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2020東京オリンピック 3位決定戦
2021年8月6日(金)
日本代表U-24 vs メキシコ代表U-24
1−3


横棒


東京五輪最後の戦い・53年ぶりのメダルへ!!!

オリンピック代表といえば、前々回のロンドンオリンピックで、快速FW永井を1トップとした関塚JAPANがベスト4まで進出する快挙を遂げていたが、その時のオリンピック代表を凌駕する久保建英、堂安律、そして三苫と揃う最強の攻撃力を誇るいよいよメダル獲得へと期待のかかる東京オリンピックとなり、自分としても今回は期待大。

1戦目の南アフリカとの対戦ではゴール前を固める相手に対してなかなか思ったように得点が獲れず、どうにか久保建英の個の力で虎の子の1点で辛勝。

2戦目はフランスを4−1で圧勝したメキシコとの戦いとなり、この戦いが実質、このグループAの1位突破を賭けた戦いとなったが、ジャッジにも助けられ、序盤に取った2得点を守り切る形で、途中から相手が1人少なくなったのにも関わらずこれまた辛勝。

そしてグループリーグ最終戦3戦目のフランス戦では負けなければトーナメント進出となる中だったが、決して守りに入らずに積極的にボールを奪いに行く姿勢をみせて焦るフランスをしり目に4−1の圧勝でグループリーグ1位通過となる。

トーナメント進出となった準々決勝、ニュージーランド戦は、もっと楽に勝てると思われたが初めから5バックを敷いてフィジカルと高さを活かして守りに入られ、攻めでも高さを活かしてシンプルにクロスを放り込まれる苦しい展開の中、ついに延長でも得点入らず、PK戦はGK谷のスーパーセーブで助けられこれまた辛勝。


そしてついにメダル以上を賭けた準決勝、強豪スペインとの戦いだったが、ポゼッションしてくるスペインに対して日本も良く耐え、そして鋭い速攻からチャンスも作りながらともにスコアレスのまま、延長後半10分で無常の決勝点を決められ、あと5分でPK戦ということで本当に惜しい、まさに惜敗で歴史の壁を打ち破る決勝進出にはあと一歩及ばなかった。

しかし日本はまだ53年という、釜本の頃のメキシコ五輪という遥か昔の呪縛を打破する使命が残っている。

53年ぶりの銅メダル獲得へ。
今の日本五輪代表の強さの証とするために、ここは絶対にメダルという形を残し、次の決勝進出、そして金メダルへの礎をしなければいけない。





森保JAPAN

布陣はだいた予想通りだが、左ハーフはDF13旗手ではなく、MF16相馬を起用したあたりは、この試合は攻め切って勝つという表れか。



19林大地

16相馬 7久保建英 10堂安律
17田中碧 6遠藤航

3中山雄太        2酒井宏樹
14冨安 5吉田麻也

12谷晃生




ベンチは、FW18上田、FW9前田大然、MF8三好、DF13旗手、DF4板倉、GK1大迫



再戦となったメキシコ

リーグ戦からの再戦となるメキシコは、左サイドから次々鋭い攻撃を仕掛けるFW11ベガ、1トップのFW9マルティンといったところが要注意。
そしてGKは長らくメキシコ代表に君臨する36歳の大ベテランGK13オチョアがゴールを守る。

リーグ戦で勝ってはいるものの、立ち上がりの先制に続き、え?あれでPK?という日本の目線からしても不可思議なPKで2点先制となり、しかも相手メキシコは後半に1人退場、そんな中でもセットプレーから1点返されたわけであり、正直メキシコとはかなり五分五分の実力とも言え、準決勝でもブラジル代表相手に120分間スコアレスに持ち込んだ実力はやはり本物。

しかし、そこに勝ってこその銅メダル。
絶対に勝ってメダルを掴みたい。


9マルティン
11ベガ 17コルドバ 10ライネス
8ロドリゲス 7ロモ

4アルベルトアングロ     2サンチェス
5バスケス 3モンテス

13オチョア


ベンチはFW21アルバラド、15アントゥナ、16エスクベルらが入る。



え??試合時間変更??

この試合は金曜だったため、録画で録っておいて、仕事から帰ったら観る予定だったけど・・・

え???試合開始時間は当日に変更???
嘘だろ??
そのおかげでそもそも放送も総合ではなくEテレに変えるNHK。
当然、前日に予約しておいた録画なんて録れてない。

ただ、後半11分からは観られたので、観戦記はそこからになりますが、とりあえず前半何があったかだけハイライトから書いておきます・・・





前半、なんと2失点・・・

前半、押し込まれる日本は11分、鋭いパス交換からペナルティ左にMF11ベガに攻め入られ、MF6遠藤航がカットにいったところで倒れると、VARの末になんとPKの判定!!???

このPKをMF17コルドバに冷静に決められ、早くも先制を浴びる。


そしてさらに22分、メキシコの左奥からのMF17コルドバのFKにうまくDF5バスケスにダイビングヘッドを決められなんと2失点目!!??

