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2020東京オリンピック グループA第1戦
日本代表U-24 vs 南アフリカ代表U-24
1−0


横棒


2020東京オリンピック 史上最強の攻撃力を発揮できるか?

オリンピック代表といえば、前々回のロンドンオリンピックで、快速FW永井を1トップとした関塚JAPANがベスト4まで進出する快挙を遂げていたが、その時のオリンピック代表を久保建英、堂安律、そして三苫と揃う最強の攻撃力を誇るいよいよメダル獲得へと期待のかかるリオオリンピックとなった。




森保JAPAN

守備陣には遠藤航、酒井宏樹、吉田麻也のオーバーエイジ枠が加わり強度を高めつつ、攻撃はなんといっても久保建英、堂安律、そして三苫が控えるわけだが、三苫は足に張りがあるとのことで直前のスペイン代表との走行試合でもベンチも入らず、いつ、どの試合で三苫を出してくるかがポイントとなる。

ただ、まだこの1戦目ではベンチ外で温存。
さらにセンターバックの軸・DF冨安もベンチ外で、これは温存か、アクシデントか・・・?

特筆すべきは川崎フロンターレであり、現在No.1ドリブラーのMF11三苫、DF13旗手(はたて)はもちろん、中盤に入るMF田中碧や、DF板倉滉、MF三好も川崎アカデミー出身と、現在のフロンターレの圧倒的なリーグ戦での強さは、この若い世代の育成組織がいかに優れて充実しているかがわかる。



19林大地

8三好康児 7久保建英 10堂安律
17田中碧 6遠藤航

3中山雄太      2酒井宏樹
4板倉滉 5吉田麻也

12谷晃生



ベンチは、FW18上田、FW9前田大然、MF16相馬勇紀、DF13旗手怜央、DF15橋本大樹、DF14冨安健洋、GK1大迫



南アフリカ

来日してから選手2名が新型コロナに感染していることが発覚し、なかなか調整も難しくなっているのではと思われる南アフリカ。






10ルーサーシン

13フロスラー 12モセレ 9マクゴパ
8タポセレ 4モコエナ

14マビリソ         5ルーク
15マレペ 17ムクメラ

1ウィリアムズ




日本立ち上がりから押し込むも、南アもゴール前を固める

立ち上がりから攻め込むのはやはり日本代表。
特に右サイドバックのDF酒井宏樹が起点になりまくる。
5分、いきなりペナルティ手前直前でFKを得るも、久保の左からのショットはやはり近すぎて壁に当たる。

13分、中央からいい配給から左サイド、DF中山からのクロスにゴール前での競り合いでこぼれたところから、ゴール右からのMF7久保建英の強烈なシュートはGKが正面で抑える。

かなり押している中の19分、MF7久保建英のペナルティ内からの切れ込みから倒されるもファール無し。


それにしても意外なのは、前半30分を過ぎても日本に得点が無いこと。

南アフリカも今のメンバーで出来ることを最大限発揮し、とにかく押し込まれている時はゴール前でブロックを作って日本にほとんどスペースを与えない。


32分、MF8三好がゴール前左に抜け出ての決定的なシュートも惜しくもGKにやや触られCKへ。

CKの流れからこぼれ球を拾ってMF堂安律に繋げ、堂安のスルーパスからFW19林のシュートが決まるが、これは惜しくもオフサイド。




前半はまさかのスコアレスで折り返し

ほとんど日本ボールで試合は進むが、とにかく時間は進んでしまい、とにかく点が入らない。

44分、久保建英からのボールをペナルティ手前で受けたMF17田中碧が後ろから倒されFKを得る。

これを蹴りにいくのはMF7久保建英。
左で狙ったシュートはわずかにバーの右。

45分に南アは左サイドからこの試合はじめて攻め込み、ここはカットしてCKへ。
嫌な時間帯でのCKとなったが、この試合はじめてGK谷がボールをキャッチして前半は終了。

まさかのスコアレスでの折り返しとなり、日本としては後半、もう一歩点を獲るための仕掛けが求められる。





後半、沈黙を破る久保建英の先制ゴール!!!

