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第100回2021-2022全国高校サッカー選手権
2021.12.29
1回戦
前橋育英 4−0 草津東(滋賀)


横棒



群馬県勢2回目の全国制覇を目指して

今年もいよいよ全国高校サッカー選手権の季節がやってくる。

2017シーズンに前橋育英が群馬県勢初の全国制覇を成し遂げてから、2度目の全国制覇を狙うも、ここ最近は2019シーズンの前橋育英、2020シーズンの前商と、2年連続で鹿児島代表の神村学園に1回戦で惜敗している。

そんな最近劣勢の群馬県勢の今年の代表、前橋育英が1回戦で対戦するのは滋賀代表の草津東。
実力的には今年の育英は相当に強いと感じており、1回戦に勝って快進撃の幕開けとしたい。


2度目の全国制覇を狙う前橋育英

ザスパに内定のエースキラーと称されるサイドバックDF2岡本一真、前橋FC出身のキャプテンDF4桑子流空に加え、クロスなどのキック能力や守備のバランスも良いDF6岩立祥太、守護神でキックの精度も高い前橋FC出身のGK1渡部(わたなべ)堅蔵らが守備陣を固める。

そして攻撃の中心はなんといってもU-18にも選出されVファーレン長崎に内定した左サイドのドリブラーMF10笠柳翼が絶対的エースの存在となり、それに加え2年生ながら高い得点能力を誇るMF23小池直矢もいる。




9守屋
11渡邊亮平
10笠柳翼     23小池直矢
17大竹 7根津

6岩立         2岡本
4桑子 5柳生

1渡部堅蔵


ベンチには、FW24高足、FW20池田、FW15野本、MF18若林、MF19中村旭希、MF8鈴木太智、DF22武田、DF3徳永崇人、GK21雨野



草津東

草津東は前線に入るMF10田中将太朗を起点とする攻撃と、守備では3バックの前に3ボランチが並ぶという、珍しい布陣を敷く。
これは対前橋育英のために大会直前にフォーメーションを変更させたとのこと。


9松田大知
 10田中将太朗
16竹下      6大橋
6松村 20河合 8上原

4篠原 2西川 3佐藤潤

1石徳


ベンチは、FW23河野、FW18権田、FW11藤田、MF19末廣、MF15岡村、MF7杉本、DF29小楠、DF13西村、GK17木塚


立ち上がりいきなりFW守屋の先制!!

押し込み気味に攻めていた前橋育英。
6分にGK渡部の左足からの精度の高い縦パスがFW9守屋に収まると、守屋はトラップでの切り返しでマークに付いた草津東のセンターバック2人が下がり過ぎる形となり、ここにスペースが空くと、一瞬フリーになった守屋がミドルシュートを放ち、見事にゴール左下に決める!!!


GOOAAALLLLL!!!!


なんと、早くも先制!!!

GK渡部の縦パスの精度が素晴らしく、これは良いボールが入ったな〜と思っていたら、まさかの先制となった。
これは幸先が良い。
GKからの縦パス1本でゴールを奪えるとは、これは効率が良い。




押し込む展開のまま前半は折り返し

育英はボールを奪われた直後からのボールの奪い返しが徹底されており、中盤は圧倒的に育英が制する。
草津東からすると、何度獲ってもすぐに奪い返され、結果的に育英が前線までボールを運んでしまうという、非常にやりにくさを感じるところだろう。


28分、左サイドからMF7根津のミドルシュートはバーの右上を逸れる。

つづく29分には右サイド深くまで攻め込んだFW9守屋が左足での絶妙なゴール左下のコースを狙ったシュートを放つも、これは相手GKがどうにかはじき、そこに更に詰めていくも、草津東も2点目は与えずと集中してカットにいく。

その後も左サイドからMF10笠柳、DF6岩立の2人が交互に攻め合いクロスを狙う展開だが、草津東も2点目を獲られると終わってしまうので、ここは集中力高く守る。


39分、今度は右サイドからDF2岡本が中央からのパスを胸で受けてうまく相手と入れ替わり前を向くと、ゴールニアを突いたシュートは惜しくもバーの右。
岡本は群馬県大会の決勝は全体的に引き気味だった印象だが、この試合は全体的に押し込めているせいか、岡本も相当に上がれている。