これに対して日本も久保建英や堂安律、相馬らの惜しいシュートはあったものの得点ならず、前はなんと2点ビハインドで折り返しとなる。






後半もダメ押しの追加点で0−3・・・

後半に入り、MF16相馬に代えてDF13旗手を投入する森保監督。

後半13分、相手のFW10が負傷でピッチを退いたところからの左CKから一発でヘディングで押し込まれ、サッカーではだめ押しと言われる3点目が決められてしまう。

15分もカウンターからの縦パス一発で抜け出され、絶望の4点目かと思われたが、シュートはかろうじてバーの左へ逸れる。

もはや勢いに乗るメキシコ、17分も速攻から面白いように中央でパスを通されてしまいシュートは、これまたかろうじてバーの右へ。

2分に1回決定機を食らってしまう日本



三苫投入

ここで日本は2人交代、DF3山本とFW19林に代えて、MF11三苫とFW18上田を投入。
三苫がこの試合は出られたか・・・
しかし、やはり準決勝で欲しかった・・・この3点差の状況で出されても・・・・

24分、日本はカウンターからMF17田中碧の見事なスルーパスから抜け出したFW18上田がGKとの1対1からシュートするも、GKオチョアに見事にセーブされてしまう・・・

ダメだ・・・これも決まらないようでは・・・
まだ早めに1点返せれば、奇跡の・・・もあり得たが、現実はそんなことは無い。

25分も右サイドから押し込んだ日本、MF10堂安律が左足から巻いていった鋭いシュートもバーの左。

26分、日本は更に交代、MF17田中碧に代えて、DF4板倉を投入。
流れの中からそうは決まらないので、セットプレーから得点を狙う意図もあるのだろう。


29分、右サイドからMF7久保建英の意地の強引な突破も、多勢に無勢、あえなくカットされる。

さらに31分、今度は左サイドからMF11三苫が2人に挟まれながらもさすがのタイミングでシュートを放ち、これはGKオチョアがわずかに手に当ててCKへ逃げられる。

32分も左サイドからMF11三苫が突破していき、FW18上田にあずけると、三苫がさらに追い越す動きで上がって行くも、上田が強引に打っていき、これはGKオチョアに阻まれる。



三苫、世界に見せつける意地の1点!!!

すると33分、MF7久保建英のパスを受けたMF11三苫がペナルティ左角で見事なシュートと見せかけたキックフェイントでマークをかわすと、そのまま縦に突破していき、2人のマークを置き去りにスピードでぶち抜いてからのシュートが見事にゴール左上に突き刺さる!!!

GOOAALLLL!!!!


さすが三苫・・・!!!!
久保建英、堂安律らではどうしてもこじ開けられなかったメキシコのゴールを、個人技であっさりと・・・!!!!
やはり三苫が完全な状態でこの東京五輪を迎えたかった・・・


34分、日本は更に交代策、MF6遠藤航に代えて、MF8三好を投入し、とにかくあと2点を追う。
三苫が戻った今、あと2点は決して不可能な点ではない。


対してメキシコも、1点返された事実を重く受け止め、残り5分もありながら早くもサイドで時間を使ってきたり、ゆっくりと交代策を使ってくるなど、もはやメダルに賭けてなりふり構わない。

43分、右サイド深くで得たFK、MF7久保建英からは相手の裏をつく中央後ろへの折り返しに、後方からDF13旗手の狙い澄ませたシュートは、ほんのわずかバーの左・・・
惜しい!!!
正直、これが決まっていればまだわからなかった。



久保建英の悔し涙はその先に繋がるか・・・

試合はロスタイムに入る中、中央からMF11三苫が単独でドリブル突破にいき、巧みなフェイントからマークを置き去りにすると、右足から放ったシュートはほんのわずか、バーの左!!!
三苫はこの土壇場にきて、完全に1人だけ違う次元でプレーをしている。
返す返すも、やはり三苫がもっと早めに欲しかった・・・

ロスタイムも3分を過ぎ、右サイドMF7久保建英からの折り返しに、ファーのゴール左からMF11三苫のボレーシュートもGKオチョアに抑えられ、無情のタイムアップ。


日本はロンドン五輪に引き続き、3位決定戦まで行きながらも53年ぶりの銅メダルも逃す、悔いの残る東京五輪となった。


次は3年後となる2024パリ五輪。
久保建英はまだパリ五輪でも23歳のため、出場資格はある。
ただし、今後またヨーロッパの強豪チームに入るとしたら、チームがアマチュアの祭典である五輪出場を認めるのかといった障壁もある。

しかし、この東京五輪、3位決定戦が終わり、誰よりも悔し涙を流した久保建英には、やはりパリ五輪で悲願達成に向けて、次の世代を引っ張っていってして欲しい。

そう願わざるを得ない、悔しさでまみれた東京五輪となった。



・・・やはり準決勝が全てだったと感じる。

ロンドン五輪の時もそうだったが、日本が次にメダルを取るためにはもはや銅メダルではない。
決勝に進み、銀以上を確定させる必要がある。
そうでないと、どこから準決勝で燃え尽きた感のあったままの3位決定戦に入ってしまっている。


東京五輪が1年延期されたおかげで、次の五輪はわずか3年後。

その間にはW杯も控える。

その間、次の世代がどう出てくるか。
私はやはり日本のメダルが見たい。













(21.8.6UP)

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