後半4分、縦パス一本からFW19林が抜け出しゴール直前でシュートを放つも、わずかにバーの上。

さらに6分、ゴール右からMF7久保建英の左足からのシュートはわずかにバーの右を逸れる。

8分、左サイドからのクロスにFW19林がシュートにいき、はじかれたこぼれ球をMF10堂安律のシュートはミートせず。
どうやらここはオフサイドがあった様子。

11分、左サイドに振ったところからのダイレクトでの折り返しにFW19林がシュートに詰めるも、どうやらこれもオフサイド、しかもGKに止められている・・・


13分、ゴール前に詰めていったMF10堂安律に対して、足から突っ込んだということか、なぜかイエロー。
遠藤航も前半にもらっており、得点は取れておらず、しかもイエローも2枚という、ここまでは日本にとって散々な結果。


15分、日本はMF8三好に代えてMF16相馬を投入。


19分も右サイドからMF7久保建英がスルーパスから抜け出すも、マークにあってシュートまでは行けず。


25分、左サイドからのパスをペナルティ内で受けたMF7久保建英はマークをかわす大きな左への切り替えしでスペースを作ると、左足を振り抜いたシュートがバーの左に当たりながらゴールへ!!!


GOOAALLLL!!!!


おおお!!!!
さすが久保建英!!!!

この最後の精度の高さ、個人でどうにかしてしまうところがさすが久保建英。

日本はまさかスコアレスかと思われた試合で、ようやくエース久保建英によって待望の1点が訪れた。



日本、初戦はなんとか辛勝で白星発進!!!

日本はここで2回目の交代、FW19林に代えてFW18上田を投入。


ここから追加点が欲しかった日本だが、逆に点を獲るしかない南アに押し込まれた32分、ペナルティ中央にパスを通されたところからの正面でのシュートは、GK谷が正面でセーブだが、これは危なかった。
やはりサッカー、何が起こるかはわからない。

35分は右サイドから南アが身体能力を活かして2人のマークを置き去りにされてしまい、クスを上げられるとゴール前でのシュートはGK谷が抑えるも、やはり南アの身体能力は侮れない。


40分、MF10堂安律に代えてMF20町田を投入。


試合は4分のアディショナルタイムに入り、南アもさらに選手を投入して攻勢にかける。

ロスタイム2分、ペナルティ手前左でMF17田中碧が競り合にいったところファールをとられFKとなると、相手の直接狙ったシュートはわずかにバーの右上を外れて助かる。

南アも最後までロングスローで日本ゴールを狙うが、そこはなんとか防ぎきり日本勝利!!!


正直、楽勝だと思っていた。
試合前の両チームの準備、条件が段違い過ぎて、南アはまともに試合ができるのかわからない状態だったからだ。

早いところ3点差にして、早めに久保、堂安らを引っ込めて温存か・・・できれば前半だけで・・・と思っていたのが甘かった。

やはりこれが初戦ゆえの硬さといったところか。

そして番狂わせが起こるのも初戦だ。

あの本当に数少なかった南アのチャンス、特にセットプレーはどのチームも平等であり、失点していてもおかしくなかった。
今日のGK谷はあまりに試合中暇なため、GKとしてはモチベーション、集中力の維持に大変な試合だっただろうし、そこでポコッと入ってもおかしくない展開だった。


だが、そこを打開したのはやはり今回の史上最強の呼び声高い攻撃陣、その象徴たる久保建英の個の力だった。

元々、ジュニア世代から注目されていたその力は、海外での苦しい状況下で揉まれ、そして勝負に対して研ぎ澄まされていた。

正直、J3の時にFC東京U−23でザスパと対戦した時の久保に対しては、得点こそされたが、あまり怖さは伝わってこなかったものだが、あれから数年、やはり海外での切磋琢磨で久保も勝負に対しての強さを身に着けていた。


辛くも辛勝で初戦を勝った日本。

かたやもう一方の同じグループAでは、なんとメキシコがフランスに4−1で勝っている。

メキシコといえば、この世代では常に強豪のイメージがあるが、まさかフランスにそこまで圧勝するとは・・・

次の2回戦はそのメキシコとの戦いとなるが、トーナメント進出に向け、実質このグループAでの1位突破を決める戦いとなるし、さらに言えばその先、トーナメントでどこまで戦えるかの試金石ともなる戦いになるだろう。


そしてこの日の攻撃陣の得点に対する不安点をみれば、やはり自分の中でのこのチームのエース・三苫がいつ復活するのかが注目となる。







(21.7.22UP)

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