位町田相手に五分以上に戦う湘南。

どちらかというと町田が湘南相手にやりにくそうな感があり、町田のボールロストが目立つ。

特に町田の右サイドMF10オサンホの調子がすこぶる悪く、とっても首位の10番とは思えない、大ブレーキとなっている様子。




前半はスコアレスで折り返し

どうも湘南が五分以上に戦えている要因として、MF13平岡がいつになく球際の強さをみせてボールを奪取し、そして急成長をみせているMF3畑が素晴らしく、攻守に渡って1対1を勝ちまくり、結果的に左サイドは淞南の圧勝となっている。

41分、勝ちまくる左に対し右でボールをとられてしまうと、そうなるとMF7平河の餌食となり、平川の縦に速いドリブルで突破に入られ、CKまでとられてしまう。

42分、その平河のドリブルから崩され、セカンドを潰しにいったところでMF5田中聡がイエローと共にペナルティ手前の良い位置でFKを与えてしまう。

このFKはどうにか壁に当たり助かり、前半のロスタイムはGK谷が倒れている時間などを考慮され長めの6分。

先制点は欲しいものの、首位相手に先制点を与えたくない湘南の思惑もあり、右サイドから中心に攻め込んで時間が経過、そして前半はスコアレスでの折り返しとなる。


南風が強く、ゴールキックがことごとく風にあおられ押し戻されるという風下であったのにも関わらず、MF13平岡やMF3畑、そしてそこにFW7阿部浩之が絡む左サイドからの攻撃が奏功し有利に進めた湘南、後半はなんとか先制点を獲り、ホームでの首位相手の大金星を挙げたいところ。




後半、幻のゴールでなんとか助かる

後半に入り、やはり町田は全く良いところが無かったMF10オサンホに代えて、MF22藤本一輝を投入。

MF22藤本はやはり左に入り、MF7平河は右に回る。

後半10分、町田が右サイドからDF6鈴木準弥が出した前線へのパスにFW47荒木が意表を突くダイクレトパスで右に出すと、これにMF7平河が走り込んでおり、ゴール前への 折り返しにFW99オセフンがあっさりとゴール左に決められる。

・・・・・・・・・・・・・!!!!??????・・・・・・・・・


一応VARの判定は入るものの・・・

え???オフサイド???
どうやら、最初にFW47荒木が受けた時に、確かにパスの瞬間は足一つ出ており、そこから戻りオフサイドの形で受けていたことがわかる。

ほんとかよ、、、VARが無かったらあんなの絶対オフサイドじゃない。

いや〜ラッキーだ。
あそこで首位相手に先制はきついところだった。

この幸運を活かしたいところ。


押し込む町田、交代策が遅り山口智采配

11分、FW47荒木に代えてFW9藤尾が投入される。
これで五輪代表の藤尾、平河が揃うこととなる。

12分、左サイドからMF7平河の鋭いドリブル突破からFW90オセフンのヘッドはなんとクロスバーを直撃!!

よく入らなかったな・・・

やばい、この後半は完全に首位に圧されている。

こうなれば当然、湘南も交代で圧し返すべきであるところ、なぜか後半15分を過ぎても、なかなか交代の動きがない湘南ベンチ・・・

おい!!どうなってんだ??山口智監督???


24分、ようやく湘南は交代、MF18池田、FW29鈴木章斗に代えて、FW11ルキアンを投入。
うーん、10分遅い!!!

そして30分、湘南は2回目の交代、MF13平岡に代えてMF10山田直輝を投入。

すると31分、左サイドからFW19福田がさすがのトリッキーなドリブル突破で決定的に崩すが、これをGK谷がファインセーブで防ぐ。
凄いな、福田、この時間帯であのドリブル。
この試合でハッキリした。今シーズンの福田は別格だ。

36分、MF5田中聡がボールを奪取してからそのもあまショートカウンターからミドルも、GK谷が抑える。

谷から点を獲れる気がしない・・・
さすが湘南を2年連続残留させた男・・・

38分、町田はFW90オセフンに代えてFW15デュークが入る。

この時間帯にデュークが入るって・・・
層が厚すぎる、町田FW陣!!



引き締まった死闘はスコアレスドローに

39分、湘南は左サイドからのカウンターが発動し、MF3畑のシュートは惜しくも相手にあたりCKに。

40分、町田は最後の交代、MF7平河、MF45柴戸に代えてFW1111エリキ、MF41安井を投入。

43分、FW15デュークにカウンターを浴びるも、MF3畑がギリギリカバーに間に合いこれを阻止。

MF3畑がとにかく止めまくり町田の右サイドからの攻撃をシャットダウン。
これは世代別代表もあるな・・・ほんと急成長だ、畑。

アディショナルタイムは5分。

左サイドからのクロスからニアでFW11ルキアンのヘディングは惜しくもバーの右を逸れてタイムアップ。


こうして、もっと首位町田に圧倒され、大量失点での惨敗も予想された中、意外にも前半は町田相手に押し込み、そして後半は2回の超決定機も幸運もあって救われる形で、価値ある首位とのスコアレスドロー、勝ち点1を手に入れた。

優勝争いをしている町田からすると勝ち点2を逃した形であり、残留争いをしている湘南からすると貴重な勝ち点1を手にした形で、同じドローでもその意味は全く違う。

湘南としては勝つためには攻勢だった前半のうちに1点は奪うべきだったが、そこはかつての絶対的守護神GK谷に阻まれた。
谷でなければ2点入れて勝ちだった。

また、最初に前半風下を獲れたことも大きかった。
前半は押し込むことで、町田のロングスローをそんなに受ける必要がなかった事に対し、後半は町田に押し込まれたので、もしあそこで町田が風上だったら、ロングスローの嵐で耐えきれなかった可能性が高い。

そんな幸運も重なり、首位から価値あるドローを手に入れた湘南。

乗りにノッており、圧倒的なスピードと、シュートセンスを見せつけた今や町野、大橋に代わる絶対的なエースFW19福田をはじめ、昨年からの急成長ぶりを見せつけ、あの杉岡に出番を与えないほどの攻守に渡ってのパフォーマンスを見せているMF3畑大雅、意外な球際の強さを見せ、中盤を支配し、同じサイドの畑とのコンビネーションをみせつけたMF13杉岡、そして五輪代表から帰還し、ますます球際の強さと攻守の切り替えの軸となるダイレクトパスなどで町田のプレスを翻弄したMF5田中聡と、それぞれのポジションで軸がハッキリとしてきている。

今日の試合内容をしている分には、降格は無い。

危ういのは、エース福田があまりに活躍しすぎているため、今後は他チームからのマークが相当厳しくなるだろうし、そのうち怪我を負う事もあり得る。

今の福田がノッているうちに、いかに勝ち点を稼げるか。

それが後半の残留争いに生きることだろう。

今年も”残留力”湘南!!!



(24.5.11UP)




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