40分に入りロスタイムに入ると、草津東はカウンターからFW9松田にボールを渡し、松田は得意のスピードを活かしてマークを振り切り左サイドからのシュートはGK渡部が止めて前半は 1点リードで折り返し。

育英としては十分に押し込めているので、とにかく試合を決める追加点を後半早めに決めたいところ。




後半惜しいシュートが続くも追加点ならず

後半立ち上がり、リードされている草津東は積極的に前から来て、右サイドからMF6大橋のクロスから今日初めてのCKを掴む。

するとそのCKの流れから右サイドでスローインを掴むと、MF16竹下のロングスローからゴール前で押し込み、こぼれたところをMF6大橋が左足で巻いて狙ったシュートはバーの左上を越え助かる。
竹下のロングスローの精度が非常に高く、ボールの質が高いのは脅威だ。

その一連の後半立ち上がりの草津東の攻撃を食い止めた育英は6分、左サイドから上がったDF6岩立が縦へといく素振りから切り返し送ったクロスが草津東のゴールをギリギリ右に逸れる。

9分、右サイドからMF11渡邊亮平が攻め込んで中央へ送った決定的なパスを受けたFW9守屋は絶好のチャンスだったが、シュートがミートしない形でボールが流れ先制を決めた守屋も痛恨の表情。


12分はいったん左から押し込み、再度右サイドから深くを切り込んでからのマイナスの折り返しがこぼれ、MF11渡邊亮平が左からの決定的なシュートを送るとバーのわずか上。

さらに13分、今度は左サイドからMF10笠柳が切り返しのフェイントからの右足でのシュートはほんのわずかバーの右上。

左右サイドから変幻自在な攻撃を繰り出し、そこからあまりに惜しいシュートシーンが続くが、しかし追加点がなかなか入らない育英。

全体的には草津東の対前橋育英のために敷いた3バック+3ボランチが機能している様子で前橋育英もなかなかスペースを与えてもらえない。



終盤、スーパーサブ高足投入からようやく追加点!!

18分、育英は1人目の交代でMF23小池に代えてFW24高足が入る。
県大会では4得点を獲ったチームトップスコアラーの決定力で追加点なるか。

26分、草津東は選手交代、MF16竹下に代えてMF7杉本を投入。

すると27分、またしてもスピードスターのFW9松田に左サイドからスピードで抜かれ深い位置からの折り返しにMF8上原が決定的なシュートを放ちにいくも、これがミートしきれずボールが逸れて助かる。


30分、とにかく追加点が欲しい育英は押し込んだところからこぼれたボールにMF10笠柳が左でのシュートにいくも、GK石徳がこれはファインセーブで食い止める。


31分、MF17大竹に代えてMF18若林が投入される。


すると34分、スーパーサブFW24高足がペナルティ内で切り返してマークをつると、入れ替わりでボールを受けたFW9守屋が左足で見事にゴールに!!!


GOOAAALLLLL!!!!


やっと決まった追加点!!
やはりスーパーサブ高足が決定的な仕事をやってのけた。




ダメ押し3点目、4点目の守屋ハットトリックで終了

この失点を受けて草津東は選手交代、FW9松田に代えてFW15岡村を投入。
松田のスピードは唯一といっていいほど育英を苦しめた。

さらに39分にはMF6大橋に代えてFW11藤田を投入。

試合は3分のアディショナルタイムへと入り、左サイドのスローインからFW9守屋が受けてゴール前へ送ると、MF11渡邊亮平が押し込んでダメ押しの3点目!!

GOOAAALLLLL!!!!

ここで最後の交代、DF2岡本、MF10笠柳をお役御免で下げ、DF3徳永、FW15野本を投入

そして再度の試合開始からのカウンターから抜け出し、最後はFW9守屋が押し込んでハットトリックとなる4点目

GOOAAALLLLL!!!!

これで試合終了となる。

最後の2点はおまけだったが、とにかく複数得点を決めて、そして1トップの守屋がハットトリックと幸先の良いスタートを切れたのは間違いない。

次の2回戦も勝利を期待したい。



(21.12.29UP)






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